見出し画像

人生を少しだけ豊かにするカメラのすすめ


カメラ歴1年半のわたしは、カメラにハマっている。


自粛期間が長引くと、家でも撮影を始めるくらいにはハマっている。



そんなわたしは、カメラの楽しさを多くの人に知ってもらいたい。だから今日は、多くの人がカメラを始めたくなるように、始めたきっかけや、ハマっていくまでの軌跡を書こうと思う。


「カメラは人生を豊かにする」と言うと大げさに聞こえるかもしれない。でも、あながちな間違いではないのだ。ちょっとの楽しみが大きな楽しみに変わるのがカメラの良さである。

公園の散歩が撮影大会に変わり、近所の徘徊がフォトウォークに変わる。そういう何気ない人生に付加価値がつけられるのが、カメラのいいところである。


そういった思想のもと、このnoteを書いている。だから皆さんにも、この幸せを感じてほしいのだ。そして、人生を豊かにするカメラの世界に、一歩踏み出してみてほしい。



前置きが長くなってしまったが、念のため想定読者とゴールだけ、本題に入る前に明確にしておこうと思う。

このnoteの対象読者:
カメラ始めようかな、どうしようかな、ちょっぴり気になるな、かっこいい写真撮りたいな、綺麗な写真撮りないな、などと悩んでいる人。もしくは既にカメラが好きな人やわたしのことが好きな人全般。

このnoteのゴール:
カメラをアマゾンで物色を始める程度には購買意欲が高まっている。とりあえず、カメラをはじめてみたいと思い、第一歩を踏み出そうとしている状態。


以上の前提でお届けする。それではさっそく本編に入っていこう。

「なんか、いいな」がカメラのはじめどき

いつか一眼レフのカメラが欲しいと思っているけど、なかなか踏ん切りがつかない人も多いと思う。だから、わたしが考えるカメラのはじめどきについて、まずはお話ししたい。


結論、人が撮った写真をみて「なんか、いいな」と思ったらすでにはじめどきである。動機的にはそれだけで十分だ。その気持ちさえあれば、カメラを好きになれるはず。


参考までに、わたしがカメラを始めた経緯についても少し触れておく。


かつて、わたしが入っていたオンラインサロンはカメラマンが多かった。だからカメラマンが撮った写真に触れる機会も多かった。そんな環境にいたので、連日カメラマンが撮った写真を見ては


「かっちょいい写真だなー」
「あんな感じの写真が自分でも撮れたらいいなー」



と漠然と考えていたのが、全ての始まりである。


そこからじわじわと、カメラが欲しくなっていった。その欲求は日に日に高まり、そしてついに、衝動が抑えられなくなる。そうなったらもう止められない。私はカメラの道に進むしかなかった。

ビッグカメラかヨドバシへGO

『少しでも「欲しい!」思ったらとりあえずビッグカメラにいけ。ヨドバシカメラでもいい。行ってから考えればよい。その第一歩から人生が始まる。』


という有名な格言があるとかないとか。(多分ない)


最初の一歩はなかなか踏み出しにくい。だからまずは売り場にいくところから始めること。くよくよ悩んでいてもカメラは降ってこないし、時間の無駄でしかない。百聞は一見にしかずで、まずは現物を見てみるのをおすすめする。


ちなみに、カメラ屋さんに行くときはカメラがわかる人といくと良い。種類が多すぎて一人では選べないので、アドバイスをもらいながら決めるのがベストだ。


ちなみに私がカメラを買いに行った流れは以下の通り。オンラインサロンで出会った友人の森川氏に同行を依頼した。





諸々の付属品を入れても10万円から少し足が出る程度だった。まずは小さくても始めてみることが、カメラ人生の第一歩だと思う。


ちなみに私の買ったカメラはこちら▼



余談だが、翌週には追加で単焦点レンズを買い足している。カメラ初心者あるあるで、無性にポートレートが撮りたくなるのだ。


単焦点レンズを使うと、背景をぼかしたきれいな写真が撮れるので、ちゃんとしたカメラで撮った実感が欲しい人にはおすすめである。


また、そこで登場するのが通称『撒き餌』と呼ばれる単焦点レンズ。たいへんお手頃価格で手に入るので、手を出したら最後、どんどん良いレンズを求めるようになり、出費がえげつないことになる。



