えくすきゅず・みぃ~~。デカい外人さんが現れた!!


(トウ):(辶(辵)+兆)。「立ち止まる足と十字路の象形」(「行く」の意味)「占いの時に亀の甲羅に現れる割れ目」の象形(「はじき割れる」の意味)から、「別れ去る」、「逃」という漢字が成り立ちました。
             

(漢字/漢和/語源辞典より)


殷の時代(およそ3千年前) 王さんが祭祀、軍事など重大なことを亀さんの甲羅で占っていた。

事前に亀さんの甲羅に文字(甲骨文字)を刻んでいた。
その甲羅の割れ方によって判断をしていた。


逃という字は、面白いね。
「立ち止まる足と行く」なんて真逆だよね。


 「逃げる」は、戸惑っているけど、やっぱり
逃げるしかない!という心情があらわれているねぇ。


 オイラが高校時代、友人と町を歩いていると

「エクスキュズ・ミー」とデカい外人さんが
友人に声をかけてきた。

驚いた友人は、とっさにオイラの後ろに隠れた。

外人さんと目が合って、次はオイラに声をかけた。

 
 話によると、道に迷って行き先を教えて欲しいということが分かった。

○○商店街の中の○○の店へ行きたいとのこと。


 「まず、2つ目の信号を渡って、それから
渡ったら、左の曲がる・・」

「アァ・・ワンモア?」

「次は、指を2本立てて、2つ目の・・
信号・・」

「アゥ・・・シンゴ?」

「そうそう・・赤、青、黄色のね」

外人さんは、信号はあれかと指をさす。

体全体を使って、説明すると

外人さんは手にしているメモを確認しながら

「オーケィ、グッジョブ!」親指を立てて

そしてオイラと握手をして別れた。


友人が「なぁカズ、せめてライトとかレフトとか
簡単な英語ぐらい言えよ」と小馬鹿にした。

「逃げる奴には言われたくない」と返答すると

「すっ・・スマン」と少し反省した友人でした。


 沖縄には、米軍基地があるせいなのか、
外人さんが多い。

そもそも、あちらさんが、沖縄に来たのであって
こちらが委縮するのはおかしな話だ。


 外人さんだから英語で対応せねば・・と焦ることはない。

相手も英会話を期待しているわけではない。

困っている状況から脱したいだけ。

困っているなら助ける。これだけのこと。

逃げるのは、危険、危害が想定されている時だね。

必要だから、逃げるという言葉が存在する。


判断に迷うから
 
「立ち止まる足と行く」の意味が、含まれているんだなぁ。


兆に、辶で「逃げる」 兆に、扌で「挑む」

足なら逃げて、手なら挑む。

漢字はおもしろい。

世界のうちなんちゅ和歩は今日もいい感じ(漢字)



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