見出し画像

掴めない距離感

踏み込みすぎてもだめ。壁がありすぎてもだめ。「距離感」って難しい。

今日、カメラマンであり、人生の先輩でもある、お兄ちゃんに大事にしていることを聞いたら、「距離感」と言われました。

距離感。

本当に難しい。私が家に帰って、反省会をする要因にもなり得る距離感。

ああ〜、今日は調子に乗って馴れ馴れしくしすぎた!とか。
もっと踏み込めばよかった、、、とか。

割と年上とは仲良くやっていけることが多いのですが、その際に大事にしていることは2つ。

①「ベースは敬語」を外さない。

1〜2歳差で、敬語を使われるのは嫌だ!という年上の方もいるかもしれませんが、私は自分が敬語を外しても大丈夫だと思えるまでは絶対外しません。その「大丈夫」の基準は「尊敬」です。

「タメでいいよ」と言われても、その人のことをまだあんまり知らなくて、「尊敬」の気持ちがなくなりそうな時は絶対に敬語を外しません。私にとって、やっぱり年上は尊敬すべき存在だから、出会った途端タメ語にしてしまうと、その対象から外れてしまい、「やりすぎた馴れ馴れし感」になることがあります。

例えば、「それは言っちゃダメでしょう」といういじりとか、「バカにしてるの?」という冗談。

いくら「タメでいい」からって、年下が年上にしてはいけないラインってありますよね。そのラインって、人によって全然違います。だから、そのラインがつかめるまでは、「敬語」を保つことで自分を牽制するように無意識でしています。

でも、ずっと「敬語」だと堅苦しすぎる。そこで、「相槌」にちょっとずつタメを混ぜ込んでいくようにしています。

「あー!そうそう!そうです!」とか、「え!めっちゃわかります!」とか。

あえて「とても」より「めっちゃ」を使ったり、「そうそう」「うんうん」「〜さんは?」という聞き方をしたり。

でも、ベースは敬語。8割敬語。

あ、でも、仕事関係の人は10割、敬語です。ちゃんと。

②絶対否定しない

これは、逆に、「仕事関係以外で」ですが、否定は絶対しないようにしています。

その理由は単純で、私より長く生きていて、その分色々経験しているから。
私が今「A」と思った。けど、私より5歳年上の人は「B」と思った。
「あ、意見が違うから、ちゃんと意見を言おう。→否定 」が、100%間違っているとは言わないけれど、年上の人はかつては「A」と思っていたけど、何周も回って「B」という意見に落ち着いた、ということが結構あります。

年上の人と話してて一番感じるのは、
「あ、この人、私と同じことで悩んでいるけど、一周既に回った後の悩みだ」ということ。

だから、私は絶対否定しないようにしています。年上がいつでも正しいわけではないけれど、私より考えた上で、その意見に落ち着いてることがよくあるから。同じ悩みでも意見でも、厚みが違うな、ってよく思ってます。

仕事関係では、結構自分の意見を言ってしまうことが多いです。「感性」の差の時も多いし、言わないとお互いのためにならないことが多いから。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

と、ここまで、年上との付き合い方について、私が意識していることを書いたのですが、私、年下との付き合いが本当に苦手なんですよね。

今は年上と接することの方が多いので、慣れていないというのもありますが、昔から苦手意識があります。そこで、冒頭のお兄様に聞いてみました。

彼の「距離感」で意識していることは「敬語とタメ口」「自分のことからさらけ出す」「個人情報には踏み込まない」だそうです。

カメラマンさんにとって、「いかに初対面で警戒心と緊張感を取り払って、自然な状態でいてもらうか」って結構重要だと思うし、被写体側でも大事ですよね。

①敬語とタメ口

「対等な立場でやり取りをする」という観点において、「タメ口にする」というのは、一番手っ取り早い方法です。言葉における上下関係がなくなるから。

でも、私みたいに、「年上には敬語じゃないと気持ち悪い」っていう人もいますよね。彼は自分が年上になることが多いので、相手が自分に対して「タメ口でいいか」ちゃんと聞くそうです。

あと、タメ口になると敬語より「会話量が増える」と思います。リアクション取りやすいし!

