№5143:「集中」と「執着」の違い
こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。
さて、先般読んだ本に「集中と執着の違い」という記載がありました。
そこから着想を得たことが幾つかあるのでシェアしたいと思います。
いずれも本に書いてあったことではありません。
「集中」も「執着」も「何か1つのことを見ている」という点で似ています。
が、中身はまったく違います。
その違いを3つの視点から記します。
まず1つ目。
「集中」は「未来」にフォーカスしています。
だから「集中している人」の未来は良くなっていきます。
「執着」は「過去」にフォーカスしています。
いつまでも「昔」のことをああだこうだと言う人がいますが、これこそがまさに「執着」です。
こんなことをやっていれば、その人の人生は単に過去を強化したり、延長しただけのものになります。
続いて2つ目。
「集中」は「結果」にフォーカスしています。
「結果を出すことに集中している」のです。
だから当然、結果が出やすくなります。
「執着」は「やり方」にフォーカスしています。
「そのやり方でなければ結果は出ない」という考え方です。
だから物事の考え方や捉え方が画一的で柔軟性に欠けます。
よって「結果」はそのやり方がハマったときだけ出ます。
そこでしか結果が出ないし、それでしか結果が出ない。
ビジネスで考えれば「まったく使えない」ということになります。
最後に3つ目。
「集中」は「本質」にフォーカスしています。
ボーリングで喩えるなら「センターピン」が見えています。
だからそこに向かってボールを投げる。
故にストライクが出やすくなります。
「執着」は「自分の正しさ」にフォーカスしています。
「本質(センターピン)が見えずに10番ピンを倒せばストライクが取れる」と思い込んでいます。
これは「取れてスペア」です。
で、「やっぱり10番ピンを倒すのが正しい」と自惚れている。
が、これって「正しく9本のピンを倒してくれたまともな人がいるから成り立っている話」ですよね。
このことは「こういった偏った考え方が存続できるのは、大多数のまともな人がいるからである」ということを示しているのです。
このことに気づかないといけません。
このように「集中」と「執着」はまったく違います。
特に「執着」はロクなことになりませんので、さっさと捨て去ることをおすすめいたします。
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