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29歳の文化祭

このnoteはアラフォーのライター(5歳さん)を僕がどれだけ推しているか、ということを綴ったnoteだ。

まさか、家庭持ち、お子さんも2人+お犬様1匹のいる男性をここまで推す日が来るとは夢にも思わなかった。(なにこの不倫相手を語るみたいな文章...)

昔の偉い人は言いました。「推しは推せる時に推せ」と

推せ推せ推せ推せ推せ押せ押せ押せ!!

いや引かないでください。

そもそもあなたは5歳さんを知っているだろうか?

赤ちゃんに敬称をつけて「赤さん」などと呼ぶことがあるが、5歳児の方にリスペクトを込めた名称ではない。

ライターの5歳さんだ。

※念のために言っておくと右のキュートなお犬様ではなく、左に写っているのが5歳さん。

知らない方もいるのではないだろうか?事実僕も去年の春くらいまで知らなかった。

知らない人は今知ったはずなので、いますぐ5歳さんのTwitterをフォローしにいくんだ。Twitterのアカウントがない方は可及的速やかにアカウントを作っていただきたい。

5歳さんをフォローすれば有益な情報が流れてくることは保証する。

この5歳さんが主催のオンラインサロン・5歳サロンというものがあり、たまたまその存在を知った僕は参加してみた。2019年の春・29歳の時のことだった。

(このサロンは2020年の5月現在も「アマヤドリ」という風に名称を変え継続して存在しているのだが、ややこしいので基本的に名称は「5歳サロン」で統一する。※上記の「5歳整体室」は終了しています。)

なんで大して知りもしない人のサロンに入ったかというと「なんとなく面白そうだったから」に他ならない。サロンの説明の活動予定内容に「SNSの運用講座」「ライティング講座」などの実務的な内容の他に「集まってくれた人たちと楽しい事やりたい」みたいな説明が書いてあって、「なんか楽しそう〜」と軽いノリで入会した。

ただ、楽しそうと思う半面、個人の名前を掲げるサロンって何か怪しいなぁとも思っていた。

オンラインサロンには「有名人が主宰する個人の名前を冠するもの」「共通の目的や、趣味などを共有するもの」の2種類あると思っている。

前者だったら編集者・箕輪厚介さんの「箕輪編集室」やキングコング・西野さんの「西野亮廣エンタメ研究所」などが有名だろう。

僕は後者のタイプのサロンには所属していたことがあったのだが、前者のタイプには所属していなかった。有名人が主宰するものは、主宰の人のために働かされたり、ひどい場合は支払ったお金に対する適正なリターンや、活動がなされていないものもあるイメージがあったからだ。

「脱・〇〇」と言ってフリーランスになることを煽ったり、「絶対儲かる方法を教えます」のようなグレーゾーンと思われるようなサロンから良い噂を聞かなかったことや、以前とあるインフルエンサーの方が自分の書籍を出版する際に、期間限定でその本のPRや制作に一部携われるという謳い文句のサロンに入ったら、ひたすら本のPRや告知投稿のシェアを求められたり、「どちらのパターンの表紙が良いと思う?」など、ただのアンケート要員だったりした経験があったことも一役買っていた。

上に挙げたものは極端な例としても、結局はサロンオーナーのやりたいことをやって、サロンメンバーを上手いこと騙くらかして、その人の利益になるための活動をするだけのものが多いのでは?という疑念はあった。

そんな中で入会してみたら、、、、結論としては


「めちゃくちゃ楽しかった」

明確な活動内容があるわけではなく、月一回のオフ会があり、そのあとに飲み会があるのが基本の活動といえば活動だ。オフ会の内容も毎回変わり、5歳さんがSNSの活用について講義してくれたり、ゲストを呼んでのトークイベント、みんなでたこ焼きや作って食べるなんかもあった。

