№6111:「こんなクラブで働いていて恥ずかしくないのか?」
こんにちは。FBL大学学長&スモールジム会長の遠藤です。
2013年から「少人数型会員制オンラインビジネススクール(FBL大学)」を運営し、2020年から約20坪タイプの「スモールジム」を全国に展開中です(2024年度内に全国50店舗体制見込み)。
さて、これまでも言ってきたことですが、業界大手を中心とする旧態依然としたフィットネスクラブには致命的な問題点があります。
私はこのことを新コロ戦禍直後の2020年5月に自身のYouTubeで「このビジネスモデルはもう通用しなくなる」と指摘しました。
※実質、YouTubeはこの1本しかない。
が、どうにも伝わっていない。
もちろん、そういう企業の経営幹部に伝えようなどとは1%も考えていません。
私がメッセージを送りたいのは特にアラサー前後くらいの問題意識がある人たちです。
「それでいいのか!」と。
致命的な問題点を改めて示します。
それは「未利用低利用者がいないと利益が出ないこと」です。
フィットネスクラブは全会員の約20%が未利用会員です。
※1ヶ月に一度もクラブを利用しないこと。
低利用会員を含めると約40%になります。
※低利用=1ヶ月の利用回数が1~2回。
これを露呈したのが新コロ戦禍で会員の最大40%くらいが離脱したことです。
その瞬間、多くのフィットネス業界企業の売上利益が消えました。
これが動かぬ証拠です。
「商品を使っていない人からお金を徴収している」のです。
にもかかわらず、大半のフィットネス業界企業はこの姿勢を改めません。
「寝た子を起こすな」と、相変わらず未利用低利用者に連絡をすることもしません。
これは合法的な詐欺みたいなものです。
が、業界全体で徒党を組んで「臭いものには蓋」。
私のようなことを言う側がパージされています。
これは「幽霊会員」とも呼ばれています。
「幽霊会員」が生まれる理由はいくつもあります。
例えば、会員が「いつか行こう」と思っている間に時間だけが過ぎる。
例えば、会員が会費が引き落としされていることを忘れている(意識が薄い)。
例えば、入会時に契約の縛りがある。
などなど。
要は運営側が会費のサブスクモデルに甘えているのです。
「こんなクラブで働いていて恥ずかしくないのか?」
「こんなクラブで働いていてよく平気だな?」
「目の前の高頻度利用会員が喜んでいたらそれでいいのか?」
これが「やる気のある人たち」への問いです。
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