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全般性不安障害 うつ病 不眠症 治療のためにやってよかったこと⓪ 病院に行く&薬を飲む(後編)

前回の記事では全般性不安障害、うつ病、不眠症を経験した僕が治療する上で大事だと思っていることの基礎として病院に行くことの重要性について書きました。

今回は治療する上で「薬を飲むこと」の重要性について書いてみたいと思います。

と言っても、僕は医者でもなくど素人の患者です。一つの体験談として参考になれば幸いです。詳しくは必ずプロのお医者さんに聞きましょう。

皆さんは精神疾患の薬についてどんなイメージをお持ちでしょう?
「なんとなく怖い」「やめられなくなる」「飲んだら最後人格が変わる」・・・。
そんなイメージはありませんか?僕はありました。

では、実際にはどうだったか?

「なんとなく怖い」・・・別に味や大きさは他の風邪薬とかと変わらない。
「やめられなくなる」・・・僕はやめられました。
「飲んだら最後人格が変わる」・・・特に人格の変化は感じない。むしろ飲まずに苦しんでいた頃より、よっぽどマシ。

こんな感じでしょうか。

確かに薬によっては、眠くなるものがあったりするようですが(僕は大丈夫でした)それは他の風邪薬などでもあるのではないでしょうか。
また、これも薬によりますが、量を増やしたり減らしたり、無くしたりするのに一定時間かかるものもありますが、絶対にやめられなくなるわけではないようです。

それでも、心配ならぜひプロのお医者さんにとことん質問してみましょう。不安なことは全部話した方が良いと思います。そうすれば、お医者さんが説明してくれたり、別の選択肢を提示してくれたりすると思います。
素人が想像であれこれ考えているより、プロに解決してもらう方が圧倒的に時短になると思います。

僕が薬を飲む上で一番大切なことは「納得して飲む」と言うことだと思います。

「この薬効くんかな?」「危ない薬なんちゃう?」そんなことを思いながら飲んでいても効かないような気がします。
プラシーボ効果と言って本来の薬でないものでも薬と信じて飲むことで実際に効果が出たという話もあるようです。人間は思っているより、「気持ち」の生き物なのかもしれません。つまり、効くと信じて飲めば効くし、効かないと思いながら飲めば効かなくなる、そんな気がします。

実際、僕は最初の病院で出された薬を不安に思いながら飲んで全く効果がありませんでした。
でも、それ以降納得して飲んだ薬は効果を発揮しました。結果今は幸せに生きてます。

じゃあ、どう納得するか。それは素人が勝手なイメージで決めるのではなくてプロであるお医者さんの説明をしっかり聞いて納得すれば良いのです。
前回の記事でも書きましたが、行動を決めるのは自分です。「薬を飲む」のは自分の意思です。別に誰かに強制されて飲むものではありません。信頼できるプロの意見に納得して飲めば良いと思っています。

最後に僕なりの薬との付き合い方について書いておこうと思います。

個人的には薬は無理にやめる必要は無いと思っています。調子が悪ければ飲み続ければ良いし、良くなってきていてもやめるのが不安ならばお医者さんに相談して最適な方法を提案してもらえば良いと思います。

薬を飲みながら幸せな生活を送るか、無理に薬をやめて病気に苦しむか、僕なら絶対的に前者を選びます。

僕はお医者さんに相談してお守り的に「半夏厚朴湯」「六君子湯」という漢方薬と「マイスリー」という睡眠薬を持たせてもらっています。

悪くなりそうな気配を感じたら飲む、良くなってきたらやめる。足りなくなったら受診してお医者さんの判断で薬をもらうことにしています。

実際に飲む機会は減ってきています。むしろ飲まない期間が圧倒的に長いです。
それでもいざとなったら薬があると思えるだけで、心の余裕が違います。
やっぱり人間は「気持ちの生き物」のようです。

ちなみに、僕がもらっている漢方薬は調子が悪くなったら飲んで、良くなったらやめていいというところが気に入っています。

薬によっては効く量まで増やしたり、よくなってやめたりするのに時間がかかるものがあるので注意が必要です。

僕は漢方の飲んだりやめたりの取り回しの良さと効果に納得して飲んでいます。

やっぱり「納得して飲む」という事が大事なんでしょうね。

ということで、漢方薬をお守りに、飲んだりやめたりしながら僕はどっこい今日も幸せに生きてます。

だからあなたも

今辛くても大丈夫。必ず良くなる。

今日のところは、ここまで。
最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。



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