役割の件
1人の人間を縦に見ると赤ちゃんから、おじいちゃん、おばあちゃんになるまでの過程で、
年齢や身体機能、精神成熟のなどの変化はあるものの、「個人」という観点からは大きな変化はないように思います。
しかし、人間を横に見てみると、本当に様々な人がいて
人間って本当に個性が強いなぁと思いつつ、
本当に人によって活躍できるフィールドが異なるように思います。
具体的には
・リーダーシップがある人
・明るく場を盛り上げる人
・場を和まそうとボケ続ける人
・そのボケに対して突っ込む人
・いつもニコニコしてる人
などなどです。
この役割は、何となく「個人」として見ると、みんな共通の認識を示し、何となくその人に求めることは同じように思います。
「〇〇らしくない」っていう言葉が正にそれを表してると思ってます。
その人個人が求められている状態と、現在のその人個人の状態が異なっていたら、「どうしたの?〇〇らしくないじゃん。何かあった?」みたいな声かけが生まれます。
それはその人に対して、「この人はこういう人だ」というフィルターをかけて見てしまっているからではないでしょうか?
このようにして、人は自分とは違う人に対して、一定の役割を果たすように求めているのかもしれません。
自他共に自らが果たすべき役割を認識して、実行できていれば問題はないのかなと思うのですが、
僕はこの自分に求められる役割がわかりません。
「隣の芝生は青く見える」という言葉がありますが
僕自身他人の役割や長所は割と見える方だと
自負しているのですが
自分のことだけは全くわかりません。
集団でいる時も僕は
ガンガン喋って場を盛り上げる訳でもなく
常時いじられキャラになる訳でもなく
場を和ませる機転が効くわけでもなく
ボケ続けて楽しませるわけでもありません。
時たま遊びに誘われることはあるのですが
どうして自分を必要としてくれるのだろう。
とふとした時に考えます。
自分は集団や、人のために何ができているのか。
何を求められているのか。
自分はここにいていいのかなと考えてしまうことがあります。
1人でいる時は他の人を気にせず、自分が好きなようにすればいいとは思いますが、
集団だと、必ずしも自分の好きなようにやればいいというのではなく、
何かしら役割を求められたり、
周囲を考えて動いて、それに応えることも
必要になってくると思います。
自分に求められている役割は何か
その答えはきっと他者との関わりの中で
自分で見つけなきゃいけないことだと思います。
それでも僕はまだその答えを
見つけることができていません。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?