今さら人には聞けないけどとっても知りたい投資とお金のはなし: 本の感想
お金の勉強、第二弾。大江英樹さんの「いまさら人には聞けないけどとっても知りたい投資とお金のはなし」の感想と学んだことをまとめます。
この本は、「お金」とのつき合いかたの基本をまとめてくれています。「ためる」「増やす」「備える」「使う」という4つの役割に分けて説明してくれています。
お金について興味が出てきたかたは、読んでみることをお勧めします。貯金、投資、保険の本質が分かります。
ちなみに第一弾は「池上彰のマンガでわかる経済学」です。一番下にリンクがありますので、そちらも読んでくださると嬉しいです。
ここからは、私が学んだことをまとめてみます。
1. お金は「使う」ためにある
本の構成では一番後ろに書かれていますが、「使う」から始めたいと思います。
お金は、現在から未来にわたって「生活のため、そして豊かに暮らすため」に必要なものです。お金を「使う」とは「生活に必要なモノとお金を交換する」ことだと思います。ここでのモノは、実際の物のほかにサービスを含みます。使い道はさまざまで、本では寄付も一つの使い方として紹介しています。
今働ける人たちも、いつか働くことができなくなります。でも生活をするためにモノは必要。未来でお金を使うために、お金を「貯める」「ふやす」必要があります。また、事故等で急に働けなくなったときに、お金を使えるように、「備える」必要があります。
2. 「ためる」「備える」
「ためる」「備える」について簡単にまとめます。
将来、お金が必要になったときのために金をためておく必要があります。
現金はインフレの影響(物価が上がり、100円で買えていた物が1000円になることです)を受けるので、タンス預金はお勧めされていないです。驚きだったのは、銀行にお金を貸す預金。預金も同じくインフレの影響を受けると思っていました。本では、物価が上昇すると預金の金利も上がる傾向にあるので、インフレの影響は少なく、過度に心配しなくていいと書かれています。
事故等で急にお金を得ることができなくなってしまったときに備えるのが、保険の役割です。医療保険、車両保険のほかに、年金も保険になります。高齢になって働けなくなったときに備えて年金があります。
4. 「増やす」、投資について
大きくページを割いて投資について説明してくれます。株や投資信託の種類や基本姿勢を教えてくれますが、どの銘柄を買えばいいといった具体的な話は出てきません。
投資とは、私たちが企業にお金をだすことで企業が成長することです。そして企業が得た利益は分配されます。短期の利益をねらって株を売り買いすることは、ギャンブルになります。
また株価が上昇し利益がでる確率を50%とします。あわせて手数料の分も利益がでないといけないので、儲かる確率は50%以下になります。投資はリスクがあるものなんですね。
手数料が高いものに良いものはないそうなので、安いものを選んだほうが良いみたいです。
投資のみならず、全てに言えることですが、以下のことを勧めてくれています。
もし損を出してしまっていても、上記のことを守っていれば、悔しいけれど納得できそうです。
5. おわりに
いかがだったでしょうか?とても面白い本だったので、長くなってしまいました。お金とは何か、そして使い方を知り、投資の方針が見えてきました。
次は投資の制度について書こうかなと思います。
池上彰さんの本の感想はこちらです。
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