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中国のamazonが電子書籍事業を撤退!データ商品の購入リスクとは

 中国のamazonが、2023年6月30日をもってkindleによる電子書籍の販売を停止するとのネット記事を読んだ


え?!
それじゃ、いままで購入した電子書籍はどうなるの?


 調べてみると、kindleストアが停止する2023年6月30日以降は、購入済みの電子書籍はダウンロードできないとのこと

 もちろん、電子書籍を読むためのkindle本体の購入もできないだろう

 スマホなどの端末用リーダーアプリは、アプリストアから削除される


そんな・・・
今まで購入した電子書籍は、今までのように使えなくなるってこと?


 仮にkindle本体に電子書籍が全て入っていたとしても、電子機器はいつかは故障するか、バッテリーの電池切れで充電もできなくなる

 事業を撤退した後も、修理を受け付けてくれるとは思えない

 つまりは、数年後には使えなくなり何も残らなくなるのだ


お金を払って購入したのに、それはないでしょ・・・


 これは中国での話だが、他人事ではないと感じた

 日本でのKindleストアの運営が、ずっと続く保障なんてどこにもないからだ


 電子書籍に限らない

 音楽・動画など、購入後ダウンロード配信できる商品は、全て当てはまると思う

 事業が停止したら、データ商品の保証は終わりなのである

 結局は、企業の都合次第で消費者が振り回されてしまう運命にあるのだ


 そう考えると、モノとして現物が手元に残る買い方の方がよいのかもしれないとも思えてくる

 本であれば紙の本、映画ならBD、音楽ならCDなどのように


なぜ、中国のamazonは電子書籍の事業を撤退したのか?


 それにしても、amazonでさえも事業が停止する事実は驚きだった

 世界的な超大手企業なので、半永久的にサービスは続いていくのだと思っていたからだ


事業を撤退する理由は何なのか?

 調べてみたら、どうやら中国内における電子商取引におけるamazonのシェアは1%未満であり、ほとんどが中国国内のECサイトで占めている

 中国国内の電子商取引におけるシェアの低さが、撤退の理由の一つだと考えられる

 どうやら、中国ではamazonはあまり儲からないらしい

 日本では考えられない話だが、国が変われば事情も異なるようだ


 ちなみに、日本のECモールにおける売上ランキングは、
1位Amazon(売上高:6.8兆円)
2位楽天市場(売上高:5.6兆円)
3位Yahoo!ショッピング(売上高:1.6兆円)
と続き、amazonと楽天が圧倒的に占めている
(参考・関連記事:W2solution

 日本国内ではamazonはシェアが1位であることを考えると、中国のようにkindle事業の撤退は考えにくい

 それでも、絶対にkindleは撤退しないという保障は100%あるわけではない

 なので、お気に入りの商品は手元に残る現物の商品にした方が、心理的にも安心感があるのではないだろうか


時代の流れは常に変化しているので、大きな流れに乗るのが、結局ベターな選択


 しかしながら、よくよく考えてみたら時代によってメディアは常に変化してきた

 音楽であれば、
カセットテープ → CD → データによるダウンロードやサブスク(月額料金制)

 映画であれば、
VHS → DVD → BD → データによるダウンロードやサブスク

 本であれば、
紙 → 電子書籍(データによるダウンロードやサブスク)

 時代によって商品の規格や販売形態が常に変化していること考えると、今現在におけるメジャーな王道な使用方法がもっともベターな選択であるとも言える

 おそらく、これからも進化し続けていくので、特定の規格やサービスが変化せず永久的に続くことはありえない

 お気に入りのものは半永久的に使えるように取っておきたい気持ちもわかるが、時代の流れによる変化には逆らえない

 そうであるなら、メディアとはほどほどの距離感で付き合うのが一番なのだろう

 仏教ではないが、時代の流れによる社会の変化は諸行無常なのだと割り切って、上手に付き合うしかないと思う


僕はどうしているのかというと、

 ブックオフなどで、読みたい本があれば紙の本を購入

 電子書籍は、セールで安く売っていて読みたいものがあれば購入

 紙の本と電子書籍の比率は、5:5くらい

 日本のECサイト1位のamazonは、中国のように電子書籍事業は撤退しないと信じて・・・

 動画のダウンロード購入はやめました

 他のECサイトでの出来事ですが、以前に購入した商品が販売停止による事情により、購入した商品も削除されたからだ

 動画視聴は、サブスクがベター


 音楽については、ダウンロードによるデータ購入をしてもmp3形式なので、事業の停止などといった制約に縛られない

 ダウンロード購入に問題はないので嬉しい


 データ購入は物理的な場所をとらずに便利な反面、再ダウンロード不可だっかり事業が撤退して利用できなくなるリスクもあります

 一方で、現物の商品購入はモノとして手元に残るけれど、場所をとったり再生する規格が古くなって使えなくなるリスクもあります

 自分なりにルールを決めて、最小限のリスクで済むようなメディアとの付き合いをしていきたいですね




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