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東京への集中を緩和するために官庁と国会を地方のどこかへ。

現地方住で、東京にも住んだ経験がある方も多いかと思います。東京は便利なところで、お金があれば(←これ重要)すごく楽しいところでありました。有名な人が普通に近所に住んでいたり、テレビ局が来たり、イベントがたくさんあったり。若い人も多いし、年寄りも住民のアクティビティが地方よりも高いな、と。人口が多くて自営の人が多い地域だったので、地域活動も盛んでありました。私の住んでいたところは、ですが。地域によってムラはあるかと思います。一方で、居住コストが高いことや、どこへ行くのも混雑、遊ぶのにお金が必要、というデメリットはありました。ちなみに障害のある方は2級の年金だとグループホームで暮らせないとのこと。高くて。年金額全国一律なので仕方がないですが。ちなみに地方ですと何とか暮らせます。

最近、地方の人口減が大きな問題になってきています。地方中核都市や三大都市圏への社会的な移動。そして地方中核都市から三大都市圏へ、大阪、名古屋圏から東京圏へ、それぞれ人口移動があります。戻る人もいますが、大きな流れは止められない感じです。逆に言うと、地方の中核都市は過度の東京圏への人口移動を食い止めている役割も果たしています。札幌、福岡、仙台、広島なんかはそうかと思います。

ちなみにアジアの国は欧州よりこれがより強く出ているようです。世界的な現象ではあるみたいです。理由は割と一般的で、以下のような感じです(chatGPTさん登場)


  1. 経済機会の集中: 首都や大都市はしばしば経済的な中心地であり、多くの仕事やビジネスの機会が存在します。地方に比べて、都市部ではより多くの産業、企業、およびサービス業が集中しています。これにより、若者や専門家など、経済的に成功を求める人々が都市部に移住する動機が高まります。

  2. 教育と文化の施設: 大都市や首都には大学、博物館、劇場などの文化的な施設が集中しています。また、高度な教育機関も多く存在します。これにより、学生や専門家が都市部に移住する傾向があります。

  3. インフラとサービスの整備: 都市部では、交通網、医療施設、公共サービス、およびその他の基本的なインフラがより発展しています。地方よりも生活の質が高いと感じる人々が都市に移住する可能性が高いです。

  4. 社会的ネットワークと多様性: 都市部では、多様な人々との交流が容易であり、異なる文化やバックグラウンドを持つ人々との出会いが豊富です。これは、人々が新しいアイデアや経験を求めて都市に引っ越す一因となります。

  5. 政治的・行政的中心地: 首都はしばしば政治的な中心地でもあります。政府や行政機関、国際機関が集中しているため、政治や行政に関心がある人々が都市部に移住することがあります。

これらの要因が組み合わさり、都市への人口集中が生じます。しかし、この都市化の進行には、地方部の過疎化や地域格差の拡大などの懸念も伴います。


韓国はよりやばいです。ソウル近辺に人口の半分が集まっています。人が集まるから知も集まる、機会も集まる、出会いもあるし、仕事が生まれる。余暇も楽しい。文化活動も盛んとなると、みんな住みたがりますよね。

先日、亡くなられた鳥山明さんが昔おっしゃってました。特に男性の漫画家はほとんど東京に行ってしまうと。彼は地方に残り続けた稀有な方でした。出版社が東京にばかりあるからのようです。ちなみに出版関係が東京に集中しているので、印刷発注すると東京は安かったですね・・。地方の半額くらいでした。女性漫画家は(当時)家庭の事情で地方に残る場合もあったと。

流出のタイミングが2つあって、一つは大学進学、もう一つは就職です。前者は私立大学の3割が首都圏に集まっていて、大規模私学はほとんど都市圏にあります。また、文系割合が高いので、女子学生は首都圏から出ないような感じになります。国立大学は割と全国に分散しているのですが理系割合が高いので男子はそこそこ地方にも残るかもしれない。
就職。女性が就職したいような会社は東京にたくさんありそう。人を相手にする職業が多いとすると、サービス業。本社がたくさんあって、官公庁もあって、文化芸術経済の中心で、大きな工業地帯もある。

一方、地方ですと第一次産業や観光業はどこでも可能性がありますけれど、サービス業は過疎地域ですと厳しい。製造業で、大きなプラントを作るような事業種の場合は、コストが安く、きれいな水があるような地方にできているのもあって、地方に残っているのも多いと。トヨタとかセイコーエプソンとか京セラ、任天堂、製鉄会社系もそう。が、就職するのは男性がまだ多いんですね。働き続けたい女性の居場所が地方になかった、とすると、必然なのかなと。

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官庁や国会とかは人が一番いるところにある必要は必ずしもなくて、全国の適当な空きオフィスにバラバラに移しちゃえばいいじゃないと思っている。あれは実態というよりシステムなので、ちゃんと動けばそれでいいのです。前、三菱重工ビルとか森ビルにある官庁あったじゃん。会計検査院だって神保町にあったしさ。引っ越しは割と簡単にできるんですよ。
おそらく一番コストが低い地方分散の仕方だと思う。適当な施設があれば移れるから。今はネット社会なんで別に集まってる必要もないし。道州制なんてすごい面倒なことをしなくたって、地方にいっぱい国の事務所があるからそんなに困らないよ。何なら10年ごとくらいで移したっていい。伊勢神宮だって式年遷宮してるじゃない。鹿児島に国会があって、根室に経済産業省があって、10年たったら秋田に移るよとか。高知に財務省があるけど来年鳥取に移るとか、全然かまわないと個人的には思うしできると思う。集まりたかったらVRで全然よいぞ。コスト的には地価が安いところがいいですね。

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