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名前の意味とは幸せを願う事

僕は「生み出す経験」をした事がない。
ゼロからイチを生み出す事。もしくは無からゼロを見つける事。

何の事かというとつまりは、子供の名前の事。
どうやって考えたら良いのだろう、何を基準にすればよいのだろう。

名前つけの本も3冊買ったけど答えが出ない。

こんな時に頼れるのは親だった。
30代でも僕は子供であった。

僕の名前はなんで〇〇なのかと聞くと
以下の事を語ってくれました。

あなたが幸せでありますように と願いを込めたんだよ

そうか。なんか、ありがとう。
おもわず、うるっときました。

その他、テクニックとして
画数が良い、誰でも読みやすい、キラキラすぎない

などなど、色々あったが本質として

僕の子供が「名前」を呼ばれて幸せである事
親からの「願い」を与えてあげられる最高の贈り物のひとつ

であると分かった。
僕の個人的な愛情も与えたいな、と思った。

それにはまず、自分が我が子の幸せを本気で願う事が必要だと思った。
そう思えないと、本気で名前を付ける事はできない。

自分がこの世からいなくなっても、その後の物語を紡いでくれる子供。
人生はじめて、生物的な幸せを感じた。

なぜか、自分が死んだ後の事を幸せに考えていた。
こんな気持ちは初体験だった。


それから2日ほど、散歩したり、山に行ったり、水辺に行ったり、
奇麗なものを見たり、枯れきっていた感性を取り戻す行動をした。

幸せとは何だろう。

人それぞれだと思うし、もしかしたら僕の願う幸せは子供にとって幸せではないかもしれない。

でも、幸せでありますようにと願った事実は変わらないし
そのために不器用に考えて苦労した事実も変わらない。

すぐに届かなくても。
いつか、気づいてくれれば良いかな。

実際、自分の名前に対して親が願ってくれた気持ちは
30年以上後にあらためて伝わったのだから。

30年後に分かる、仕掛けでも入れておこうかな
など、余計な事を考えたり。

考えに考え抜いた名前は、無事に採用され
我が子に名前が付きました。

最高の名前だよ。僕が本気で君の幸せを願ったんだから。
という、やや勘違いに等しい熱量を持つ事、大事だよね。


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