娘とロックンロール〜28歳の苦悩
自己紹介：妻の転勤の機に福祉施設の施設長を退職し、持ち家も処分。当時13歳の娘と家族３人で2023年夏にオーストラリアに移住の48歳。現在子育てと家事全般を行う完全専業主夫。ワーホリのタグ付けをしているが、ワーホリではなく働く予定も特になし。一応、社会福祉士だが外国ではなんの意味もない。吉本芸人チャド・マレーンがオーストラリアを「ラリア」と呼ぶことに感銘を受け、そのまま使用する。
この３日間、娘13歳とビートルズの「Get back」見ててね。長いんだけどね。面白かった。
見る前に13歳にとりあえずビートルズの歴史のおさらいをして(´∀｀)、ポップス期〜スタジオ期〜インド期〜スタジオ期（ヨーコ付き）〜解散って年表を作って(´∀｀)
アルバムを発表順に並べて『ホワイトアルバム』と『アビーロード』の間に線引いて（『イエローサブマリン』はちょいと去けといて）
ここ！ここで〈Get back Session〉があったの！
て言いながら『Let it be』をねじ込んで、
この『Let it be』がその正体なの！
って熱く語ったら13歳も俄然興奮してきて🤣
で、いざ映画を観始めると
「ヨーコ、クロスワードしてね？」
「ヨーコ、スタジオで物食いすぎじゃね？」
「でも、これ撮り方自体、ヨーコに対して悪意があるんじゃね？」
って、ヨーコしか見てない13歳🤣。
まあ、それもあながち間違った見方じゃねえよな・・・なんて思っていると、途中休憩でさ（長いからね）言うんだよ、13歳が。
「パァパ、この時ポールとかジョンて28歳って言ってた？」
うん？そうだっけ？
「うん、たしか。・・・28歳ってロックンローラーにとっては試練の年なんだよ、きっと」
なんで。
「27クラブに入れなかったから」
！！！
「あ、俺、28歳になっちゃった！27歳で終わるはずだったのに！これからどうしよう！ジミヘンもジャニスもカートもエイミーもみんな27歳で死んじゃったのに、俺たち生き残っちゃった！これからどうしよう！ってなるんだよ！」
唖然。何、その発想！
時系列がおかしいことは彼女だってよく分かっているはず。でも〈27歳で死ねなかったロックンローラーは28歳で悩む〉ってのがスゲ〜面白い。
これは19年前まで「Don’t trust over Thirty」という言葉に怯えていた（怯えるか！🤣）俺の発想と全く一緒ジャマイカ！
「・・・パァパの友達にいる？」
何が？
「27クラブ」
・・・ん、どうだろう？・・・みんな元気だよ。長く会ってないやつも元気にしてると思うよ(´∀｀)
「なら、良かった(´∀｀)」
うん。そうだと思う(´∀｀)
・
・
・
「やっぱ、この歌はこのアレンジがいいよ。全然、こっちだ」
スタジオでアレンジがおかしくなりかけ、Roof topで見事に修正されたDon’t let me downを見ながら、一人で納得する13歳。
パァパの友達にも27クラブいた？と聞かれた時、何人かの顔が頭に浮かんだけど、あの答えで良かったはず(´∀｀) まあ、27歳じゃなかったかも、だし。
しかし、娘と音楽を聴き始めて数年、ギターを教えて約2年経ったけど、最近、俺の方が気付かされることや新しいものの見方が格段に増えていることがとても面白い。
〈俺、28歳になっちゃった！27歳で終わるはずだったのに！これからどうしよう！〉
誰がそんなこと思うかよ🤣
・・・もしかしたら、ちょっとだけ思うかもな(´∀｀)
https://www.youtube.com/watch?v=NCtzkaL2t_Y
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