中村 和夫|コピーライター

雑誌記者、編プロ、TSUTAYAメルマガ編集長を経てコピーライターに。紙とウェブ両メディ… もっとみる

中村 和夫|コピーライター

雑誌記者、編プロ、TSUTAYAメルマガ編集長を経てコピーライターに。紙とウェブ両メディアで得た情報編集領域は省庁や企業のコピーワーク、SNSコンサル、美・工芸大特講などコミュニケーション全般に。賞歴グッドデザイン賞。https://www.kazuo-nakamura.com/

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  • コピーレビュー

    キャッチコピー、タグライン、スローガン、ボディコピー、リードコピーなど、気になるコピーや秀逸で印象的な表現手法を、長年企業案件を中心に活動してきたコピーライターが、わかりやすく解説していきます。TVCM、ラジオCM、新聞広告、雑誌広告、コーポレートサイト広告、ウェブサイトのバナー、SNS、ソーシャルメディア、オウンドメディアなど、取り上げる媒体はジャンルレスです。

  • その他

    「コピー基礎」「コピーレビュー」「案件事例」「仕事術」「コトバ」という既存カテゴリではハマりきらない、さまざまな有益な知識、体験、小ネタなどを、共有していきます。コピーワーク、コンセプトワーク、編集、メディアマナーを中心に、もちろん題材はコピーライティングやコトバが中心。食べ物、旅行、映画鑑賞など、コピーライティングの知識とは関係のない無益なリア充ネタは一切排除、というか無縁なため、ご安心のほどを。

  • 仕事術

    コピーライティング、コンセプトワーク、ブラッシュアップ、リファイン、校正、修正を中心に、提案・プレゼン・オリエンなどで提出してきたドキュメント体裁やアプローチ方法を開陳。さらには、ドキュメント、ファイル、ブックマーク、チャット、コミュニケーションといった各種ツールから、概算見積算出の考え方や名刺管理のワザまで、編集やコピーライティングの仕事をとおして行き着いた、ビジネスハック的な仕事術を、公開していきます。

  • コピー基礎

    コピーライティングに関するマナー、作法、パターン、書き方、作り方、考え方、アプローチ方法など、コピーやライティングのために知っておきたい大切な基礎知識を、長年企業案件を中心に活動してきたコピーライターが、惜しげもなく公開していきます。

  • 案件事例

    コーポレートサイト、スペシャルコンテンツ、サービスサイト、商品サイト、ランディングページ(LP)、メルマガ運用、動画CM、ナレーション、新聞広告、書籍編集、冊子編集、雑誌記事、芥川賞・直木賞作家、著名人、映画監督、アーティスト、文化人へのインタビューやアポイント方法など、これまで携わったさまざまな案件の舞台裏を、こっそり明かしていきます。

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コピーライターになるには何が必要か

~ 各種媒体での編集経験を持つコピーライターの存在価値 ~ No.023|F.その他|F-001| 一般的なコピーライターへの道とは コピーライターになるには、養成講座や専門学校、広告代理店や制作会社のコピーライティング職、稀ながら先人コピーライターの弟子入りなどがありそうですが、いずれの出自でもない、一応コピーライターを称する当方、どんな経路やスキルを体得してコピーライターになったのか、回想してみます。 【回想】コピーライター|中村和夫の経歴 【1】社会人以前|1

    • 2023年新年1月の企業広告コピー

      ~ 年初に各企業が打ち出すメッセージ ~ No.024|B.コピーレビュー|B-007 2023年1月出稿の企業コピー 2020年、2021年、2022年、そして本年2023年といつのまにか今回で4回目となる企業広告コピーのレビュー。本稿公開が1末となってしまいちょっと遅ればせながらで恐縮なのですが、2023年年初の新聞に出稿された企業広告コピーの中から、印象に残るコピーを当方独自(独断的)に因数分解してみます。 ▼年明けの企業広告コピーを因数分解 因数分解のやり方