わたしは並の精神力ではないので『撒き餌』レンズまでで持ちこたえているのだが、感覚的に5人に1人くらいはレンズ沼にハマっていくので、注意していただきたい。


とはいえ、趣味の話なのでまったく悪いことではなく、ただ、「覚悟をしておけ」という話である。レンズの沼は本当に恐ろしいと思うので、ハマる覚悟は常に持っておきたい。

はじめは見よう見まねでいい

カメラを買ったばかりの頃はなかなか上手く撮れない。わたしもそうだった。スマホの方がまだ綺麗に撮れるんじゃないかってくらいに、上手く撮れなかったりする。特にマニュアル撮影は初心者には難しい。


最近のスマホはカメラ性能が高いので、しっかりレタッチすればいい感じの写真が撮れてしまう。



だから、
本当はマニュアルで撮りたいけど上手く撮れない→あれこれスマホでよくね?→てかカメラ重くね?→いらなくね?


みたいな悲しい流れになりかねないのだ。ここはグッとこらえて、なんとかもう少し頑張って欲しいところである。


そもそも最初は下手で当たり前なのだ。その前提でカメラをはじめて、はやくコツを掴んで欲しい。


流れとしては、まずは最低限の知識をつけて、人の写真を真似しまくることが大切である。知識に関してはISOや絞りなど、基礎レベルの話からでいい。それからいろんな写真を見て、真似して、撮ってみることが重要だ。


ちなみにAmazon Unlimitedは以下のnoteにもあるように、カメラ本がたくさん読めるのでおすすめである。既に加入している人はぜひ色々見ていただきたい。



また、画像加工(レタッチ)に関しては、AdobeのLightroomというツールが、スマホだと無料で使える。まずはここから始めてみてほしい。レタッチを覚えると、より写真の幅が広がるので、早めに習得すると良いと思う。



繰り返しになるが、はじめはとにかく写真を撮りまくって、慣れることが重要である。ただ、なかなか機会もなかったりもするので、イベントやコミュニティを探して、参加してみるのも手段の一つだ。


わたしは、カメラをはじめて数ヶ月たった頃、カメラのオンラインサロンに入会してフォトウォークや合宿に参加した。


特に合宿はいいタイミングで参加できたと思う。たくさん写真を撮って、レタッチについても学ぶことができたので、カメラ初心者のわたしにはうってつけのイベントだった。



こうして少しずつカメラに慣れていくと、どんどんカメラの世界に引き込まれていく。

とにかく撮るのが楽しくなるフェーズ

写真を撮りまくっているうちに、だんだんと自分のスタイルが見えてくる。何を撮るのが好きなのかがわかってくる。ここまできたらもう楽しい。どこへ行くにしても、カメラを持って出かけたくなるはずだ。


例えば、わたしは生き物を撮るのが好きなので、道端で足を止めては植物や人の写真を撮っている。動物の撮影も大好きだ。



どこに出かけるにもカメラを持っていくようになると、大げさではなく外出の楽しみが倍増する。それくらい、あらゆる外出の価値が上がっていくのだ。


冒頭でわたしが「カメラは人生を豊かにする」と言ったのはそのためである。本気で、人生を少しだけ豊かにするツールだと考えている。なぜもっと早く買わなかったんだろうと、後悔するほどである。

少しだけ、こだわりたくなる

そんな調子で引き続き撮りまくっていると、ますます自分のこだわりが出てくる。レタッチにもかなり慣れてくる。写真の切り取り方や構図なんかも、ちゃんと考えるようになる。やっぱり新しいレンズも欲しくなる。


