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そのままの自分でいい。人と比べなくていい。

アメリカの大学院に4年間留学していたのですが、その時に得た学びの財産はたくさんあります。英語や勉強、知識はもちろんのこと、何よりも自分の中で大きかったのは、価値観の変化。

日本の時にはまったく感じられなかったこと、それは「自分のままで良い。そのままの自分で良い。意見や考え方が違っていても、それぞれ違って良い。自分に自信を持つこと」。

日本にいると自然と身につく価値観。それは「みんなと同じ考え、意見を持つことが正解。違う意見を持っていたら、その考えは間違い。みんなが良いというものが良いもの。みんなが良いと言った人たちが良い人で、だめと言った人たちはだめな人。」みんなの意見によって、自分の価値観が決まり、それだけでは自分の価値さえも決まるということ。

全員がそうあてはまるわけではないですが、日本で生まれ育った人や、長く暮らしてきた人の多くがそのように感じているのではないでしょうか。私自身も、無意識に人と比べて「だめだな」と落ち込んでしまう時があります。韓国人でありながら日本生まれで日本でいる時間の方が長いので、韓国人要素もありつつ、ほとんど日本人のような感覚で生きています。みんな(大多数)が認めなければ良いものじゃないと感じたり、人との比べて落ち込んでしまうこともしばしば。

わかりやすい例でいうと、日本にいると、自分の見た目がきれいな訳でも、かわいい訳でもないという自覚をしてはいますが、人からそのように言われるとやっぱり傷ついてしまう。でもこれって実はめちゃくちゃ日本的な考え方なんです。みんなの物差しで測る。基準が人、つまり他人にあるということです。

アメリカに行った時にびっくりしたのが、日本ではまったく褒められることもなかった自分が”You’re beautiful!” “You look great!”と褒められたことです。初めはそんなお世辞を、と思ったりしていたのですが、本当に心からそのように言ってくれる人たちがいたのです。

それは、他の人と比べて自分がどうか、という訳ではなく、それぞれ違うけれども違った中の美しさがあるとお互いを認めて、どんどん褒め合うという文化でした。

もちろん見た目だけではなく、性格も、考え方や意見の違いについても、それぞれ異なっていて、たとえ意見がお互い一致しなかったとしても、相手を卑下したり責めたり、逆に人と比べて落ち込んだりするのではなく、それぞれ違うということをリスペクトする姿があったのです。

「自分は自分のままで良い。そのままで良い。自信を持って良い。誰かと比べる必要はないということ。」

日本に長くいるとまた人と比べる文化に呑まれ、ついつい落ち込んでしまうこともありますが、そこで染まらずに、自分を自分で認めてあげること。何よりも自分自身が自分を一番認めて、褒めてあげることが大切なのです。

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