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初心者でも知的財産を学べる本【おすすめ3選】

こんにちは。つなぐIP株式会社CEOの
朝倉 和彦です。

日常で知的財産を意識することはあまりない
かと思いますが、ブログやSNS等でも
他人の知的財産を侵害してしまうと、サイト
の閉鎖や削除、時には訴えられてしまう可能
性があります。

今回は、特許や商標など知的財産について
初心者の方でもわかりやすく理解の出来る
本を初心者でも知的財産を学べる本
(おすすめ3選)
として、ご紹介します。

ブログやSNSをされている方から、起業家や
創業期のベンチャー・スタートアップの方
などにも参考になると思います。


初めに簡単な僕の自己紹介です。

2019年4月1日につなぐIP株式会社を
設立し、知的財産アドバイザー事業、
起業アドバイザー、自社メディアの運営
などを行っています。


楽しく学べる「知財」入門

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「楽しく学べる「知財」入門」は、弁理士である稲穂健市氏の著書です。

【著者】
稲穂 健市
東京都生まれ。東北大学研究推進本部特任准教授、弁理士、米国公認会計士(デラウェア州Certificate)。横浜国立大学大学院工学研究科博士前期課程修了後、大手電気機器メーカーにおいてソフトウェア関連発明の権利化業務、新規事業領域における企画推進・産学連携・国際連携などに従事。約7年間は米国カリフォルニア州にある研究開発拠点の運営にかかわった。知的財産権を楽しくわかりやすく伝える知財啓蒙の第一人者。

この本は、「知的財産リテラシーを最大限高めること」を目的とした本です。

東京五輪エンブレム騒動など様々な具体的事例から、著作権や商標権、意匠権、特許権といった知的財産を、それぞれわかりやすく説明されています。序章の知的財産とは?の説明は少し堅く読みづらいかもしれませんが、それ以降の事例は読みやすいです。

この本をお勧めする理由は、「模倣」という行為にフォーカスを当てて、知的財産に含まれる各権利の違いを理解できるように紹介されているからです。必ずしも「模倣」がすべて駄目なわけではないことなども説明がされています。

写真の本の帯にある、「C」に著作権はあるか?は、広島東洋カープ、中央大学、シンシナティ・レッズ、智弁学園和歌山高等学校野球部が使用している「C」について著作権があるのか著者の意見が述べられていたりなど、興味を引く内容になっています。

知的財産について知りたい方は、世の中の多くのものが知的財産に関係していることがよくわかりますし、3Dプリンターからジャニーズ事務所の早変り衣装のことなど、楽しく知的財産を学ぶことができます。


レシピ公開「伊右衛門」と絶対秘密「コカ・コーラ」、どっちが賢い?

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「レシピ公開「伊右衛門」と絶対秘密「コカ・コーラ」、どっちが賢い?」は、弁理士である新井信昭氏の著書です。

【著者】
新井信昭(あらい・のぶあき)
1954年生まれ。高卒後、サラリーマン生活を送る中、幼なじみから見せられた大学の卒業証書を見て一念発起。新聞配達やタクシー運転手などでお金を貯め、25歳の時に1年間かけて世界一周の旅へ出る。
帰国後、身に付けた英語を生かして秋葉原の免税店で働き始めるが、そこで知り合った司法試験受験生に影響を受け、法律の面白さに目覚める。
29歳で行政書士、30歳で弁理士予備試験に合格。精密機器メーカー勤務の傍ら、39歳で弁理士本試験に合格。芝浦工業大学夜間部の学生と特許事務所所長の二足の草鞋を履く。
同大学2部電気工学科卒。
さらなる知見を得るために52歳で東京農工大学大学院入学。博士(工学)。
現在は同大学院・ものつくり大学非常勤講師(知的戦略論)、
(株)グリーンアイピー代表取締役。知財コミュニケーション研究所代表。

この本は、「知財コミュニケーション力を身につけ豊かな人生をおくること」を目的とした本です。

ビジネスにおいてヒト・モノ・カネがなくても簡単に実践のできる手法や、冒頭では本のタイトルであるレシピ公開「伊右衛門」と絶対秘密「コカ・コーラ」、どっちが賢い?について『知財をいかに戦略的に利用するか』が大事であることなど紹介されています。

この本をお勧めする理由は、身近な事例と共にわかりやすさに重視を置かれて書かれていて、初心者の方でも特許の概要や特許出願のポイント、目的についてなどわかりやすく解説されている本となっているからです。

企業同士の特許訴訟の事例をわかりやすくいくつも紹介されていたりなど、楽しく学ぶことができます。


パクリ商標

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「パクリ商標」は、「レシピ公開「伊右衛門」と絶対秘密「コカ・コーラ」、どっちが賢い?」と同一の著者であり、商標「ホリエモン」の出願代理人を務めた新井信昭氏の著書です。

【著者】
新井信昭(あらい・のぶあき)
以下省略

この本は、「商標について、わかりやすさを最優先にして気軽に読めること」を目的とした本です。

この本の中で、著者が「居酒屋のトークネタ」となる本にしようと決めたと言われている通り、「マリカー」や「フランク三浦」、「PPAP」のことなど、その時話題になったことなどが紹介されていて、気軽に読める本になっています。

この本をお勧めする理由も、ズバリわかりやすさです。パクリ商標は「絶対悪」か?などのテーマと共に、興味を引きつつ難しく考えることもなく読み進められる本になっています。

商標について知りたい方は、とても読みやすいですし、楽しく学ぶことができます。


まとめ

今回、初心者でも知的財産を学べる本【おすすめ3選】として、僕が読んでわかりやすいと思った本をご紹介しました。

どの本も前提の知識がなくても読みやすい本ですので、よかったら読んでみてください。知的財産が少しでも身近になると嬉しいです。

今後も、読んでためになった本を紹介していけたらと思っています。


起業予定の方には起業アドバイザー、
創業期のベンチャー・スタートアップの方へ
は知財アドバイザーなどのサービスや
セミナーなどを行っています。

気になることがありましたら、僕のSNSでも
結構ですので、お気軽にご連絡下さい。


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