それに加えて、突発のイベントがものすごく多い。すごい時は週に2〜3回はあったし、平均しても月に2回くらいはあったと記憶している。(イベントと言ってもみんなで飲みに行こうとかそういうレベルのものも多いけど、当日呼びかけて10人くらい集める時もあってすげーなと思った)

突発イベントにもゲストが来る場合があり、ふらっと来るゲストの方もカラスの牧野さん、噂の長谷川さんなどとても豪華で、他にもSNSで見たことある方や、トークや経験が聞いたことないエピソードばかりの方など、どれもめちゃくちゃ楽しかった。

僕が当初抱いていた懸念は半分正解で、半分間違っていた。

多分5歳さんは「自分のやりたいこと」しかしていない。ラーメン二郎にハマって、二郎の画像をひたすらサロンのチャットに挙げ続けたり、鬼滅の刃やテラスハウスにはまってその魅力を語り続けたり、最近知ったパワポカラオケというゲームを突然やろうと言い出したり、完全に5歳さんがやりたいだけやん、とは思う。でも面白いのだ。トークスキルが抜群だし、それに参加した人を楽しませよう、一緒に楽しもうというのが伝わってくる。

あと、5歳さんはとても褒めるのが上手い。サロンに入ってすぐの頃、「みんなに料理を振舞いたい!」と言って今はsioで働いているオリタさんと料理を作る、というイベントがあったのだが、僕も料理が趣味なので、調理の補助スタッフとして参加させて貰った。

調理の準備が終わったら、スタッフで参加している数人が5歳さんの元に「これでいいですか?」と確認しに行くのだが、その際に「OK。ありがとう」だけで十分なのに5歳さんのリアクションは違うのだ。

「そのほうれん草の絞り方、最高だね。OK。ありがとう!」

「その切り方、理想的だね。素晴らしい。ありがとう!」

みたいにいちいち褒めてくれるのだ。

「ほうれん草の最高の絞り加減って何?」などと思いつつ、そう言われたら悪い気はしない、というか嬉しい。スタッフのみんなと「何言ってんだろうねー」などと言いつつ、全員のテンションが上がっているのがわかった。

料理の種類と量が多くて、5歳さんの料理もオリタさんの料理もとても美味い。

この日のために、5歳さんは新しい炊飯器を1台買っていて、「炊飯器って追加で買うものなのか...?」などと思いつつ、楽しませよう、もてなそう、という精神がすごい人だと思った。お皿が空いている人がいれば、これ食べなよ、と出来立ての料理を取り分けてくれた。

そして、僕の懸念していたもう一つの事項、結局はサロンオーナーの利益になるようなことばかりするのではないか、という点については明確に違うといえる。少なくとも金銭面に関しては。

サロン、という形態なので参加メンバーはそれぞれお金を払って参加している。みんなが頑張って仕事したり、バイトしたりした貴重なお金なので、それはとても尊いのだけど、それが総額でものすごい金額になるかというとそんなことはない。お金だけ考えたら、サロンなどせずその時間で他の仕事をした方が5歳さんならよっぽど稼げるだろう。

僕は5歳さんがサロンの活動でめちゃくちゃ赤字を出しているのを見たことがある。(先述の料理イベントだって、設備とか材料にお金かけすぎでは?と思っていた)

2019年の年末・渋谷にあるエードットという広告会社の1階のカフェスペースを使って「カラスのフリマ」なるイベントが開催された。

そのイベントで5歳さんは「カレーと豚汁を作って出したい」と言い出し、5歳サロンのメンバーも応援に駆けつけ、みんなで調理をしたり接客をしたりした。5歳さん特製の豚汁もカレーもそれはそれは美味しかったのだが、問題が1つあった。量がとんでもなかったのだ。

(あとから聞いたらこの豚汁もカレーもほぼオリタさんが作ってくれたらしい。おいいいぃ、5歳さぁぁあん!オリタさんは神なの?現人神なの?優しすぎませんか??)

