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川内 倫子氏 M/E 球体に上 無限の連なり

芸術の秋 川内倫子氏の展覧会を鑑賞する為、東京オペラシティ アートギャラリーを訪れました。

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結論から申しますと、鳥肌が立ってしばし放心するほど。
期待を超える作品空間ですのでお薦めします。12/18まで開催。
動画撮影は不可ながら、写真撮影は全作品可とのことでしたので、いくつかご紹介。私の拙い文章ではお伝えできないその素晴らしさが、僅かでも伝われば幸いです。

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写真展のイメージですが動画も多く、その動画も音と共に空間そのものを演出されているものが多く没入できます。

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この作品は、部屋そのものが自然光が入る構造になっているので、雲が多い晴れ模様のこの日、光が穏やかに変化して室内の印象が変わるのですが、おそらくそれを計算された作品の演出。しかも、足元の指向性スピーカーで、優しい詩が囁かれます。その詩は部屋の角に印刷物が用意されており持ち帰れます。
心静かに詩に耳を傾け、没入します。

この先の小さなシアターの映像鑑賞もお忘れなく。

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写真集も買ったのに、惹かれて絵葉書やマグネットまで購入してしまったお気に入りの作品。

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レースで囲まれた素敵な空間。

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両側の壁にはゆったりと写真の作品群。

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この次の部屋では、大きな2面のスクリーンに次々と象徴的な映像作品が。
反対側の壁沿いに座り込んで動けなくなります。

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展示室を出たロビーには、川内氏の写真集が多数置かれて閲覧できるようになっています。

この展覧会では、同じチケットでひとつ上のフロアの版画展も鑑賞できます。説明は割愛しますが、この作品群がまた見応えがある魅力的な作品が多数ありますので、おまけとして割愛されることなく、是非ともご覧になって下さい。
私は、版画展を鑑賞した後、しばしソファに座って休んだ後、再度戻って、お気に入りの幾つかの作品を堪能しました。
結局、3時間以上の対応滞在。時間に余裕を持って訪れられますよう。。

その後、私は近くの本が読めるカフェ fuzukueさんへ。
こちらでも数時間、魅惑的な蔵書から一冊お借りして濃密な時間を。
秋の空気そのままの五感が喜ぶ週末のひとときを過ごすことができました。

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