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欲しいほしいホシイ~第6章~

今日久々のバイトに行って来たらお客さんとして知り合いが1時間で3人も来て、世界の狭さを感じました。

いよいよ今日で『欲しいほしいホシイ』の内容の紹介は最後です。
ここまでありがとうございました。

第6章は「コミュニケーションについて」です。

例のごとく内容をまとめると、
①二種類の遺伝子
③広告の役割とは

という2点にまとめることができると思います。

それでは早速詳しく書いていきます。

①二種類の遺伝子

人間には遺伝子を二つ持っています。(突飛なことを言ってしまって驚かせてしまいましたね。)

KAZUもこの文章を読んで、驚きました。

二種類目の遺伝子とは、

「文化遺伝子」

といわれるものです。

人間は遺伝子によって種を存続させることに留まらず、文化遺伝子によって文化を継承、発展してきました。

言葉、技術、芸術、学問、文学、、、

様々な分野で目覚ましい発展を遂げてきました。

そして、商品にも文化遺伝子は宿っています。

トヨタ自動車に注目してみます。

トヨタの歴史は創業者・豊田佐吉が織機製作所を設立することから始まりました。その織機づくりのノウハウを生かし、自動車のエンジンを開発したところから自動車メーカーとしてのトヨタの歴史が始まったんです。最初の頃は失敗の連続でした。しかし、あきらめずに研究開発を進め、G1型トラックが完成しました。このトラックを足掛かりに、より快適に、より速い、より安全な車を求め改善改良が進められ、現在までに120車種が販売されています。(詳しくはこちらから)

この車一つ一つに文化遺伝子が宿っているというわけです。

②広告の役割とは

広告の役割は「文化遺伝子の増殖のサポートをする」ことです。
つまり、「商品がよく売れるように手助けする」ことです。

例えば、

人が情熱を注いで完成させた文化遺伝子の結晶を社会にアピールする。

製品に付加価値をつける。

商品が生活者に受け入れられるよう新しいライフスタイルの提案をする。

これらが文化遺伝子の増殖のサポートでしょうか。

〈広告という無限大の可能性を秘めた営みで、商品のポテンシャルを最大限発揮できるように頭をひねる〉

自分が選んだ仕事の大きな責任を感じると同時に、自分は会社に入ってからどんなことができるんだろうとわくわくしています。


最後に

広告に関する書籍はあまり読んだがなく、心配でした。しかし、筆者が柔らかい、平易な文章で最後まで書いてくださったおかげで、あっという間に読み切ることができました。

この本を読み、人間って意外と本能に支配されているんだなと思いました。(作者の思い通りでしょうか?)

古代ギリシャの哲学者・プラトンは「理性が二種類の本能を制御している」と考えていました。(超ざっくりいうと)

しかし、自分は理性に本能が制御されているのは、おとなしい時だけ。本気になればすごいし、本能はいつでも理性を出し抜こうとしている。とこの本を読んで思うようになりました。

自分の1~6章の記事を読んで、気になるところがあれば、ぜひ読んでみてください。

繰り返しになりますが、読みやすい文章なので、広告の本読むの初めて!という方にもおすすめです。(むしろ広告とはあまり関係ない方にも読んでいただきたいです!)

また、軸に「本能」というのが据えられているので、本全体に一貫性のあったようにも感じました。

今日はこの辺で。明日は何を書くか考えていません!ですが、よければ明日も読んでください。

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