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広告をマジメに考察してみた~サントリー翠編~

早速ですが、本日紹介するのはこちらのCMです!最近のCMですが皆さん見たことありますか?

CMの流れをおさらい

桜井ユキさんと東京03の角田さんが出演しているCMです。(以前紹介したカロリーメイトのCMは東京03の飯塚さんでしたね笑)

超庶民的な居酒屋に角田さんが入ってくると机にはすでにお酒を飲んでいる桜井さんの姿。そして何やら見知らぬお酒を手にしています。これが「翠ジンソーダ」なんです。

超庶民的な居酒屋なのにジンを持った桜井さんがいて角田さんは混乱してしまいます。それにタイミングが重なるように後ろの席に翠ジンソーダが運ばれてきます。そんな光景を目にした角田さんは思わず「それ、流行ってるの?」と聞いてしまいます。 

桜井「まだ。」
角田「まだかい。」

とても軽妙なやり取りですよね。さすがお笑い芸人さんです。まず、このCMを見て爽快感、緩急、居酒屋のざわざわ感、桜井さんと角田さんの演技など本当に細かいことにまで気が配られて感動しました。

ジンをBARから居酒屋へ

このCMの一番の特徴は居酒屋でジンということを繰り返しアピールしていることです。

ハツ串×ジン
居酒屋×ジン
って今までだとあまり考えなかったような組み合わせですよね。翠は「ジンはBARで飲むものというイメージをぶっ壊す」という使命を背負っているんです。このCMの一番最後の言葉は

「それはまだ、流行っていない。」

というものです。「まだ」って言っていますね。これからもっと幅広く日常的にジンが飲まれるという時代を作るぞという決意を感じます。

サントリーの得意分野

実はサントリー、以前にもあるお酒のイメージを変えて売り上げを伸ばすことに大成功しています。

そのお酒とは、ウイスキーです。ウイスキーもジンと同様に飲用シーンの限られるお酒でした。「おじさんぽい」イメージのお酒だったんですよね。そんなウイスキーのイメージを変えるためにサントリーは「ウイスキー」としてではなく炭酸で割った「ハイボール」を注力して売るようにしました。「角ハイ」「ジムビームハイボール」「ハイカラ(ハイボールと唐揚げ)」のCMやキャンペーンをバンバンやっていました。

このおかげでウィスキーが今や老若男女問わず親しまれるお酒になることができたんですよ!

もっと多くの人にお酒を楽しんでもらうために、お酒のイメージをひっくり返すという壮大なチャレンジをサントリーは以前からしているんですね!

終わりに

ちなみに僕はこのCMを見て居酒屋で頼んでみました。さっぱりと飲みやすくて何にでもあうようなおいしかったです。実際のところ本当に定番になりそうな予感がしました。(お酒は二十歳になってから)

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