立ち読み歴15年の私が教える「立ち読みの基本〜テクニック編〜」
みなさん、立ち読みはしますか?
私の立ち読み歴はかれこれ15年くらいになります。大学の頃は、コンビニに週刊誌が納品される夜中の24時に、足を運んでいる時期もありました。
海軍の金曜日はカレーというのは有名な話ですが、私にとっては各週刊誌の発売日がそのような感覚です。
月曜日 週の始まりを感じる、ジャンプ
水曜日 お、やっと折り返し、マガジン、サンデー
木曜日 あともう一踏ん張り、ヤングジャンプ
このサイクルを毎週繰り返しています。私が追っている4雑誌で比較的レアなのがサンデーなので、仕入れてくれるコンビニを行きつけと定め、毎週通ってます。
今回は、私が今まで15年間かけて得た立ち読みの知識を皆さんにお伝えできればと思います。
1つの記事では全てを紹介出来ないので、テクニック編とモチベーション編の2日間に分けて、お伝えします。
本日は、テクニック編ということで、立ち読みにおける基本戦術をご紹介いたします。
早速ですが、立ち読みをする人の年齢層は30代〜50.60代の仕事帰りのおじさんが多いです。
そのため、毎週通っていたら、駆け引きが必要になるシーンがあります。ただ、立ち読みの駆け引きは思っている以上に複雑です。
これを私は、立ち読みの心理ゲーム、と読んでいます。
おそらく、コンビニの中で起きる最大の心理戦です。
そもそも、立ち読みにおいて1番タブーとされているのは、立ち読みをしている人の順番待ちを露骨にすることです。これは、大変失礼な行為に当たります。
また、相手が読んでいる雑誌を自分も読みたいことを察知されてはいけません。舐められたり、嫌がらせをされます。
例えば、木曜日はヤングジャンプの発売日です。そのため、当然お目当てはヤングジャンプです。しかし、たくさんのおじさんが立ち読みしており、現状、一冊もない状態です。
この時の正しい振る舞いは、「私のお目当てはあくまで、前日に発売されたマガジンですよ」という空気を出して颯爽とマガジンを手に取る、になります。
※このテクニックは、クールウェイティング(静かなる待ち人)と呼ばれ、立ち読みにおける基本中の基本の戦術です。
しかし、マガジンは前日に読んでいるので、読んでいるフリをしながら、横目でヤングジャンプの在庫がないかをしっかり確認します。
※このテクニックは、レフトライトアイズ(巡回する眼差し)と呼ばれる、盗み見戦術です。中〜上級者向けでクールウェイティングとの連続技です。
この時に、間違ってもしゃがんで探したりしてはいけません。舐められます。
※この行為は、プア(卑しい探究者)と呼ばれ、蔑まれる行為です。おばさんとかがよくします。
レフトライトアイズをしても見つからない場合は、マガジンを読むフリをしてやり過ごし、おじさんが読み終わったら、すぐに奪い取ります。ここはスピード勝負です。
※このテクニックは、go to(強盗)と呼ばれ、フィニッシュを決める時に使う必殺技です。勢いは大切ですが、雑誌を傷つけないように注意が必要です。
と、まあこれが一連の流れと基本戦術になります。
中には、順番を待っていることに気づくと、読むスピードをわざと遅くするおじさんや、興味のないページを永遠と読むおじさんがいるので注意です。
本来、このような行為はディレイリーディング(遅延的立ち読み)といって、禁止されているのですが、あまり規制していないコンビニが多いのが現状です。
いかがでしょうか。少し長くなりましたが、ここまでが立ち読みを行う際の基本の「き」になります。
明日は、モチベーション編をお送りします。皆さんの立ち読みライフが少しでも良いものになることを、願ってやみません。
以上です。また明日。
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