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タスク忘却が重度の発達障害を防ぐための概念。アミューズメント式タスク管理術の全貌を徹底解説

今回は発達障害(ADHD)のOくんが
複数の業務をさばききれず
挙句の果てには上司から

減給の打診まで言い渡された立場から
挽回した方法を解説していきます。


前回の記事を見ていない方は
下記を確認しておくと
今回の内容もすっと入りやすいので
見ておくことをお勧めします。

↑クリックすると見れます

それでは本題に入っていきます。


多くのタスク管理術は
健常者に向けという現実

ほんとにこれにつきるんですよ。

多くのタスク管理術と言われる代物は
とにかく情報が多いんです。

例えば、僕が挫折したノウハウには
下記のようなものがありました。

✅1つのメモにつき、1ページ使う
→そもそもメモなんて持参するのがしんどい。

✅見返した時にわかりやすくする
→どう書いたらいいか分からない。やってもぐちゃぐちゃで醜い

✅付箋を貼る
→張った付箋通りに進められない

…。

というように、さらに細かい
テクニックとかを実践しても
上手くいかなかったんですよ。



というのも、これらの方法って
とにかく普通に仕事ができる人、
でもタスクの管理をもっとうまくしたい

っていう人向けなので

辛いことかもしれませんが
そもそもワーキングメモリのスペックが
低い発達障害には実践できないんです。

というより、実践したタイミングで
何をすべきか混乱することも
珍しくありません。


だからこそ、僕自身も
考えました。

とにかく自分は発達障害と認め
自分にはどういった方法で
タスク忘却ができるかをです。


そして、僕が行き着いたのが
各業務を

なのです。

少し難しい言葉が出ましたが
ここでいう俯瞰というのは
いわゆる全体のタスクを常に把握できてる
状態のことを指します。

僕のタスク管理術というのは
この俯瞰でタスクを把握することに
かなり重きを置いています。



僕も当てはまりますが
発達障害を持っている人の傾向的に

周りが見えなくなりやすい

というのがあります。

実際、1つのタスクに入ると
周りのタスクを蹴散らし
とにかくそれに依存してしまうのです。


いわゆるポッとでのタスクが
順番に並んでいるタスクの列に
堂々と割り込む。

そして、挙句の果てに
並んでいるタスクを
蹴とばしていくイメージです。

簡単に言えばアミューズメントパークで
1人が列を抜かしまくって状態が
乗る順番を崩しまくっている状況が
タスク管理でも起きているわけなんですよ。



発達障害というのは、
このタスクの割り込まれる事象が
非常に多いのです。

だからこそ、発達障害の人は
とにかく全体のタスクを1つの列に並べ
それを順番に完了の道のりまで
案内していく必要があるのです。

そして、私が採用しているタスク管理術は
とにかく俯瞰的に見て
タスクの

・漏れなく
・順番通り

に案内するのをフルコミットしているのです。

だからこそ、発達障害の人でも
結果、やる順序が見える。

そして、全体を把握できているからこそ
タスクの忘却も防げるのです。




アミューズメントパークから学ぶ
俯瞰的タスクを管理する方法

基本的にOくんに伝えた
タスク管理術はアミューズメントパークで
人気アトラクションの長蛇の列をさばく
スタッフと似ています。

いわゆる

になります。

そして、これらの並ぶ列、
いわゆる各タスクの長蛇の列は
ざっくり3ステップでさばけると僕は考えています。

(※僕は実際、アミューズメントで
働いたことはありません。

働いたことある人が
ここが違うというのはご了承ください。

あくまでも利用している目線で
勝手に分析しタスク術に活かしている感じです。)

では、その3ステップは
具体的にどんな手順なのか?

