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幼かったから飲酒をしていた

さっぱりお酒を飲みたいと思いません。

以前は毎晩飲んでいたお酒を、ある時期から一切飲まなくなりました。
昔を知っている人からすると、禁酒をした、と捉えられるかも知れません。

「禁酒」という響きには、飲みたいけど我慢して飲まないというニュアンスがあります。
実際に禁酒をしている人のお話を聞くと、多かれ少なかれ、我慢や心の痛みを伴うようです。
しかし、私の場合はそうではありません。

全く飲みたくないのです。

お歳暮などでお酒を頂いて思わず口をついて出たのは、「困ったなあ、どうしよう?」
というものでした。
私がたくさん飲んでいた時期を知る妻は、
「本当に全く飲みたくならないの?」
と不思議そうに聞きました。
「前にあれだけ飲んであたのは何だったの?」

その問いで考えてみて、気付きました。
中学生の頃、盗んだバイクで走り出したり、夜の校舎の窓ガラスを壊して周ったりした過去。
いや、私はそこまではしませんでしたが…。
親や先生に生意気な態度を取ったり、教室の壁を殴ったり、髪を染めたりはしました。
程度の違いこそあれ、多くの人には覚えがあるのではないでしょうか。
恥ずかしい過去です。
でも、当時はそれがしたかったのです。
(黒歴史)とも呼べます。

以前の私は幼かった。
お酒を飲みたい気持ち、という物はわかります。
しかし、今は全く飲みたくありません。

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