②自分のことからさらけ出す

初対面の人、しかも年上に、「何歳なの?」「普段何してるの?」「どんなことが好きなの?」「アーティスト誰が好き?」って聞かれまくったら怖いし萎縮してしまう。

そんな時は、まず自分のことから話す。そうすると、相手のガードが緩んで、勝手に「私は〜〜〜です」って話してくれるようになります。

心理学の「自己開示の返報性」という原理。

ちょっと話は逸れますが、私はこの原理を、「話したいことがあるけど言い出せない」みたいな相手に使うことが多いです。

悩み事とか、ちょっと重めの話ってなかなかしにくいですよね。そんな時に、「私最近こうなんだよね。」って話すと、相手も「私も最近こうで〜〜〜〜」って勝手に話してくれる。

そういう時って、「聞かれたから話す」という義務性ではなくて、「話したかったから話す」という自主性になるから、相手の話したいことをちゃんと聞けるなって思います。

③個人情報は聞かない

あの人とめっちゃ仲良いけど、そういえば「どこに住んでる」とか「何人兄弟」とか知らないなあってことありませんか。

それが心地よい距離感だなあって結構思います。

昔流行ったプロフィール帳に書くようなことは知らないけど、めっちゃ仲良い。みたいな。あえては聞いてないけど、話していくうちにちょっとずつ埋まってきた。みたいな。

だから、あえて聞くのは逆に距離感詰めすぎて警戒するし、話も弾まないし。
特に、年下に対しては、この意識大事だなあって思います。

プロフィール帳埋めるより、会話。
私はプロフィール帳埋めるの大好き人間なので(聞いても覚えてないこと多いけど)聞きがちだけど、これから気をつける〜〜〜〜〜〜。


この3つって、割と初対面だったら、年下年上関係なく大事なことだなあって思う。特に年下では、「敬語」という壁取っ払って近づけて、「自分のこと」話して親しみ持ってもらうけど、「個人情報」というテリトリーはちゃんと守るって、大事なことだなあと思った。だから、彼は慕われてるわけなんですけれども。

私、年下に対しては、なぜか「尋問おばさん」になってしまうので、気をつけよって思った。多分私は今のところ「自分中心」なんだろうな。会話が。

と、ここまで書いたら、そのお兄様が素晴らしきnoteを書いて送ってくれたので、最後に貼り付ける。私の拙いここまでの文を、超まとめてくれてるので、むしろこれだけ読んでください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

多分、人って案外脆くできている。

ちょっとしたことで簡単に壊れてしまう。
大人も子供も男も女も関係ない。
毎日、自分を守る為に迷って悩んで足掻いてる。

触れたら消えてしまうシャボン玉のように
居場所を求めてフワフワとただよっている。

だからなのかな。
人との繋がりを感じるとなんだかホッとする。
脆いからこそお互い支え合って生きている。
そんな気がする。

でも距離感を考えないと、せっかくの
繋がりも逆効果になってしまう。
ここでいう距離感はなんとも曖昧で
「距離」って書いておきながら、
どれくらい離れてるのか具体的にわからない。

初対面の人となると尚更で、
言うなればお互いに腹の探り合いである。
少しずつ手札のカードを出しながら、
正解を探しているような感覚。

特に言葉には気をつけなければいけない。
言葉は距離感を縮めてくれる事もあれば、
逆に遠ざけてしまう可能性もある。

初対面の人に対して、親しい友人のように
馴れ馴れしい態度はとらないし、話し方も
タメ口ではなく敬語になるのが当たり前。

でも敢えてタメ口で話すことで距離感を
グッと縮めることも出来ると思う。
実際、敬語での会話は不快感こそないが、
心の壁を感じてしまう。当然である。
その人自身の言葉ではないからだ。
使い慣れてない人だと変な緊張感すら感じる。

普通は長い時間をかけて、徐々に
敬語からタメ口に変わっていく所を
とっぱらってしまうことで距離感を縮める。
ショートカットみたいなものだ。

緊張すると何を話していいかわからなくなる。
会話がないことにソワソワしてしまう。
「何か喋らなきゃ」
「つまらないと思われてしまう」
思考が追いつかず、焦って口が先に
動いてしまい、今日の天気の話なんて
してる人もいるのではないか?

もしくは焦って相手を質問責めしてしまう
人も少なからずいると思う。
喋りたがり、目立ちたがりの人は別だが
基本的に人は初対面の人に、自分の話を
したがらない。どういう人かわからないからだ。

そんな時は聞きたい質問の答えを先に
伝えてしまえばいい。

「自分は休みの日に映画をひたすら観るのが
好きなんですよ。この前も1日に6本も
観ちゃって、気づいたら夜になってました!
〇〇さんは休みの日とか何してます?」

自分を知ってもらうこともできるし、
そのまま相手に違和感なく質問ができる。

相手の立場になって考えてみれば、
そんなに難しいことではないと思うが
案外出来ていない人が多い。

何気ない会話や言葉遣いこそ、
大切にする必要がある。
人は案外脆くできている。
ちょっとしたことで簡単に壊れてしまう。

繋がりは大切だが、距離感に気をつけないと
シャボン玉のように割れてしまうかもしれない。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

おしまいっ!

#note #毎日投稿 #毎日note #毎日更新 #距離感 #心理学 #人との付き合い方 #詩



「❤️スキ」とても励みになります!!ありがたみっ!! 頑張れ〜〜〜〜って思ったらサポートもお願いします☆☆