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全般性不安障害 うつ病 不眠症 治療のためにやってよかったこと⓪ 病院に行く&薬を飲む(前編)

前回の記事では、僕が全般性不安障害やうつ病、不眠症を治すためにやめたことを書きました。

今回の記事からは、僕が治療のためにやって良かったことを書いていきたいと思います。

初回は、全ての基礎だと考えている「病院に行く」「薬を飲む」について書いてみようと思います。

まずは、僕の全般性不安障害やうつ病、不眠症に対する考え方ですが、「完治をめざさない」ということです。

えー、じゃあ、一生苦しいままで良いってこと?と思われた方、それは違います。
僕は発症当初、「完治」つまり、一度症状が出なくなったら一生症状が1ミリも出ない状態を目指していました。

その結果何が起きたか。

少しの心身の変化(落ち込み)に過敏になり、「①再発したらどうしよう」→「②きっと再発する」→「③せっかく良くなったのにもうだめだ」→④実際に再発という最悪の結果を招きました。

でも、「完治」ではなくて、健康な状態を長く維持すること、心身の落ち込みを最小限に抑えることを目標にした今はどうでしょう。

少しの心身の変化を感じる→「①あー、また来た、例のやつね」→「②ちょっと対処しとこう」→「③あ、少し良くなってきた」→「④大丈夫やった」

特に大切なのは①です。再発したらどうしよう?ではなく対処を始めるサインと捉えることで②以降の行動と心理が変化して、最悪の状態を回避できるようになりました。
誰だって体調や精神面が多少落ち込むことはあります。それをどうとらえ行動するかで結果は大きく変わります。
実際、再発に苦しんで、それでも今はどっこい幸せに生きている僕が居るので、この考え方はおすすめです。

前置きが長くなりました。

なぜ、病院に行くのが大切だと考えるか?

それは、やっぱり餅は餅屋だからです。
精神疾患は精神科医や心療内科医がプロです。
大学で6年間病気のことを体系的に学び、日常的に診療を行うことで多くの症例を見ています。もちろん僕の病態は僕だけのもの、あなたの病態はあなただけのものです。
でも、たくさんの症例の中には似た病態の人や、あなたの病態は症例Aと症例Bの複合型かもしれません。
僕たちは自分の体の状態のプロですが、見ている(体験している)症例数は1です。多くの症例を見ている医者に経験値で叶うはずがありません。

また、あなたは自分の病気について6年間体系的で高度な教育を受ける覚悟はありますか?
僕はありません。そんな時間があるなら遊びたいし好きな仕事をしたいし、学ぶにしても違うことに興味があります。
じゃあ、6年間体系的に学んだ専門家であるお医者さんの知識を借りる方が合理的だと僕は思っていますが、皆さんはどうですか?

要するに自分で知識や経験を手に入れるには多大な労力と時間、お金のコストがかかるので、ここはいっちょプロのお医者さんにその手間を背負ってもらいましょう。というのが僕の考え方です。

とは言いつつ、僕も最初は抵抗がありました。

世代でしょうか?「精神科」「心療内科」には漠然と「怖いところ」というイメージはありませんか?
僕はありました。

でも、よく考えてみてください。お腹が痛くなったら内科へ、怪我をしたら外科へ行きませんか?「精神科」や「心療内科」も同じ病院です。

そして、大切なことは、病院に行くのは自分自身だということです。誰かに無理やり連れていかれたり、法律で強制されている訳ではありません。
つまり、「行くことができる」ということは「やめる」ことも「病院を変えることも」自分でできるということです。
行ってみて、合わなければやめればいいのです。行って合わなくても状態が悪くなるわけではありません。でも、もしその病院が合えば良い方向に進めるのです。
ローリスク・ハイリターンではありませんか?

ちなみに、残念ながら人間同士ですのでお医者さんとの相性というのはあります。全くそりが合わないパターンもあります。
実際、僕も最初に行った病院は全く合いませんでした。
その場合は、別の病院を探せばいいのです。

ただ、全てが完璧に合うというのはかなり難しいと思います。なので、「ま、この人なら良いか」と思えたらOKではないでしょうか?
基準は人それぞれでいいと思います。「なんか優しそう」「自信満々に言い切ってくれる」「説明が丁寧」「診察室がおしゃれ」などなど。

大事なのは「この人の言うことなら聞いてみようかな」そう思える小さくていいので信頼できるポイントがあるかどうかだと思っています。

長くなったので今回はこの辺で。次回は薬について書いてみようと思います。

僕はどっこい今日も幸せに生きてます。

だからあなたも

今辛くても大丈夫。必ず良くなる。

今日のところは、ここまで。
最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。

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