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障がいに苦しみながら障がい者を支援するスタッフをしている男の自己紹介

「お前が出した損失出しすぎてげろ吐いた」
「いや、何度言えばわかるの?もう疲れたわ」
「何言ってるかわからないんだがwww」
「身の丈に合った仕事選びな」
「先輩に任すと仕事が増える」

いきなり叱責から始めましたが
これは僕が職場で

・先輩
・同僚
・後輩

から水を浴びるかのように
言われた言葉になります。



その当時は僕も頑張ってるのに
「なぜそんなことを言ってくるのか?」
と疑問に思いつつも

業界では給料が1.5倍くらい
良いということもあり
割り切っていました。

ただ、そんな疑いも
一気に冷める出来事が起きたんですよね。

それも僕が

『なぜ社内で周りから
冷たい言葉を浴びていたのか?』

という問題が一気にわかる出来事です。




自分がADHDだとわかった瞬間

それはとにかく、
冷静に思いかえせば防げるミスを
とにかく僕はミスしていたんですよね。

例えば、社内の書類などを
作成する業務で
とにかく誤字を連発する。

1つ修正すれば、とにかく
同じパターンの誤字の
別部分を見逃す。

そして、その1つの修正点の指摘を受け
修正すると他の部分の
レイアウトがおかしくなることに
気づかずに再度指摘を受ける。

これを5回くらい繰り返したんです。


その時はなぜ終わらないのかと
パニック状態にもなりましたし
注意を受けすぎて

やっと修正し
その見直しをしてくれる上司に
確認をお願いする時も

🔷申し訳ない
🔷もうミスりたくない
🔷叱責されたくない
🔷この業務を終わりたい

などの感情という子供たちが頭の中を駆け巡り
そして、やがては胸に降りてきて
心臓を無邪気に締め付けられ
それをひたすら耐える苦しい感覚を経験しました。。

3回目あたりからは

「確認をお願いします」

という簡単なセリフさえも
声が上手く出せず小さくなり
上手く舌も回らず

「か、か確認をお願いします...。」

とかなり弱弱しい声で
お願いしていました。

ただ、

そんな苦しい気持ちもありつつ
ふつふつと僕の中にある考えが
思い浮かんできました。



「さすがにミスが続きすぎるしおかしい…」

こう思ったんですよ。

普通の人ならこんなにミスはしない。

まして、わりかし責任感は持って
仕事ができるという
プライドもありました。

そして、タイトル回収にもなりますが
僕の職業って就労継続支援事業所の
スタッフなんですよね。

だからこそ、

・鬱病などの精神障害
・身体でハンデキャップがある
・発達障害を持っている人

をこれでもかと
見てきたんですよね。

そして、僕が真っ先にその出来事で
脳裏に描写されたのが
ADHDの利用者がケアレスをミスをして
中々仕事が終わらない出来事です。

僕は思いました。

これって、あの人と同じ症状なんじゃね?
と。

そして、そこからは
とにかく僕は

「自分がADHDかもしれない」

と仮定し原因を調べまくりました。



ネットでは

「ADHD 特徴」
「ADHD どんな症状」

と調べまくり、
そのホームページで出来る
ADHDの簡易検査に行きつきました。

そこからはとにかく
色んなメンタルクリニックがHPで載せてる
簡易的な診断を実施しました。

そして、その結果は
10回くらいしましたが
9回くらいの結果は

「ADHDの疑いがあり」

でした。



そして、僕自身もここまで受けたのなら
ちょっとメンタルクリニックに行ってみようか
と決心がついたんですよね。

そして、いざメンタルクリニックの

✅不注意が多い
✅何度も仕事のミスをする
✅仕事のミスをして自暴自棄になる

などの質問を答えまくり、
メンタルクリニックの先生から

ADHDは持っていて、
ASDも疑いありですかね

と告げられました。

(まだ、結果になったという検査は
別になるのですが長くなるので割愛)

