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アイデアソン(「アイデア」と「マラソン」を組み合わせた造語で、解決に向けた糸口を探す場)の実施

 厚生労働省は、トラック運転者の長時間労働改善に向けて運送事業者や荷主企業が抱えている物流課題テーマを募集し、物流生産性向上とトラック運転者の長時間労働改善に向けた意見交換を行う「アイデアソン」(「アイデア」と「マラソン」を組み合わせた造語で、解決に向けた糸口を探す場)を、「トラック運転者の長時間労働改善に向けたポータルサイト」において5月31日まで募集、7~9月にオンライン意見交換会を開催することとし、長時間労働改善に結びつくが自らの力だけでは解決できない課題テーマを募集することにしています。

■アイデアソンの概要
[開催概要] 
 トラック運転者の長時間労働改善に向けて、荷主企業やトラック運送事業者が抱えている課題テーマに対し、その課題解決のために消費者や荷主企業等に勤務する方などの様々な立場の参加者が一丸となって意見交換を行い、解決に向けた糸口を探す意見交換会(「アイデアソン」)です。募集する課題テーマ数は3つであり、テーマごとに1回ずつ開催します。
 アイデアソンのテーマとして採用された方には、アイデアソンにご出席の上、課題テーマについて、ご説明いただきます。[開催の背景]
 トラック運転者は、他業種の労働者と比べて長時間労働の実態にあります。その背景には、荷主や配送先の都合により、長時間の荷待ち時間(貨物の積み込みや荷下ろしの順番を待つ時間)や、手荷役(手作業での貨物の積み込みや荷下ろし)が発生するなど、貨物運送における取引慣行などからトラック運送事業者の努力だけでは改善が困難な問題が存在しています。
 重要な社会インフラである物流が滞らないようにするために、そしてトラック運転者の長時間労働を改善していくためには、荷主企業とトラック運送事業者、そして国民が協力しあって、取引環境の適正化に取り組むことが必要不可欠です。
 これまでも、厚生労働省においては、運送事業者と荷主企業の協力による長時間労働の改善の取組例の紹介や、荷主企業同士の連携の創出等の取組を行ってきました。
 今回は、さらに、これまでの運送事業者や荷主企業といった直接の関係者のアイデアにとどまらず、様々な立場の参加者の意見交換から生まれる新たな課題解決アプローチの創出もねらいとして、その成果等を広く発信することといたします。


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