完璧など無い
久しぶりの投稿になりました。
今回はいつもと少し違った観点でnoteを書きたいと思います。
これから書くことは私自身が感じた事です。全て鵜呑みにするにではなく、私の考え方に触れる気分で参考程度に読んで下さい。物事の見方は一つではないので。
最近になり、皆さんはアメリカの大学がいかに素晴らしいかを色々な場所で聞かされ、見てきたと思います。それによってアメリカの大学は、入ってしまえば毎日楽しく、完璧な場所だとすら思えてしまうかもしれません。
しかし、本当にそうなのでしょうか。
答えは NO です。
自分にとって苦労する、もしくは満足ではない部分はたくさんあります。今日はそのようなネガティヴな面を紹介します。
まずはじめに、言語です。
私は英語が第一言語ではないので、この問題にはかなり苦労しています。
生活の会話が全て英語なので、どの場面にも意味の取り違えが生じます。例えば、練習で監督やコーチの言っていることが分からないので、求められていることが分からない。また、怪我をしたときにどのように怪我をしたのか、どのようなリハビリが必要なのかを深く会話して理解を深めることができない。その他にも、入ったばかりの頃はチームメイトの話している言葉が分からず、一人、孤独感も感じていました。
このように言語によってかなり大変な思いをしています。
次に練習時間です。
アメリカの4年制大学のほとんどがNCAAの決まりによってチームでの活動時間を決められています。夏の5月から8月の間はコーチがついての練習が禁止されています。それにより、この3ヶ月の間は日本に帰ったり、PDLなど大学とは別のリーグに所属するチームと契約をしてサッカーをしなければいけません。加えて、春の1月から4月までの間は週5でしか練習が出来ないので基本的には土日がオフになります。これに関してはしっかりと休息が取れるという解釈もできるので、どちらが良いかは自分でもハッキリしていません。
試合間隔(感覚)
主に公式戦が行われる9月から12月の期間では、試合を週に2日ほど行います。この間隔はかなりコンディション調整が難しいです。試合の間隔が短いということは裏を返すと、疲労を考慮して強度が高い練習をできないということです。
試合に出てる選手は実戦で経験を積めるかもしれませんが、試合に出れない場合はかなり物足りないと感じると思います。もちろん公式戦がある秋シーズンは練習試合はありません。なので試合経験を積むには公式戦に出るしかないのです。そして、もし怪我などをした場合、治った頃には多くの公式戦が消化されているということも起こります。
最後にパーティー文化です。
他のアメリカについて発信している人もこの話題に触れるのを避けているように、私も書くべきなのかを悩みました。しかしアメリカの大学を知るには必要だと思い、書くことにしました。
パーティーの数は地域や大学にもよると思いますが、ほとんどの大学でパーティーが行われます。基本的には誰かの家で音楽を流して、友達と話したり踊ったりします。パーティー文化が無い日本人には理解し難いかもしれませんが、アメリカではパーティーに行くのが当たり前の文化として根付いています。映画などで軽く見たことがある人がいるかもしれませんが、映画そのままです。自分も初めて行った時には映画の世界にいるような感覚でした。
もちろん会場ではお酒を飲んでる人も多くいて、かなり勧められます。喧嘩が起こって警察が来るなんてことも起こるし、誰かが薬物を吸ってるなんてこともあります。まだ命の危険を感じたことはありませんが、日本よりも遥かに危険が身近に潜んでいます。
こんな感じでアメリカのネガティヴな面を色々書き出して見ましたが、どうでしょうか。アメリカ大学への見方が少し変わりましたか?
このnoteを見てくれた人が新しい発見をしてくれたら、私がこのnoteを書いた意味があったということだと思います。
私は日本とアメリカの大学を比べてどちらに行ったほうが良いと言うつもりはありません。どちらも良い面と悪い面を持っているからです。
ただ、アメリカは進学の選択肢に十分に入ると思います。アメリカにくる方法も沢山あります。私はTwitterやnoteを通して発信する事で高校、大学年代の選手の選択肢が広がる事を望んでいます。
ぜひそのためにもこの記事の拡散やいいね、コメントをお願いします。
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