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さっさと独立することを考えよう!

こんにちは。遠藤です。4761回目のブログです。
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さて、菅首相の指示を受けて河野行政改革規制改革相が立ち上げた「行政改革目安箱(縦割り110番)」ですが、予想を超える4000通ものメールが寄せられたため意見募集を中断しました。

官僚の数から考えて、この4000通というのが多いのか少ないのかは微妙なところですが、不満が噴き出していることには変わりありません。

この「縦割り110番」というのを日本のカイシャでやったらどうなるか。

おそらく天文学的な数のクレームが届くはずです。

「知らぬは経営者だけ」なのです。

が、当然ながらそれはできません。

何故なら「必ずバレるから」です。

経営者は「何でも言って欲しい」といいつつも、本心では「いいことを言って欲しい」と思っています。

そんなところに不満をぶつければたちまち不機嫌になるに決まっています。
※本人は提案と思っていても、経営者は不満分子としか思わない。

だから私のような「第三者機関」に本音が届きます。

私は各社の幹部より、各者の実態を知っているかもしれません。

私が考える日本のカイシャの根本的な問題点は以下の5つです。

①「組織が階層型になっている」
わかりやすいのが、社長、副社長、本部長、部長、課長、主任、一般職みたいなものです。「伝言ゲーム」を見ればわかるように物事は人を介せば介すほど間違って伝わる。これと同じことをやっている。

②「セクショナリズム」
これは「階層型」と並ぶ二大横綱。〇〇部と〇〇部がまったく顧客情報を共有できていないというようなこと。営業部の常連顧客に何らかの理由で経理部が電話をして「はじめまして」と言ったりしている。そもそも個々に役割責任が明確ならセクションなんて存在しなくていい。

③「経験のない人間が役職者を務めている」
昨今のオンライン化でも同じこと。自分がブログをやったことがない。Instagramをやったことがない、YouTubeをやったことがない、SNSで集客をしたことがない、SNSで商品を売ったことがない、SNSでコミュニケーションを取ったことがない・・。そんな人にトップが務まるわけがない。

④「上が決めたことを下にやらせている」
私がサラリーマン時代にもっともストレスを感じていたのがこれ。とにかく支配人とは名ばかりでまったく決定権がない。やっていることといえば「本社が決めたことに従うだけ」。その忠誠度が高い人間が評価される仕組み。なすべきは「権限委譲」である。

⑤「同質化」
同じような考え方をして、同じような行動をして、同じような評価をされ、同じような給料をもらう。結果、当然社員は同質化する。「自由の本質」は「自己決定権」にある。それを奪われ、指示に従わされ、その見返りにそこそこ満足できる報酬を手にする。これが「企業奴隷」でなくて何なのかと思う。

結論。

「縦割り110番」に投稿するくらいなら、自分で何かをすればいいと思います。

こういった体質が根本的に改善することは不可能だからです。

そもそも投稿というのは「自分で物事を解決できない人」がやることでしょう。

しかも匿名では話にならない。

完全な「他力本願」であり「お祈り」です。

若い方々はこんな環境にいても意味がありません。

さっさと独立することを考えるべきだと思います!

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