      • 【ブログ運用管理】元メルマガ編集長の管理術を大公開

        ~ 進捗、バックアップ、アナリティクス設定などを管理する ~ No.022|E.仕事術|E-004| ブログの運用どうしてる? 企業から個人までがオウンドメディアを持つ今。世界中のネットでは日々膨大な数のブログが更新されています。その運用は企業ならチームで担うでしょうが、個人ではどう管理すべきか。アナログ的紙媒体編集やデジタル的メルマガ編集長経験のある当方、恥を承知で自身のブログ運用方法を公開します。 【1】ブログの運用管理表を公開 運用管理表を公開する前に 以下本

        • 【要注意】キャッチコピーに使ってはいけないNGワード

          ~ メディア・広告・SNSのガイドラインにも役立つ表現の心得 ~ No.021|A.コピー基礎|A-004| キャッチコピーのNGワード コピーライティングには使ってはいけない言葉や表現、いわゆるNGワードがあります。差別的、非道徳的、反社的、虚偽的な類は常識ですが、昨今コンプラ意識も高まっているので、あらためて「基本編」を、本題としてはできるだけ避けるNGワードというか心得的な「本質編」を、それぞれ取り上げます。 キャッチコピーに使わないNGワード <基本編> ~

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          【参院選2022】各党のキャッチコピーを比較

          ~ 元編集者・現コピーライターが読んだ政党のキャッチコピー ~ No.020|B.コピーレビュー|B-006| 参議院選挙スタート 2022年7月10日に投開票される第26回参議院議員通常選挙(以下参院選)。選挙時は各党キャッチコピーをレビューするのが通例の小欄。突如、安倍晋三元首相が凶弾に倒れるという暴挙が発生したなかで行われる選挙に際して各党のキャッチコピーに触れ、言論の自由という重みを感じざるを得ません。 ~ この度の訃報に接し心から哀悼の意を表すとともに、小欄を

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          ブランディングとコピーライティングの密接な関係

          ~ なぜブランディングにはコピーライティングが必要なのか ~ No.019|D.案件事例|D-004 ブランディングが重要な理由 ブランディングが重要なのは言うまでもありません。企業・商品・サービス・タレント・スポーツの分野から、店舗・物販・就職・SNSなど個人レベルにいたるまで、いずれも当てはまることでしょう。どんな分野であっても「他者との差別化」は不可欠であり、そのために行うのがブランディングです。 【1】ブランドについて ブランドとは まずはじめに、ブランドの

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          コミュニケーションとコピーライティングに求められること

          ~ アカデミー賞受賞作Ⓡ『Coda コーダ あいのうた』で痛感した伝えることの尊さ ~ No.018|C.コトバ|C-004 今、コミュニケーションは足りているか 日常生活から国際社会まで暗いニュースばかりの世の中。そんなニュースに触れるたび、それってコミュニケーション不足のせいなんじゃね? と、いつもモヤモヤさせられます。今のご時世だからこそ、コミュニケーションの視点に立って、あらためてコピーライティングについて見つめ直してみます。 【1】コピーライティングとコミュ

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          【企業担当者向け】フリーランスの価格設定は発注時の決め手

          ~ 見積書の作業単価/人日単価で見極める本当の適正価格 ~ No.017|E.仕事術|E-003 フリーランスは価格を自ら決める 個人事業主、自営業者、フリーランスを生業にする以上、見積計算は必須事項でしょう。見積を出すということ、それは、価格、料金、金額を自ら決めることでもあります。当然ですけど、その金額は相手から納得されなければなりません。見積書を例に、当方の価格設定の基本的な考え方をまとめました。 【1】見積書の価格設定 ※数ある業界のなかでもちょっと特殊なコピ

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          2022年新年の広告コピーレビュー

          ~ 元日広告のキャッチコピーは企業の決意表明 ~ No.016|B.コピーレビュー|B-005 企業の決意が表われる元日の広告 新商品の発売、新サービスのスタート、社名やロゴの改編、組織変更、創業記念などのトピックに合わせて出稿される企業広告。新年の季節も多くの企業が広告に予算を投じて媒体を彩ります。その年の企業の決意や意気込みが表われやすい新年の広告では、普段とは一味違うキャッチコピーに出逢えます。 2022年元日の企業広告 企業広告のキャッチコピーに注目 20

