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他者の感情を感じ取る「共感」低くても高すぎてもダメ?

今日は、他者が抱いている感情を感じ取って同じような感情を自分も体験する「共感」について記事を書いてみようと思います。

共感は「嬉しい」「楽しい」などの肯定的な感情だけではなく、「悲しい」「寂しい」といった否定的な感情にも生じます。

共感する能力を持っていると、コミュニケーション能力があるという意味でプラスの評価につながり、円滑な人間関係を形成することが可能になります。

しかし、昨今は空気を読むことを求められる機会が増えてきて、過度に空気を読み過ぎると、日常生活に支障が出てしまうようになってきています。そんな中で、共感性に欠けている人達だけではなく、共感性が高すぎる人達(いわゆるHSPの傾向がある人達)にも注目が集まっています。

共感が高すぎる人達は日常生活で生じる出来事や、他者の気持ちに過度に感情移入することで自分の感情が振り回されて心身ともに疲弊してしまいます。

共感性が高すぎて困っている場合、限界設定を設けて人との心理的距離を取ることが有効と言われています。

自分の共感性の高低を確認して適度な距離感を保つことが大切です。

私の場合、共感によって相手の気持ちを察し、その気持ちに配慮して相手を尊重することを大切にしてきました。

しかし、いろいろな価値観の違う人達の感情に、過度に共感しすぎて疲弊してしまいました。

かと言って、共感をやめてしまうと、今まで大切にしてきた相手の気持ちに配慮し尊重する姿勢を失い、冷たい人間になってしまう感じがしました。

やはり、共感は低すぎても高すぎても、駄目ということを実感しています。

適切な距離感を持った共感を、もう一度身に着けて、相手の感情を受け止めながらも、自分の感情も大切にできるようにしていきたいと思っています。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
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参考:教養としての心理学 101

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