その時の僕はある意味、
プラスな方向に割り切っていて
まるで結末を知っている
アニメを見ているように

「あー、やっぱりな」

という感じでした。

それよりもむしろ、
利用者さんから

「障害年金をもらえる条件はどうなの?」

なんてことも聞いていました。


というのも、その時の僕は
無理に仕事を頑張って
疲弊する位なら

障害年金と気ままなバイト生活して
今のストレスからは解放した方がいい
という安直な期待があったからです。

ただ、障害年金に
詳しい利用者さんに聞いた結果、
その利用者さん曰く、

「発達障害はおそらく手帳も3級(一番低い)し、
貰える額も知れてると思いますよ。

よくあるんですが、それに頼りすぎると
最悪障がい者なのに貧乏になるから
貰うの狙うなら鬱とかで
まずは2級をもらった方がいい。」

といわれ期待はサラッと散りました。

そんなこともあり、
僕は晴れて軽度のADHDと
グレーのASDが判明したのです。




とはいうものの自分がADHDと認められないジレンマ

というのも利用者さんに対して
障害を持っている自分が

業務のサポートや指導をするのは良いのか?
そもそも、支援する立場であるのか?

と。


さらにいえば、僕自身も
別に仕事内容は嫌いではないですが
事業所のスタッフとして働くに対しては
欲は思っていません。

むしろ、僕の中では

  • キャリア形成に期待を持てない

  • 相場より高い給料だが凄い高いわけでない

  • 10年後先も働いてるビジョンがない

とわりかしマイナスな印象も
もっていたからです。



そもそも就労継続支援の定義としては
A型なら一般就労を。

そして、B型ならA型を目指す
という国が定めた定義もあります。

正直、僕が務めてる就労継続支援は
その地域の知っている人からすれば

「スタッフも利用者もブラック」

という噂がたつほどのレベルで
かなりイメージが悪いです。

ただ、利用者でもそれなりの結果を出せば
時給もアップもします。

僕が見た中では、
月30万円で雇用契約を
している方もいました。

そして、やる気すやスキルがない人は
居場所を失いやすい職場なんですよ。



結構、僕自身もドライな性格ですし、
そういったルールも嫌いではありません。

ただ、就労継続支援の定義にのっとれば

「僕は働いても良いのか?」

という問いに対して
とにかく悩みまくりました。



一応、上司からとかも
メンタルクリニックの件を伝えると

「あー、やっぱり(障害)入っていたんだね」

というセリフをもらい、
仕事の振り方なども調整してもらいました。

ただ、それでも僕のモヤモヤは消えず
続けるべきかどうか?

そして、もし辞めても
僕は生活ができるのか?

というように迷っていました。

そして、ある晩、
久しぶりに弟と飲みに行ったときに
まさかの僕の霧がかった問いが
一気に晴れる言葉をもらったんです。

実際、僕は弟とはかなり仲が良く
毎週末、飲みに行ったり、
仕事の話をお互いにしたりと

良く行く居酒屋の店長からも

「かずやん弟と仲すごくいいね」

なんて言われたりしました。

まあ、いわゆる
お互いが何も気にせず意見を言い合える
ありがたい関係なのです。

で、その弟からステレートの直球で
言われた言葉が僕のミットをすり抜け
それこそ心臓にぶち当たるくらいの
衝撃を与えたのです。




弟から言われた言葉とは?

