そんなことしたら、お母さん警察に捕まっちゃうよ。。

四月一日と書いて「わたぬき」と読みます。

冬の間に防寒として着物に詰めた綿を旧暦4月1日に抜いていた。

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春先、お母ちゃんと女の子の会話。

押し入れから衣装ケースを取りだしているときに
「ねぇ、お母さん。なにしてるの?」
「今ね、暖かくなってきたから、衣替えしてるのよ」

「ふ~ん。子供替えしてるの?」
「ちがう。こ・ろ・も・か・え」
「子・供・買・え!?」

そんなことしたら、お母さん警察に捕まっちゃうよ。

子供の耳は、笑いと希望に満ちています・・。


 小学生の頃、くもん(公文)に通っていた。

家から、くもんに行く途中に広めの空き地があって

そこではいつも、同級生や知り合いが草野球をしている。

「カズ。どこに行く?」と野球をしている同級生から声をかけられる。

「くもんに行って、将来、世界平和のために勉強してくる!」と答える。

「今。メンバーが足りないくて困っているんだよなぁ」

  
 日頃、かぁちゃんがよく言っていた。

「困った人がいたら助けてあげてと」

メンバーが足りなくて困っているなら助けてあげねば・・。

楽しい時間は、アッといういう間だね。


暗くなったので、家に帰ると玄関で、かぁちゃんが仁王立ち。


「和歩! くもん行かなかったね!!」
「あっ!」

「空き地で野球してたでしょ!!」
「うっ!」

「で?くもんのカバンはどうしたの!!」
「おっ・・カバンがない」

「こんなこともう何回目??」
(・・そんな計算できるなら、くもんなんか行かないよ・・)と口にはだせない。

「ごめんなさい、今度こそ、ちゃんと くもん行きます」

「その今度こそって言葉、何回目??」
(・・・あっ・・そういえば、前にも言っていたか・・)

 なんで、野球していたのを知っているんだ。

 
 
どうやら、かぁちゃん・・秘密警察を雇っているな・・。

授業を抜け出して、遊んでいたのもバレたし、よそ家に実っているシークワシャーを盗み食いして、家に帰ったら、すでにかぁちゃん知っていた。


 もしや・・かぁちゃん。 秘密警察の大ボスかもしれない・・

世界のうちなんちゅ・・容疑者・・和歩 確保!


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