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Vol.2 育成年代(U12、U15、U18)のバスケットボール指導方法/ Basketball teaching method

2023/7/13

こんにちは。2度目の投稿となります。タイトルにある通り、バスケットボールの指導方法に関して、自分が現在感じている重要な部分を発信させていただきたいと思います。

自分は、昨年度まで4年間中学校教員をしていました。部活動でバスケットボールを指導する中で、プレイヤーをしていた時よりも、バスケットの面白さを改めて感じ、色々な映像や書籍を読んだ中で、

バスケットボールの指導ほど、順序が重要なスポーツはない


と感じています。

今まで見てきた映像や書籍では、「このような場面では、こうする」「それを引き出すために、このような練習を紹介する」と言った部分的な指導や紹介がメインで、

それぞれの練習の優先順位

バスケットボールがそもそもどのようなスポーツなのか

という説明は少なかった印象があります。
そのため、ここでは『原理・原則』に従ったバスケットボールのコーチングについて、自分の考えを記載していきたいと思います。
※『原理・原則』については後述

読む中で、ご意見等いただけると幸いです。

それでは、作成したPowerPointのスライド画像に沿って、話を進めていきます。

まず、初めに『原理・原則』について紹介します。
『原理・原則」とはスライドにある通り、

人・場所・時が変わっても成り立つ基本的な考え方や優先順位


と定義しています。
自分がなぜ『原理・原則』に従ったコーチングが重要だと感じているかというと、育成年代でもプロの選手でも、日本でもヨーロッパでもNBAでも、現在でも10年前でもバスケットボールの基本は変わらないと思っているからです。

かつては、「君は大きいからこうしよう」や「このときはここでボールをもらおう」という人や状況に合わせたコーチングをしていましたが、バスケットボールの試合の中では様々な状況が無数にあり、それを全て練習で網羅することは時間的にも厳しい部分があります。
しかし、『原理・原則』に従った優先順位を先に教えておけば、選手自身が判断し対応でき、コーチングは最小限で済むと考えています。

・「君は大きいからこうしよう」
 ➡︎(高い・低いの)質的有利なので、アドバンテージ(有利)を攻めよう
・「このときはここでボールをもらおう」
 ➡︎優先順位に沿って、1番目と2番目の場所でもらえないので、3番目の場  
  所でもらおう

と、指導を体系化・文章化できればチームが変わっても、更にはコーチが変わったり不在だったりしてもバスケットボールの上達が見込めます。
※質的有利やアドバンテージについては今後記載予定

チームのコーチは職業上、忙しい方や練習を見る時間が少なくなってしまう方が多いと思います。そのような面でもこのコーチング方法が何かの手助けになれればと考えています。

次回の投稿では、

アドバンテージをカウンターする
効率と再現性が高い、
カウンターバスケットボール

について紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

Kazuya

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