代筆屋

「代筆屋として働いてきて沢山の人に手紙を書いて届けたよ」過去を振り返りながら語れば君は静かに話を聞いてくれる。「でも、誰も僕に手紙を書いてくれる人はいなかったな」苦笑混じりに呟けば君はどこか緊張したように手紙を差し出した。「あなたへの手紙を書いてきた!」その手の震えは本気だった。

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