見たことのないようなサイズの鍋でカレーや豚汁を作っていたり、アメフト部の合宿かな?みたいな勢いで白米を炊いていた。

マジでグランメゾン東京で見るような、プロが使うであろう鍋でカレーが作られていた。そもそも最初はカレーと豚汁だけときいていたのに、「チキン南蛮」「フランクフルト」などどんどん商品が増え、キッチンカースタイルの人気のお店くらいのラインナップなっていた。フリマなのに。

昼前くらいから始まって、夜7時くらいまでやっていたのだが、その結果どうなるというと

大量に売れ残る。


イベント自体はかなり盛況ではあったのだが、流石に量が多すぎた。

噂だと、機材とかも含めて十数万くらいの赤字だったとか。。

だって、食材だけじゃなく、鍋とか、調理器具とか、お皿とかもいっぱい買ってたもん。

そんな中でも5歳さんは終わった後あっけらかんと「みんなお疲れさま!楽しかった!最高だったね!カレー食べながら反省会しよう!」と笑顔で言うのだ。

とんでもねぇ。。十数万飛んでるんだぜ?

ではなぜ、5歳さんはこんな大量の料理を用意したのか

それはシンプルで

・めちゃくちゃ大量に人が来るとマジで思っていた(ポジティブ)

・来た人にお腹いっぱい食べて欲しかった

これだけだ。

そして注目して欲しいのは2つ目の理由だ。

流石に量が多くないですか?的なことは当日スタッフとして参加しているサロンメンバーも忠告していたのだが、その度に5歳さんは「でも、もし足りなかったら嫌だし。お腹いっぱい食べて欲しいじゃん」と言っていた。

ここなのだ。この考え。

僕のような常人が仮にお店を出すとしたら「いかに材料が余らないように作るか」を考える。

でも5歳さんは違う。

「料理が足りなくて、お腹いっぱい食べられない人がいたらどうしよう」と考えるのだ。

ここまでのエピソードを見たらわかると思うのだけど、5歳さんは圧倒的にギブの人だ。

自分がまず、圧倒的に楽しむ。でも、そこにいる人も圧倒的に楽しませようとする。

自分が楽しいことをしているだけなのに、周りにいる人も自然と楽しくなってしまう。いや、楽しくさせられている。だから居心地がいいし、本当に楽しい。

そして、僕が5歳サロンに入って良かったと思うことはもう1つ。友達が増えた。5歳サロンの方々とはサロンの集まりではなくてもTwitterで絡んだり、飲みに行ったり、ZOOMしたりと仲が良い。

みんなと飲み会や先述のフリマなどのイベントをしてるのは、とてつもなく充実した時間だ。

コピーライターの長谷川哲士(コッピー)さんがサロンのゲストで来ていただいた時に、5歳サロンのコピーをみんなで考えてみようという回があった。

みんなが思いついたものをチャットに流して、プロジェクターで写していたのだが、僕は「毎日が文化祭」というコピーを書いた。

「文化祭」5歳サロンでの時間は僕にとってまさに文化祭だった。

5歳さんという中心がいるけど、みんなで作って、みんなで楽しんでいる感覚。

5歳さんはさしずめ、担任の先生だろうか?いや違う、先生は飲み会でテキーラ飲んだら美味しかったから、みんなでテキーラ飲もうと買いこんできたり、「モテるLINEのテクニックを教えてあげるよ!」といきなりメンバーのLINEの添削を始めたりしない。

どちらかというとサークルのリーダーみたいな感じかもしれない。いつもノリが良くて、みんなが周りに集まってくる。


大人になると、何も意識しないと自宅と職場を往復するだけの日々になってしまう。交友関係も自分から繋がりを作りにいかないと、増えない人がほとんどだろう。

僕は月に3〜4回程度はトークイベントとかワークショップなどに参加することがあるけど、それでもそこに参加する人と仲良くなれるかといったら必ずしもそうではない。何度か会う人がいても、SNSで交流したり、会った時に世間話をするくらいだ。

