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№5279:「カスタマーサクセス」より「カスタマーハッピー」
本記事は毎週月曜日に配信している有料メルマガ「思考変容のスイッチ」の一部を加筆修正したものです(原形をとどめていない場合あり)。
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こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。
本日は都合により「有料メルマガ」ではなく「無料メルマガ」に記したことを加筆修正します。
当たり前ですが、社会に出て働いている人がやっているのは「ビジネス」です。
「ビジネス」というのはお客さんに「価値」を提供し、それに見合った対価(お金)をいただくものです。
「ビジネス」はボランティアではありません。
はたまたサービス提供側が一方的に尽くすものでもありません。
「価値」と「対価」は対等の関係性です。
※正確には「価値」が勝るが、それは置いておくとして。
では「価値」とは何か?
商品やサービス・・ではありません。
「価値」とは「メンバーの成功」です。
これを「カスタマーサクセス」と言ったりしますが、私が言っているのは
小難しい理論ではなくシンプルに「メンバーの望みを叶えること」です。
そして「メンバーのより良い未来であり、より良い人生に貢献すること」
です。
なので「カスタマーサクセス」よりも「カスタマーハッピー」の方が合っているかもしれません。
いずれにせよ、それ以外にやることはありません。
フィットネス業界各企業の業績が振るわないのは「カスタマーハッピー」とう観点がないからです。
お客さんのことなどまったく考えていません。
考えているのは売上のこと、利益のこと、会員数のことだけでしょう。
超重要なポイントは「カスタマーハッピーが機能しているから月会費制システムが成立する」ということです。
私の印象だと、このことが理解できている経営者は10人もいないのではないかと思います。
「月会費制システム」というのは「毎月、決まった日に引き落としがかかる」というものではありません。
※もちろん制度はそうですが。
「月会費制システムをやる」ということは「ストック型ビジネスをやる」ということです。
当たり前ですが、「ストック」とは「滞留する」という意味です。
つまり「定着」です。
メンバーが「定着する(ストックされる)」から、継続的に課金をするという「月会費制システム」が機能するのです。
ところが、既存のフィットネスクラブで真剣に「定着」に取り組んでいるクラブは僅かしかないはずです。
したがって、メンバーが「ストック」されません。
そのため新コロ戦禍のようなことがあると一気にメンバーが流れ出ていってしまいます。
こうなるとやっていることの実態は「フロー型ビジネス」です。
これからのビジネスは「お客さん」という「人」にフォーカスしていかないと厳しくなります。
「ビジネスはお客さんの幸せのためにある」ということを今一度考え直すべきだと思います。
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