ステップごとに概略を
解説していきます。



ステップ1

まずは、タスクを把握する段階です。

いわゆるタスクを俯瞰的に見る
ステップになります。

アミューズメントパークに例えれば
アトラクションに乗ってもらうために
並んでもらう役割になります。

まず現在抱えている、
タスクをとにかく並ばせて
視覚化して全部を見るんです。



どれだけタスクが並んでいるのかを
常に視覚化し意識できる状態にするのです。

で、実際のタスクを管理する際は
メモツールなどを使用し
とにかく書いていきます。

ここでの目的は、あくまでもタスクを
列に並ばせ、俯瞰できるようにすること。


そして、俯瞰して列を把握した後は
実際に、その列のタスク達を
どの様に並ばせるかと思います。

次のステップではそのタスクを
どの様にしてアトラクションに
載せていくのかを見ていく段階になります。

実際に、タスクを進めるうえで
大切になる段階なので
ぜひ読みこんでください。



ステップ2

アトラクションに並ぶ人達は
当然ながら、2人で並ぶ人もいますし
3人、はたまた1人の人もいるわけです。

つまり、タスクでも
どういった具体的な作業の塊なのか
把握していかないといけません。

これをタスク管理でいえば、
そのタスクにかかる
工数を把握しているわけです。

そして、アトラクションには
1度に乗れる制限がありますよね。


いわゆる、乗れる制限というのは
あなたが実行できるキャパシティです。

つまりメモしたタスクで実行する内容を
把握していく段階になります。


もちろん、実際にタスクを実行する際は
その各実行する項目も
書いていってください。



ステップ3

タスクの列化
列化したタスクの細分化

すれば、あとはタスクを
実行するのみになります。

実際、ここまで行くと
各タスクとそれに対する
やらなければいけない内容が
見えてきます。

だからこそ、
あとはアトラクションにタスクを載せて
さばいていくのみになります。




タスクの優先順位について…
緊急タスクの対処法

ただ、ここで問題になってくるのが
タスクの優先度です。

基本的には順番通りにしていけば
そこまでコロコロと順番が変わることはありません。

そして、万が一、順番を入れ替えないとダメな場合
というのも仕事ではつきものです。


この時の概念イメージもアトラクションで
訪れた人をさばいていくスタッフで例えられます。

いわゆるアトラクションで
乗れる人数が合わないという部分から
入れ替える作業というのが起こります。

つまり

順番前後失礼します。
〇名のお客様からご案内します。

という状況です。

そして、さらに優先度の高い
タスクに関しては
ファストパスの概念を使用します。

緊急度の高いタスクは
いわゆるファストパスを持った
お客さまなんですよね。

つまり、仕事でいえば
他のタスクよりも優先するべき
タスクになるのです。

この感覚をもてば実質、
仕事の優先順位を迷うことはありません。

つまり、この段階でメモした
すべきタスクの優先順位を
変えればいいだけなのです。




単純なタスク管理術が
発達障害には向いてる

実際、この方法はサラッと言えば
かなり単純です。

というのも、やっていることは
全体のタスクを俯瞰で把握。

そして、各タスクのやることを
細分化し、実行するだけだからです。

もちろん、細分化した後も
常に列を把握しておいてください。


発達障害の人というは実際に
これくらいやることをシンプルにしないと
タスクを管理できないのです。

そして、無理に頑張ろうとしても
忘却などで痛い目に合うだけです。


発達障害のタスク忘却は
俯瞰の視点が抜けている人が多い

特に多くの人は俯瞰の視点が
抜けています。

いわゆる、全体を把握する意識です。

ここさへ押さえておけば
細分化さえすれば
タスクの忘却が起こる可能性が
グッと下がります。


実際、僕自身も
就労継続支援のスタッフとして
多くの発達障害の人と接していましたが
この視点がどこかのタイミングで
見失ったりしています。



そして、抜け落ちた状態で
その場のタスクに取り掛かり
他のやらないといけないタスクの
忘却が起こっていくのです。

実際、俯瞰的な視点で
常にタスクの列を意識してもらう
ことにより、

少なくても僕が支援させてもらっている
発達障害の人はかなりのタスク忘却が
減ったりしています。

基本的に、シンプルにするからこそ
特別なスキルなどもいりません。

この概念を使って
上手くタスク管理をしていけば
可能になります。



さらに具体的な実例を見たい方は…。
ちょっとした宣伝

とはいうものの、
概念は知ってシンプルなのは分かったけど

「実際にどうメモしていくの?」

「俯瞰的に見るための概念って
実際どうすればいいねん!」

っていう人も
中にはいるかもしれません。


そんな人は、今回僕が作成した
noteをぜひ見てください。

今回のnoteは僕がリリースしている
noteの一部をかみ砕いて説明したにすぎません。

ちなみにnoteは下記になります。

実際、概念はシンプルです。

でも、

節々にこだわらないといけない
部分だったりがあります。

僕自身もこの概念を知っても
具体的にどういった管理をするかを
見つけ出すまでに
かなりの時間を要しました。
(5万円の減給をくらったくらい)


だからこそ、個人的には
僕のタスク管理術に興味がある人は
手に取って読んでみてください。


教材はこちら↓

一応、有料設定にはしていますので
余裕のある人は見てください。

もちろん、無料部分でも
かなりぶっこんだ内容を
入れているので
そこだけでもかなり参考になるかと思います。

それでは今回は以上になります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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