5歳サロンのように定期的に、ある程度決まったメンバーで一緒に何かできる機会があるのはとても貴重だ。そしてそれは半ば必然的に仲良くなれる。それが嬉しい。

5歳さんが料理が好きなお祭り野郎なので、オフ会ではたこ焼きパーティなどみんなで何かを作って食べることも多いのだけど、そういう時に僕は何故か皿洗いをすることが多い。

調理を手伝ったりしつつ、洗い物が溜まってきた時に「洗っておこうかな」などと思ってこそっと洗っていたら、何故かそれが定番の流れになり、サロン内ではよく分からない「皿洗いキャラ」というものが定着した。いじめられているわけじゃないよ。(サロンのみんなそうだよね??)

一応、言っておくと僕は別に皿洗いが好きなわけではない。好きでもないし、嫌いでもない。皿洗いなんて大半の人にとってはそんなものでは?むしろ面倒くさいと思う人の方が多そうだ。

皿洗いをしていたのも、なんとなく気になってしまったからやっただけだ。それがキャラとして定着してしまうのは謎だなぁ、と思いつつ不思議と嫌な気分ではない。

オフ会では、子供がいる方はお子さんと一緒に来たりしていて、かなり自由な時間だ。そこでは、ある人は料理を作り、ある人は買い出しに行き、ある人はトークで場を盛り上げて、ある人は子供と遊んで、などと自然と役割が分かれている。だからみんなで作っている感覚があるのだと思う。僕の場合は、それがたまたま皿洗いだっただけだ。

皿洗いは好きでも嫌いでもないけど、サロンのみんなと過ごす時間は好きだ。だから皿洗いもやる。

最初に「このnoteは僕が5歳さんをどれだけ推しているかについてのnoteです」と書いたがそれは嘘だ。

このnoteは5歳サロンで過ごす時間がいかに楽しいか、そして(5歳さんを含めて)サロンのみんなのことを僕がどれだけ好きか、について書いたnoteだ。

サロンのみんなと仲良くなれて僕は嬉しい。

一緒に楽しいことができて嬉しい。

心の底から思う。入って良かったと。

1年前の自分の気まぐれに感謝したい。

だから、このnoteを読んでいただいているあなたも、もし気が向いたら面白そうと思ったどこかのコミュニティなりサロンなりに入ってみるのもいいかもしれない。

家庭や職場の人間関係も大切だけど、それ以外の場所、いわゆるサードプレイスでの居場所があると人生はもっと豊かになる気がする。事実僕はそうだった。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でサロンのリアルでのオフ会は全て中止となり、イベントなどはオンラインで開催されている。

イベント以外でもサロンメンバーとZOOMをしたり、SNSで絡んだりしているが、やっぱりリアルでも会いたい。

みんなで作って何か食べたりしたい。

その時、たぶん僕はまた皿を洗っている気がする。

5歳サロンきっかけで出会った方々

みんな大好きです。

5歳さん

牧野さん

かえでさん

くりこさん

はつこさん

おかぴ

加部ちゃん

みーくん

ユカイさん

とっきー

モッツァさん

みる兄さん

さかかなさん

じきるうさん

はせがわさん

金子さん

はせしょーさん

かのうさん

ぐみさん

もぐおさん

りっちゃま

りんさん

松田さん

芝ピー

かないさん

西園寺さん

ふくまさん

なっぴさん

あすかさん

カイくん

小木曽さん

新保さん

しょーまくん

古東さん

ayaさん

細道さん

トシ松さん

カナタクさん

モエシさん

ISSYさん

きょうこさん

ハタノさん

とみこさん

もえかさん

かまださん

伊藤さん

key/maさん

こばやしさん

悠人さん

ゆめちゃさん

ユースケさん

ナオキ兄さん

コスモさん

Special Thanks

オリタさん

オリタさんいつもイベントで美味しい料理作ってくれてマジで神。。自粛明けたら整うプリン食べるぞ!!

(多すぎるので一部のみ抜粋。書けなかった方も大好きです)

このnoteは #キナリ杯 の応募作品です。




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