グアルディオラ監督から考える戦術とポゼッション本質

“ La táctica son los jugadores. “
戦術は選手たちだ。
グアルディオラ

これまでFCバルセロナ、バイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・Cを率いて数々のタイトルを獲得しているグアルディオラ監督。

ポゼッションサッカーが絶対だと考えられていますが、実際はどうなのでしょうか。

これまでグアルディオラ監督が率いたチームでは、それぞれ国が違うので、サッカースタイルが大きく異なっています。

FCバルセロナ (リーガ・エスパニョーラ / スペイン)
バイエルン・ミュンヘン (ブンデスリーガ / ドイツ)
マンチェスター・C (プレミアリーグ / イングランド)

スペインはポゼッションサッカーを主体としていますが、ドイツ・イングランドではより縦に速いサッカーを歴史的に繰り広げています。

その中でどのようにしてグアルディオラ監督は自分自身のサッカー哲学を各チームに落とし込み、勝利しているのか。

Cuando hablamos y podemos hablar 
“¿Porque juegas así? “
Qué jugadores tengo!!
“なぜこうプレーするのか？” と聞かれたら
どんな選手がチームにいるかだよ！

僕はこれを聞いた時にグラルディオラ監督のサッカー哲学の内部が見えたように感じました。

ポゼッションサッカーといっても戦っている国やチームにいる選手によって戦い方を変えているということ。
自分のサッカースタイルを持っているものの、ポゼッションという１つのスタイルに縛られ、依存することなく、勝利に適した戦い方をそのチームごとに生み出し、変化を作りながら勝利に最善を尽くしているということです。

勝利を追い求め、目的はいつでも勝利であり、自分自身の哲学・美学に対し、必要以上に過信していないということです。
ポゼッションという自分のスタイルを持っていても常に変化を求めています。
だから、グアルディオラ監督のサッカーは強いのだと確信しました。

¿Qué jugadores tienes?
En función de eso, tú te adaptas y te imaginas las jugadas con ellos ¿Por qué haces esto? Nos vas viendo.
どんな選手がチームにいるか？
それに応じて、プレーを適応し、
彼ら(選手たち)のプレーを想像する。
なぜこれをするのか？
それを確かめていくんだ。

グアルディオラ監督が考える戦い方には、監督のみならず、サッカープレーヤーもしくはサッカーをしていない何か目標を達成したい全ての人に考え方の１つとして当てはめられるものではないでしょうか。

自身の好きなスタイル・自信があることを軸とし、目的達成のために、状況に応じて変化する。
そして余韻に浸ることなく、新しいこと追い求め、進化していく。

これこそグアルディオラ監督がサッカー監督として証明してくれていると思います。

そしてグアルディオラ監督にとって

ポゼッションとは何でしょうか？

詳しくお伝えします！