飼い主さんと一緒に理由を見つける

私たちは

トレーニングでもしつけでもない
飼い主さんとじっくり向き合って
じっくりお話をお聞きするカウンセリングを
させていただいております。

お近くの方なら
直接伺ってお話をお聞きしますが
遠方の方はそうもいかないので
オンラインでお話をお聞きしています。

インターネットさえ繋ぐことができれば
顔を見ながらお話をお聞きすることができる
とても便利な世の中です。

今日は
訪問カウンセリングの
6回コースの最後の飼い主さんと。

散歩から帰ってきて
足を拭こうとした瞬間に

本気で噛まれ

合宿のような訓練に行ったり
トレーニングを受けたり・・・

本気で噛まれた傷は
体だけではなく
心にも深く残ってしまい

その後
なかなか思うように
コミュニケーションを
取ることができず

ご連絡をいただきました。

とにかく無理に
必要以上に関わろうとしないで
そっと様子を見ていきましょう。

そこからのスタート。

理由を知りたくて
近づきたい。

人間はそう思いますが

決して噛みたくて
噛んだわけではないけれど

本当の理由は
犬しかわからなくて

もどかしいけれど
私たち人間は
想像するしかありません。

まずは
リビングに作ってもらってある
大きなケージの中に

クレートを用意してもらいました。

落ち着いて眠ることができる
専用のスペースを作って
そこでまずはぐっすりと眠ること。

本当に手探りでしたが
それで少しずつ
落ち着いてくれたようでした。

吠えることは
悪いことではなく
犬たちの意思表示。

吠える頻度もその犬によって
違ってくるので

それもあまり気にしないように。

ご家族がピリピリしてしまうことで
犬もイライラしてしまう可能性があるので

とにかく一旦距離を空けてみて
そこから手探りでいい方法を
見つけてきました。

月に一度の訪問も
最後の月は1ヶ月あけて
伺ったのですが

お庭もその子仕様に
ウッドデッキも作ってもらい
雨が降っても無理に散歩に
行かなくてもいいように

しっかりと環境を整えて
お庭で走ったりした後は
自分専用のスペースで
しっかり眠る。

心配していたドッグホテルにも
預かってもらえるようになりました。

近づきすぎていた距離を
一旦あけてみて
遠くから観察してみることも大事

落ち着いて眠ることができる
環境を整えることも大事

犬たちを人間の思うように
動かそうとするだけではなく

犬の意思を尊重するということは
こういうこと。

回を重ねるごとに
飼い主さんからの
心配のLINEが減っていくのが

寂しくもあり
嬉しくもあり

の半年でした。

犬が繋いでくれた
飼い主さんとのご縁は
これからもずっと続けさせて
いただきます。

とても嬉しい気持ちが
心の中にいっぱいの
帰り道でした。

半年間
ありがとうございました。

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