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「オカン」にとって「DX」とは「デラックス」を意味するだけなのか

先日、「日本経済新聞の『会社人事』の欄に女性の名前が少ない」という記事を書きました。

その際、「会社人事」にある女性の名前に色をつけるという作業をしたのですが、作業中、ある単語がたくさん目に入ってきました。

「DX」

そう、「DX」とは「デラックス」と読み、サイズ感の大きいもののことです。

ということではない!ということくらい、自称「くすぶりオカン」にも分かります。笑

そう、「DX」とは、「デジタルトランスフォーメーション」のことですね。(ドヤっ!)

でも、それが、実のところ何を意味するのかは、オカンである私には、まだボヤッとしています。

会社員を辞めた約6年前。それまで仕事用に「持たされて」いたスマホに、仕事以外に使える様々な「アプリ」があることに感動を覚えました。「私もアプリ作れるようになりたい!」と、思いつきで職業訓練校に通うことに。(「思いつき」で通うところではないことを後で痛感。)

訓練校に入学してから、まず、ひとくちに「スマホ」と言っても、アンドロイドとiPhoneではアプリを作るためのコンピュータ言語が違うということを知りました。その後勉強するにつれ、あんなに便利なスマホのアプリを作る作業がこれほどまでに不便なのかと絶望するのですが、6ヶ月間、ウェブサイト、ウェブアプリ、スマホアプリの作り方を勉強しました。

それまでまったく縁のなかったプログラミングの世界。毎日6時間、HTML/CSS、JavaScript、Java、PHP、MySQL、AndroidJava... 理解が追いつかず頭が痛くなる毎日でしたが、なんとか終了し、その後IT企業で3年間テスターのパートとして就職。

職業訓練校ではダントツ最年長の40代。プログラマーやエンジニアになるにはスタートが遅すぎました。パート先で開発も少しだけさせてもらいましたが、案の定、挫折。とはいえ、いろいろなツールに触れたり、これから働き方って変わっていくんだろうな〜、という実感がありました。

そして先日。件の「日経・会社人事」を見て、大企業では、どこもかしこも「DX推進」「デジタル化」の専門部署を立ち上げていることに気付きました。

そして、女性の「活躍」も遅れている実情があることにも気付きました。

「じゃあ、『女性』が『DX』やったらええんとちゃう?」と。

既に国会でもその必要性は議論されているようですが、社会の末端の末端にいる私のような「オカン」は「デジタル化の波」はなかなか届かないようで。

一方、大企業のエリートサラリーマンの皆々様はその波にのまれているそうで。

政府の掲げる「デジタル田園都市」という牧歌的なイメージと現実の乖離に、途方にくれてしまいます。

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https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digital_denen/dai2/siryou1-1.pdf

そんなオカンに、先日、思いがけない仕事が舞い込みます。IT系の翻訳作業です。

「クラウド」に関するものでした。知れば知るほど、面白くなりました。

「ちょっと、これ、『オカンのDX』にええんとちゃうん?」

おそらく、「DX」「デジタル化推進」という言葉自体は、数年後、「そんなふうに言ってた時代もあったなぁ〜」という程度で終わると思います。今までにそういった「トレンドワード」だけがあり、実情何も進まなかったように。

とはいえ、一方で、FAXがメールに、固定電話が携帯に、ガラケーがスマホに変わってきた現実があるのも事実。数年〜数十年かけて、システムの「クラウド化」は進むと思います。その過渡期に必要なのが「クラウド」に詳しい人。

これからますます「活躍」が期待される「女性」であるオカンが、「クラウド」に強くなるのは面白いんじゃないか。

と、妄想しています。

漠然とした話ですし、誰に話しても「はぁ?なんのことですか?」と言われるのがオチとは思うのですが、妄想を妄想にとどめているのはもったいないので、「オカン、クラウドやってみた」経験を綴っていければと思います。

おそらく超スローペースになると思いますが。

今日は自分の決意表明というか、言わんとやらんかな、と思い、書いてみました。

「オカンにとって、DXは、もう、アリナミンだけやない。」

胸を張ってそう言える日が来ますように。

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