見出し画像

史上最高の勝率 ルイス・エンリケ監督 「勝つ為に必要な変化とは」

現在、スペイン代表の監督を務めているルイス・エンリケ監督。

ルイス・エンリケといえば、2014年からFCバルセロナを3シーズン率いて、メッシ、ネイマールスアレスを共存させ、通称MNSを生み出した監督です。

画像2

まず最初にルイス・エンリケ監督が史上最強の勝率を持っていることはご存知でしょうか?

バルセロナに就任後、50試合で42勝(勝率84%)とクラブ史上最高の成績を残しています。
これは過去最高と呼び声の高いグアルディオラ監督が率いたバルセロナをも超える記録です。

その後、史上最速(126試合)で公式戦100勝を達成した監督であり、バルセロナでの3年で9タイトル、勝率は史上最高の76.2%を記録した正に勝利という言葉が相応しい監督です。

画像3

FCバルセロナを率いた3シーズンで獲得したタイトル

・リーガ・エスパニョーラ:2回 (2014-15, 2015-16)
・コパ・デル・レイ:3回 (2014-15, 2015-16,2016-17)
・UEFAチャンピオンズリーグ:1回 (2014-15)
・UEFAスーパーカップ:1回 (2015)
・FIFAクラブワールドカップ:1回 (2015)

バルセロナ就任後からタイトルを総なめしていました。

ルイス・エンリケ監督が就任前の2013年のバルセロナは、なんと無冠に終わっています。

ルイス・エンリケ監督がバルセロナをまた新たに再建し、変化を齎し、再び世界から光を浴びる存在にしたと言っても過言ではありません。

そんな史上最高の勝率のルイス・エンリケ監督はどのようにチームを指揮しているのでしょう。

こちらは現在スペイン代表を率いている際の映像です。

世界からも注目を受けている指導シーンなので、もし興味がありましたら、ご覧ください。

画像4

このようにピッチ全体を見渡しながら、指揮しています。

動画を見れば、どれだけ情熱を持って指揮しているかは一目瞭然です。

【ルイス・エンリケ監督の目的】

“El objetivo es ser el mejor que el rival. ”
目的は相手チームよりも優れることである。

FCバルセロナを率いていた時代のあるインタビューでそう答えています。
勝利に貪欲であり、戦術家でもあるルイス・エンリケ監督らしい素敵な表現です。

「相手にとって何がダメージになるのか。
僕たちは毎試合変化していくんだ。
もう基本的なプレースタイルを持っているから、毎試合勝てる。それは違う!
常に状況を見て、変化していかなければいけないんだ。」

今回はそんなルイス・エンリケ監督が戦術面での変化について具体的なシチュエーションを語っているので、それらをお届けできたらと思います。

【ルイス・エンリケ監督の言う勝ち続ける為の変化とは何か】

「相手チームは私たちの戦い方に徐々に対応してくるんだ。
たくさんの監督が高いレベルを持ち、研究し、どのように回避するのか。(私たちに対し)どのようにプレッシャーを生み出すのか。
それらに応じて私たちは変化していくんだ。」

ここから先は

1,663字 / 8画像 / 1ファイル

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?