ドラマのない人生をなんてない
#週1note という企画に参加させていただくことになりました。
週1回頑張って発信してみたいと思います。
昨年「beの肩書きワークショップ」というものに参加しました。
※beの肩書について詳しく知りたい方はこちら↓
beの肩書きとは、いわゆる仕事や職業としてやっていることの肩書き(doの肩書き)とは別の、なりたい自分や在りたい自分の肩書きのこと。
例えば、職業は美容師をしていても、文章を書くことが好きならば
doの肩書き・・・美容師
beの肩書き・・・ライター
のような感じです。
僕が参加した時は参加者同士で3人組を作り、
1人がスピーカー
もう1人が聴き役
残った1人がスピーカーが話したことで気になったワードやトピックスを紙に書いて記録する役
という役割分担でした。
(beの肩書きワークショップには1人で行うものなど様々なバリエーションがあるので、あくまで僕が参加した時の内容です)
そして、スピーカーは自分の今までの人生を4つに分け、分けられたそれぞれの期間にタイトルとそれに関するトピックスを挙げ話していきます。
(例えば、高校時代に頑張っていた人なら15〜18歳を「部活に全力をそそいだ高校生活」と名付けるなど)
このワークにより自分の人生を振り返りながら整理ができ、記録係の方が書いてくれた記録用紙などをみながら、どこでテンションが上がっていたか、どんなワードが頻出していたかなどを確認しながら、自分を掘り下げて自分のbeの肩書きを決めていきます。
しかし、僕が興味深かったのは、自分以外の方の話をきいている時でした。
当たり前ですが、僕以外のスピーカーの方にもそれまでの生きてきた人生があり、
喜び、笑い、悲しんだことがあるはずです。
そんな当たり前のことを日常生活ではつい忘れてしまい、doの肩書きや、見た目や、雰囲気などで人のことを判断してしまっている。そう気づいたのです。
言い方は悪いですが、街ですれ違う自分には何の関係もないと思っている人々にも、それぞれのストーリーがあり、生きてきた歴史がある。
僕は特に、劇的な話や壮絶な話をきいたというわけではありません。(あくまで自分の主観の話ですが)
ただ、その人が今まで何を思い、何を感じ、どんなことを経験し、今に至ったのかをきいただけです。
それでも、その話を聞くだけで目の前にいる人の見え方が変わりました。(基本的には初対面の方と行うことが前提のワークでした)
そして、思ったのです。
ドラマのない人生なんてない、と。
誰もが自分の人生の主役であり、自分の人生というドラマを生きているのだと。
ワークショップという少し特殊な空間でなければ、その人の生い立ちや、人生をきくことなどなく、ましてや自分から話をききたいと思うこともなかったでしょう。
話をきいたくらいで、全ての人と仲良くできるとは思っていないし、日常生活で生い立ちやこれまでの人生について話を聞くことは難しいかもしれないですが、今目の前にいるその人にも、連綿と続いてきた過去があることを意識するだけで、見え方は少し変わるのではないでしょうか。
ちょうど最近、高校生が自分の感じた課題についての取り組みを発表する、マイプロジェクトアワードというプログラムの発表会を見させていただくことがあり、高校生の方と話した際に、上記と同じ感覚を味わったので書いてみました。
高校生たちのプレゼンも素晴らしかったのですが、僕がおもしろいと感じたのは、高校生や大学生、社会人が4〜5人のグループになり、自分のマイテーマとして自己紹介をしていた時でした。
(テーマは名前を含む9つのテーマを自由に設定してよく、例えば自分の原体験から、気になる社会課題、好きなマンガまでテーマは様々でした)
掘り下げながら自己紹介をすることで、自己紹介を始める前とあとでは、グループのみんな
自己紹介なんて、普段は名前とdoの肩書き(もしくは会社などの所属組織)、せいぜい趣味くらいだけど、
少し掘り下げて見れば、出会った方の見え方は変わるかもしれません。
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