【定点観測】Jリーグ選手のSNSフォロワー数動向(2019/12) #JリーグSNS豆知識
取得しているデータは、手元で集計した2019年12月末日時点のものです。
選手の抜け漏れなどにお気づきの方はnoteへのコメントやTwitterでご連絡をいただけると嬉しいです。
「アスリートのSNS活用が大切!」と叫ばれて久しいですが、実際アスリートのSNSにはどれくらいのフォロワーがいて、1ヶ月にどれくらい伸びているものなのか?
そんな疑問を、Jリーグ選手のSNSフォロワー数データを基に見ていきます。
※タイトルに定点観測と書いてしまったので気が変わらなければ定期的に更新したいと思いますw
Twitter活用No1Jリーガーは!?
はじめにスポーツと最も相性が良いSNSと言っても過言では無いTwitterから見ていきましょう。
目につくのはやはり上位の外国籍選手たち。
ヴィッセル神戸に所属するアンドレスイニエスタ選手は2,400万人強のフォロワーを誇ります。そのフォロワー数は桁違いで、英国営放送のBBCや世界最大級の通信社であるロイター通信と比較しても遜色ありません。これらグローバルメディアと同等の発信力を持つイニエスタ選手、やはりその影響力は強烈です。
日本人最多フォロワーは槙野選手で、中村憲剛選手・大久保嘉人選手らと続きます。フォロワー10万人を超えているJリーガーは現時点で18選手というのも指標の一つとして面白いかもしれません。
12月に最もTwitterフォロワーが増えたのは?
次は「月間増加数」に注目していきます。今回は2019年12月の1ヶ月間で、どのくらいフォロワー数が伸びたかというデータです。
前述の合計フォロワー数では日本人選手は代表として活躍した経験のあるベテラン選手が比較的上位となる傾向がありましたが、1ヶ月あたりの増加数で見るとその様相は変わります。
なかなか興味深いランキングとなってのではないでしょうか?
ざっと総括すると、「天皇杯で決勝へ進んだ神戸の選手たち(6人)」「12月までに移籍が発表された選手たち(13人)」のフォロワー増加が目立ちます。特に後者の割合は大きく、移籍が決まったからといって移籍元のフォロワーが急に離れるわけでなく逆に移籍先のフォロワーが増えることで絶対数が増加するということが如実に表れました。
JリーグNo1インスタグラマーはやっぱりあの選手
続いてInstagramの活用を見ていきましょう。
こちらもはじめは合計フォロワーのランキングです。
上位4選手の顔ぶれはTwitterと全く同じ。さすがにワールドクラスな選手たちの影響力は群を抜いています。JリーグNo1インスタグラマーはイニエスタ選手でした。5位・6位にはタイのスター2人がランクイン。(タイではFacebookがダントツの利用者を誇りますがInstagramユーザーも多いのです)全体的に外国籍選手の割合が多いことが特徴です。
画像や動画メインのSNSであるInstagramは、Twitterに比べて言語の壁を超えてワールドワイドにフォローされる傾向が強く、これからInstagramを積極的に使っていきたいと考えているアスリートはこの点を意識すると良いかもしれません。
日本人最多フォロワーはこちらも同じく槙野選手。サッカーファンに留まらない人気ぶりが分かります。このランキングは20位までの表示ですが10万フォロワーを超えている選手は全部で27選手おり、Twitterの18選手を上回る結果となりました。
12月に最もInstagramフォロワーが増えたのは?
Twitterの時と同じく、「月間増加数」にも注目してみましょう。
こちらは「ヴィッセル祭り」とでも言いましょうかw、フォロワー増加上位20選手のうち13選手がヴィッセル神戸の所属選手でした。
神戸はJクラブの中で最も多いInstagramフォロワー数を誇っている上、選手のタグ付けも各投稿しっかり行っている為、クラブアカウントから選手アカウントへの流入も少なくなさそうです。
今後、選手がクラブを選択する際の一つの要素として、「ピッチ内のみならずピッチ外においても自分の価値を高められるかどうか」が判断材料となる時代は間違いなく来るはずです。その時代が来た時に後悔しないためにも、クラブのSNS力を高めることは急務、と言えるかもしれません。(もちろんピッチ外における価値向上はSNSに限った話ではありませんが)
それにしても、Twitter・Instagram双方の増加数で日本人首位となった藤本選手はすごいですね。
その投稿からは「ファンとともに歩み続ける毎日」を垣間見ることができ、ある種の共創型マーケティングの要素も見てとれます。
脱線しますが「ファンとともに歩み続ける毎日」というキーワードはアスリートのSNSにおいて最も大切なキーワードです。世界最高峰のF1レーサーであり、多数のSNSフォロワーを誇るルイス・ハミルトンは、そんな関係性を「WE WIN AND LOSE TOGETHER」という言葉で表現していました。
ということで今回は、Jリーグ選手のSNSフォロワー数データを基にアスリートのSNSにはどれくらいのフォロワーがいて、1ヶ月にどれくらい伸びているものなのか?といった点についてまとめてみました(どなたか異競技でも同じようなデータを開示してくれないかな…)
Jリーグ選手のSNSフォロワー数動向については「定点観測」をしていこうと思いますので、ぜひこのnoteやSNSアカウントをフォローしていただき、情報をお待ちいただけると嬉しいです。
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