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読書日記 『ナナメの夕暮れ』

だいぶ前に読んでいたけど、東京ドームも控えているし(未だチケットは当たらず)、読み返してみました。

「この感性が羨ましい」っていう憧れ。
この人「めんどくせえな!」っていう部分。
そして悩みが解消して(バシッとはまるっていうより、ああこれでもいいんだっていう方が近い)心が軽くなる感じ。

色々と悩みごとが重なってたタイミングってのもあって、かなり元気というか、安定感というか、生きるヒントを得られたというか。


自分は何が好きで、何が嫌いか。
自分は何をしたくて、何をしたくないのか。

【まえがき】の部分。
まさにこれだと思うんですよね。

自分が与える側(発注する側)や選べる側に回らないと、どんなに好きなことをやっていても、「好きの中の嫌い」や「意思とは反して妥協しないこと」ってザラにありますよね。
だから、自分が与える側に回りたいって思うし、嫌いなことがあっても一つの「やりたいこと」をやれることに喜びを感じたい。


あと、僕は自己肯定感が低めの人生を歩んでいるんで、自己肯定感高い人が苦手なんですよね。
それに熱くなることに気後れするタイプだし、熱いやつには否定的な視線を向けるのを得意としている、鬱陶しい成分で構成されている人間です。

だから最近では、YouTubeで意識高い系や元気ハツラツ会社役員・経営者のを見たりして、ポジティブバイブスを貰うようにしてます(やる気貰うつもりが、逆に心が折れそうになる時もあるけど)

そんな風に「自分の中身を否定」して、「未来の理想化された自分」を手に入れるために日々を頑張ってます。
けど、「今」を生きていないこと、今日の自分を蔑ろにしてきたことを気付かされる部分もあったり。

『だが、情熱はある』を見たからこそってのもあるけど、若林さんのお父さんとお母さんの部分。
そして若林さんが思った、外に向かって生きること。
今の僕にはできていないことなので、これからは少しでも外に向かって生きられるようにしていこう。

死の間際、病室で親父が「ありがとな」と言いながら痩せこけた手で母親と握手している姿を見たからだ。その時にやっと、人間は内ではなく外に向かって生きた方が良いということを全身で理解できた。

なんかドラマを想像してウルッときた。
あのお父さんが「ありがとな」で、お母さんと握手だなんて。
素晴らしい関係性。


東大生が影響を受けた本としても紹介されているくらい、さまざまなジャンルの人(頭がいい人から、僕みたいな人間まで)に読まれている。
「なんか疲れたなー」って時や、そっと寄り添ってほしいときにベストな本だと思います。


今日ドーム当選発表があったけど、また落選した。
オードリー人気恐るべし。
満員の東京ドーム。最高に決まってる。
よし。もう一回応募して、ダメならライブビューイングだ。
どうか近くの映画館で上映してくれますように(てか、そもそもドームチケット当選しますように)。

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