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自動翻訳ツールの進化がすごくて、ライティング不要なレベル。

こんにちは。英会話スクール「ミライズ英会話」を日本と台湾で、語学学校「ミライズ留学(ロックダウンにより休校中)」をフィリピンセブ島で展開しているミライズ株式会社のカズと申します。初めての方は、こちらに自己紹介をまとめてますので、ぜひご覧ください。

英語を使って仕事をする方にとっては必須となった翻訳ツール。これまではずっとGoogle翻訳が圧勝していたのですが、ここ最近は僕はほとんど使わなくなってしまいました。その理由が、「DeepLの登場」です。

DeepL → https://www.deepl.com

DeepLとは?

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ついに自動翻訳の最終形態が出来てしまった気がします。

DeepLは独自のディープラーニングをベースにしたAI(人工知能)システムを開発するドイツ企業が、2017年に公開した機械翻訳システムを社名と同じDeepLと名付けてローンチ。日本語と相互に翻訳できる言語は英語のほか、仏語・独語・西語・中国語など11の言語に渡っていて、サービスの拡充が進んでいます。

僕も初めは周りから推奨されたので、使ってみたのですが、初めて使った瞬間から、「これはいい!」となり、それ以降はほぼDeepL一択で使ってしまうほどの衝撃でした。

Google翻訳 vs DeepL(1回戦)

せっかくなので2大翻訳ツールを勝負させてみたいと思います。例えばこのnoteの冒頭挨拶をそのまま入れると、どうなるか検証してみたいと思います。

【Google翻訳(原文ママ)】
Hello. My name is Kazu from Millise Co., Ltd., which operates an English conversation school "Mirise English Conversation" in Japan and Taiwan, and a language school "Mirise Study Abroad (closed due to lockdown)" in Cebu, Philippines. If you are new to us, please take a look at our self-introduction here.

おー、Google翻訳を久しぶりに使ってみたら、かなり精度上がってる!天下のGoogle様の進化スピードを甘くみてましたが、では、DeepLで同じ文章を翻訳してみます。

【DeepL(原文ママ)
Hello. My name is Kazu, and I'm with MIRAISE Corporation, which operates the English conversation school "MIRAISE Eikaiwa" in Japan and Taiwan, and the language school "MIRAISE Study Abroad" (currently closed due to lockdown) in Cebu, Philippines. If this is your first time here, please take a look at my self-introduction here.

どうでしょうか?翻訳レベルではほぼ互角といったところでしょうか。

一方で個人的にDeep Lがすごいなと思うのが、細かい点なのですが「ミライズ英会話」というスクール名称の「英会話」の部分をGoogle翻訳は「Mirise English Conversation」と訳したのに対して、Deeplは「MIRAISE Eikaiwa」と訳した点です。その直前の「英会話スクール」は「the English conversation school」と訳したのに、文脈によって変化させてるのは驚きの一言です。

英会話スクール「ミライズ英会話」
→the English conversation school "MIRAISE Eikaiwa"

このように、大枠の翻訳力では大差はないと思うのですが、結果としてDeeplが作り上げる翻訳文は、翻訳後の修正をほぼ入れる必要がない程に"自然"である点が萌えポイントなのです。

とはいえ、1回戦は引き分けです。

Google翻訳 vs DeepL(2回戦)

日本語から英語に関しては、大差がなかったのですが、ではこの各自が翻訳した上記の英文を、今度は英語から日本語に翻訳したらどうなるのか。驚きの結果となりました。

【Google翻訳】こんにちは。私の名前は、日本と台湾で英会話学校「Mirise English Conversation」を運営し、フィリピンのセブで語学学校「Mirise Study Abroad(ロックダウンのため閉鎖)」を運営している株式会社ミリセの和です。あなたが私たちに不慣れであるならば、ここで私たちの自己紹介を見てください。

"株式会社ミリセの和です。"!!!

おおおっ、急にどうしたGoogle翻訳!文章の順番が原文とも乖離してきて、ちゃんと読まないと何を言いたいのかが分からない文章にまでレベルが下がってしまいました。

では、我らがDeepLはどうでしょうか。(ドキドキ)

【DeepL】こんにちは。日本と台湾で英会話スクール「MIRAISE英会話」、フィリピン・セブ島で語学学校「MIRAISE留学」(現在はロックダウンのため閉鎖)を運営するミライズ株式会社のカズと申します。初めてご覧になる方は、こちらの自己紹介をご覧ください。

え、原文そのまま??と勘違いする程の翻訳です。

特に「ミライズ株式会社のカズと申します。」の部分に関しては、絶対に原文をカンニングしたよね!?といったレベルで逆に怖いです。。

他の日本語でも比べてみましたが、英語から日本語の翻訳レベルに関しては、DeepLの圧勝だったので、かなり信頼性は高いと思います。

ビジネス利用には注意

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ここまでベタ褒めしてきましたが、さすがに100%の精度ではないので、その点については少々注意が必要です。特にビジネスシーンでの活用は注意が必要かなと思います。

ひとつは「主語」の使い方。日本語はよく主語が曖昧な言語と言われます。例えばお詫びを入れる時の連絡は、誰のミスなのか主語を明言しないと海外のビジネスパートナーに誠意が届かないことも。

メール等で文書を書く際には、個人「I=私」の考えていることなのか、あるいは企業「We=私たち」としての対応なのか、原文を書く時点から明確にするよう意識をしておかないと、そのまま日本語を翻訳に入れてしまうと、主語が曖昧になった状態で先方に送られてしまうので注意しておきましょう。

この度は大変申し訳ございませんでした。
→(DeepL)I am very sorry about this.
(※日本語ではIかWeの区別が付かない)

まとめ

・DeepLは素晴らしい翻訳ツールであることは確定
・その自然な翻訳力はGoogle翻訳よりも上
・信頼できるが、ビジネスシーンでの活用は注意も必要

英語学習者はDeepLを使い過ぎると自分の英語ライティング能力向上の妨げになる可能性もあるので、自作した英作文の答え合わせ程度で使っていくと良いかと思います。

DeepLはこちらから
https://www.deepl.com

最後まで読んでいただきありがとうございます


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