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離職する若手が増えている理由

2023年12月末、賞与を貰ってからまた多くの若手がうちの職場を辞めていった。転職理由は様々だけど、無職になって公認会計士を目指す人や大企業に転職していく人もいた。私は30歳くらいの時に転職をして、今の職場に就職しているのだが、最近は若手の転職者が激増している。今回は若手の離職率が高い理由を考えてみた。

給与面の不満
若手社員は転職によって給与を増やすことができる可能性が高いため、現在の給与に不満を持つと転職を考える傾向がある。今は、SNSなどで様々な会社の待遇がほとんど分かってしまうため、隣の芝生は青く見えてしまうように思う。

労働条件や職場環境の悪化
長時間労働や休日の取得が難しい労働環境や、職場の人間関係の悪化が離職の要因となっている。私は以前は営業の部署が大きな力を持つ会社で勤務していた。日本全体が右肩下がりの経済状況では、ノルマや目標の達成が難しく職場がギスギスしてしまうことが多くなると思う。また、消費者のニーズが多様化しており、それに応えるのも以前に比べて大変になってきている。

将来への不安
会社の将来に対する不安や不確実性も若手社員の離職を促す要因となっている。日本の企業に勤める人で未来が明るいと感じている人はどのくらいいるのだろうか。もしかしたら、30年の失われた日本経済から脱却するためにも経済的指標以外の指標を打ち立てる必要があるかもしれない。

世の中全体を見渡すと、企業は給与や労働条件の改善、職場環境の整備、キャリア開発の支援など、若手社員の定着を促す取り組みを進めており、以前よりは働き易い会社が増えていると感じるが、大切なことは未来が明るいと感じさせる環境を作り上げることであると思う。未来が明るいと感じさせる定義は、明日が来るのが憂鬱でないこと、待ち遠しいことでであるように思う。
後は、資本主義が限界にきているのではないだろうか。もしかしたら、多くの人が資本主義に洗脳されているのかもしれない。経済的指標を追いかけるから、苦しくなったり、人間関係がギスギスしてしまうのではないだろうか。人間は、衣食住の環境がある程度、満たされていれば、それで幸せなのではないかと思う。


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