先述の通り、レンズに関しては”沼”と呼ばれるほど、次から次へと欲しくなる。本当にハマっていく。


私も本当は欲しいのだけども、いや、欲しいのだけども、結婚したばかりだし、これからライフイベントなど諸々あるので我慢している。というかなんならボディすら欲しい。欲しい欲しい欲しい欲しい。

レタッチの役割について

せっかくなのでレタッチの話をしたい。わたしがレタッチについて語るなんて100万年早いのだが、わたしなりにレタッチについての考えはあるので、これからカメラを始める方々に向けてお伝えしようと思う。


まず大前提として、本格的にカメラをはじめるとレタッチを避けては通れない。撮ったものをそのままあげるのではなく、このレタッチという過程を通して、世にお披露目することがほとんどになる。


レタッチについてはいくつか役割があると思う。


まずわたしは、自分が感じたものを写真を通して伝える上で、重要なプロセスだと考えている。写真にすることでリアルよりも劣化する感覚や体験を、出来るだけリアルに近づけるのがレタッチの役割の1つなのではないかと思う。写真として切り取ったワンシーンを、出来るだけ解像度高く伝えるために、レタッチをする。

もしくは、被写体の魅力や特徴をより際立たせるために行うこともある。それにより、写真を見た人をより引き込むことができる。


つまりは、見る側に何かメッセージを伝える上で、とてもとても大事な工程なのだ。あくまで個人的な考えではあるし、プロからしたら全く違うのかもしれないが、少なくとも私はそう考えている。


もちろん撮って出しの写真もいい。あえてそうする場合だってあるし、どっちが良い悪いの問題ではない。ただわたしは、見た人の心に少しでも響くように、レタッチを大いに活用している。

スマホでも写真が撮れるのにカメラを持つ理由

カメラが趣味ではない人にとっては、正直スマホで十分だとは思う。ところが、カメラは使ってみないと趣味にはならないので、ここで矛盾が生じる。だから、まず一歩を踏み出すには思い切りが必要だ。


最後に、わたしがスマホではなくカメラがいいなと思う点をいくつか紹介したい。


まず、当たり前だが性能がまるで違う。いい写真を追求したいなら、カメラを買うしかないと思う。気持ち的にも、「カメラで撮る」ほうが気合も入るし、良いUXを体感できる。あの握っている感覚がたまらない。


また、人物撮影であれば、良いカメラの方が撮られる側も嬉しいはずだ。普段以上にいい顔を引き出せるかもしれない。その人らしさをより引き立てることができる。


また、カメラを持つから見える景色もある。スマホはふと気付いた時に写真を撮る程度のものだが、カメラははじめから「撮る」スタンスで握るものなので、普段は気づかないことに気づき、写真に収めることができる


そうすると、普段から通っていた道も楽しくなる。外を歩くだけでも楽しめるようになる。人生が少しだけ豊かになる。


だから今、カメラを買おうか迷っている人は買えば良いと思う。もちろんこのご時世だから旅行とかは行けなくても、自分が歩ける範囲で、楽しむことはできる。密を避けて、楽しんでいただきたい。


買うなら早いに越したことがない。私自身ももっと早く買えばよかったと思うから、強くおすすめしている。


もしこのnoteを読んで興味を持ったら、ぜひ色々探してみて、自分にあった一台を見つけて欲しい。きっとその一台が、運命の一台になるはずだ。

最後に、このnoteを書こうと思ったきっかけはSIGMA fpさんの #カメラのたのしみ方 という企画なので、SIGMA fpさんのカメラも簡単に紹介したい。めちゃくちゃスタイリッシュでかっこいいのだ。めっちゃ欲しい。

もともと存在を知ったのはGo Ando / THE GUILDさんのnote。いいなあ、欲しいなあと思いながらnoteを読ませていただいた。Twitterもよく拝見している。マガジンも作られていたので、ぜひこちらも合わせて読んでいただきたい。



長文で失礼した。このnoteをきっかけに、カメラを始めてくれる人がいたら幸いである。そにために、このnoteを書いたのだから。



そんなことを思う土曜日の午前。天気は雨。


小木曽

この記事が参加している募集

カメラのたのしみ方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?