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№5287:「良いコミュニティ」の5つの条件

こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。

さて、昨日は「会社中心からコミュニティ中心へ考え方を変えるべきだ」と記しました。

この時、「良いコミュニティ選び」には条件があります。

絶対に外せないのは以下の要件でしょう。

①メンバーが「自主的」に集まっていること。

②メンバーが「自己投資」していること。

③組織や役職、男女、年齢等を越えてさまざまな人々が「対等に交流」していること。

④知識やノウハウだけでなく、価値観や考え方といった「無形の価値」が行き来していること。

「人間性」を磨こうとしている人が集まっていること。

「自主性」「自己投資」「対等な交流」「無形の価値」「人間性」。

これらがキーワードになると思います。

「会社」というところでは、これらが1つも行なわれていません。

①研修等は社員が「強制的」に集められています。

②その研修等は「会社の経費」です。社員は週に1冊の読書代さえ自腹を切って学んでいません。

③当然のことながら、集まっているのは「全員同じ会社の人」で、そこには「厳然としたヒエラルキー」があります。今後必要とされている「多様性」はまったくありません。

④価値観や考え方の交流は皆無に近く、行なわれているのは「画一的な知識」「業務内容の指導」「上司の意見の一方的押しつけ」です。

⑤「人間性=五常の徳」ですが、そんなことはまったく教えていません。実際、「周囲との人間関係が崩壊している人」や「威張り腐っている人」が采配を振るっていたり、上司だったりします。

このように「1つも行なわれていない」ばかりか、むしろ「真逆のこと」をやっています。

これが「コミュニティ」と「会社」の明確な違いです。

念のため言っておくと「だから会社はダメなのである」と言っているのではありません。

「今後は会社もコミュニティにしていく必要がある」と言っているのです。

と同時に各自は「自分が学びを得るコミュニティ」と「自分が中心のコミュニティ」の2つに所属する必要があります。

これは「絶対条件」です。

それぞれ複数でもまったく問題ありません。

特に「自分が学びを得るコミュニティ」は複数あった方がいいと思います。

ダメなのはどちらか片方しかないことです。

「自分が学びを得るコミュニティ」しかなければ、従属性、情報弱者性が強化されていきます。

「自分が中心のコミュニティ」しかなければ、本人も成長しないし、周囲もイエスマンだけになります。

というわけで・・今後は「自分が学びを得るコミュニティ」でエネルギーを得て、それを「自分が中心のコミュニティ」に役立て成長させる。

リーダーにはこのような行動スタイルが求められていると思います。

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