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          コピーライターが大切にしていること

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          キャッチコピーでよく使う言葉

          ~ iPhoneのキャッチコピーから学ぶ広告の言葉とトンマナ ~ No.014|C.コトバ|C-003 最近のキャッチーコピー事情 ※ひとまず本稿におけるキャッチコピーとは、タイトル、リード(導入文や要旨)、見出しなどの簡潔なコピーを指すものとし、本文、説明文、注意書き、スペックといった文章は含めないものとします。 売れる! 稼げる! バズる! モテる! そんなウリ文句とともにキャッチコピーが語られることは、決して少なくありません。個人商取引や小規模店ECサイト、情報

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          衆院選 各党のキャッチコピー

          ~ コピーライターが分析する政党の深層心理 ~ No.013|B.コピーレビュー|B-004 2021年衆院選が実施 4年ぶりの衆院選 2021年10月19日(火)公示、同31日(日)投票という日程で行われる、第49回衆議院議員総選挙(衆院選)。前回の衆院選が2017年10月ですから、今回の選挙は4年ぶりの衆院選となります。 選挙といえばマニフェスト 選挙といえば、支持政党だ、政策だ、保守だ、改革だなんてワードが飛び交いそうですが、最近ではマニフェストなんて言葉も

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          コピーライティングの基本事項10個

          ~ コピー、ライティング、文章、表記のポイント(おもにウェブ用) ~ No.012|A.コピー基礎|A-003 マネタイズとしてのコピーライティング タイトル、見出し、リンク文言、ハッシュタグとネットに書かれる、というか打たれる膨大なテキスト。アフィリエイト、通販サイト、YouTubeなどでマネタイズを求めるコンテンツ発信者にとって習得したいのが、キャッチコピーをはじめとするコピーライティングのテクニックなのかもしれません。 小欄にたどり着いた方も、コピーや文章を書く

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          コピーライターが実践する言葉の磨き方

          ~ コピーライターの日常に見る「言葉にできる」スキルアップ ~ No.011|E.仕事術|E-002 「言葉にできる」スキルが今、求められている 最近、世間的にも案件的にも、言語化や文章力といったいわゆる「言葉にできる」スキルが求められているような空気感をひしひしと感じます、勝手ながら、ありがたいことに、お陰様で(謎)。 書店でも、「言葉にできる」と武器になったり、人生が変わったり、望みが叶ったりとスバラシイ恩恵が得られるとする書籍を目にする機会も増えてきていて、「言

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          一番かんたんな企業理念の書き方

          ~ CIの根幹となる企業理念のフォーマット ~ No.0010|D.案件事例|D-002 着実に変化するニューノーマルな社会 直近の小欄、コロナ禍の話題から触れていくパターンが増え、本稿もまたアレなので嘆息モノなのですが、まだまだ気を抜けない状況が続いています。 時短営業を強いられる飲食業界では、持ち帰り対応やUber Eatsのような宅配サービスなど、ウィズコロナを生き抜くニューノーマルな取り組みで難局を乗り切る努力を続けながらも、アフターコロナを見すえた新しいマー

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          2021年元日に掲載された広告コピーのレビュー

          ~ 新年の新聞広告から見えてくる広告コピーのトレンド ~ No.009|B.コピーレビュー|B-003 新年の広告コピーも「ネクストノーマル」 新年度に向けて遅ればせながら、2021年1月1日。例年であれば、明るく華やかなトーンの広告コピーが並ぶ年始の新聞紙上ですが、2021年の新年は、やはりというべきか、コロナ禍が意識された広告コピーが目立ちました。 1都3県ながら、年明け早々の1月7日には緊急事態宣言(期間は同月8日から翌月7日まで)が発令されるなど、新型コロナウ

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