シェア
栗本和紀│日本酒作家
2015年9月11日 05:14
拝啓 友人の駿くん。お手紙書きます。 先日、君と同じ名前の日本酒を見つけました。 居酒屋のドリンクメニューに、君の名を確認したときにはもう、店員さんに注文を告げていました。 まるで、仕事も足も速い、君のように。 振り返れば、君と出合ったのは、僕らが法律的にも、身体的にも、まだ日本酒を飲めない18,9歳の頃でした。 アルバイトの面接へ行けば落とされてばっかりだったし、合格して働き始め