その一言とは

別に生活のために働いているしいんじゃね?
それに利用者がごねたときも
僕も障害ですがって言えるじゃんwww

文章にすると何気ない言葉です。

ただ、完全にADHDの特性上で
視点が抜け落ちていたことに
僕は気づいたのです。

まさに不注意、
ワーキングメモリの小ささにより
この視点が抜けており
ネガティブ思考が先行していたのでした。



まあ、お酒ありきの会話だったので
その後、テンションがぶちあがり、
アルコールが進んだのは致し方ないですが。

その翌日から二日酔いになり
頭が針に刺されたような痛みと
胃が空っぽなのにくる吐き気などと戦いながら
「人」というカテゴリーをとにかく勉強しはじめました。

というよりも、そこを理解しないと
僕自身が周りから受入らえれない。

もっと具体的に言うと、
会社では存在意義がなくなり
周りから陰口でコソコソと

「この人なんで会社にいるの?」
「給料泥棒なだけで役に立たない」

とか言われたり、
僕も必死に頑張ろうとするが

結果、そのミスが改善されず
会社内で自分の存在意義を残すための
努力が水の泡になると思ったからです。

そして、例え転職したとしても
再び同じ用な問題を繰り返すだろうなと…

ちなみに知識を蓄えたジャンルは
下記になります。

脳科学
✅心理学
✅人間行動学
哲学(主にアリストテレス)
✅ストーリーテリング
✅メタ認知
✅政治学

・・・

ところどころ馴染みのないのも
あるかもしれません。

もちろん、ADHDだからメモをするとか
話の会話についても勉強しました。

ただ、それって僕からすれば
正直、小手先であって
何も解決されている気がしなかったんです。




発達障害がQOLを上げながら生き残るために導きだした結論

QOL(クオリティオブライフ):ひとりひとりの人生の内容の質社会的にみた生活の質』のことを指し、ある人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、ということを尺度としてとらえる概念

ウィキペディア

そして、僕が1日数時間と
本などを読み勉強をする。

そして、発達障害の利用者さんとも
どういった生活を送るべきかを話しながら
行き着いた結論、

それこそが

自分の出し方

なのです。



自分の出し方とはいわゆる、
「周りに足並みを合わさせる」
という一種の図々しさです。

例えば、僕がスタッフとして
働いている事業所の利用者さんでも
能力の良し悪しはあります。

僕の在籍している事業所では
画像編集ソフトを使う業務が
あるんですが、

その編集ソフトを扱う
スキルレベルが当然、
利用者によっても違うわけです。

ただ、編集ソフトのスキルレベルが同じ
かつ、同じ発達障害を持っている方も中にはいて
周りからの評価が違うんです。

何なら、スキルレベルが低い利用者の方が
評価が高い現象すら起きることも
珍しくありません。

そして、何なら僕もスキルレベルが
低いほうに考課表では
評価を高くつけることもありました。



もちろん、どちらも会話が
通じないとかではありません。

むしろ、会話は普通にできます。

恐らく、よく質問で言われるような

・オウム返し
・結論から話す
・簡潔に話す
・話を聞くときはうなずく
・メモをする

など、基本的なコミュニケーション能力でいえば
スペックは同じです。

ただ、それでも完全に評価が違ったのです。



その差とは、特定のコミュニティで
どの様に自分をアピールするかの違いなのです。

今後の時代ですが
この自分の出し方で
周りの評価に顕著に現れます。

そして、その兆しというのは
ありとあらゆる場面ですでに表れてます。

例えば身近なSNSでもそうです。

Youtubeでは特定の動画に
入れるメンバーシップや
生放送などもそうですね。

まさにこれはアピール力が
試される場でもあります。

LINEとかでも、今では
匿名でグループを組める
オープンチャットという機能も
存在するようになりました。

こういった特定のコミュニティで
自分を出していくのが
求められる機会が増えました。

自分を出せない人、
または自分の出し方が下手な人
は孤立する時代に突入してきたのです。



ただ、人によっては
「そんな自分を出すことなんてできない」
という難しさも感じるでしょう。

結論から言えば、
あえて自分を出さないというのもアリです。

ただ、自分出さないということは
無難を目指すことなので
周りとは表面的な会話を続け、
迎合するムーブをとらないといけません。

自分を出さないということは
周りには何も思われない
無害な存在になるということだからです。

もちろん、この生き方も間違ってはいません。

社会人であれば
周りに合わせる力も重要ですし、
それなりにストレスのない
無難な生活を送ることもできるから。

ただ、この無難でストレスのない生活。



発達障害の当事者でもある僕は
思うことがあります。

果たして発達障害の人が
周りと迎合することができるのかと?



実際、多くの発達障害で悩むのが

ケアレスミス
計画なさ

などが有名です。

定型の人であれば
発達障害と比べて言うまでもなく
少ないです。

そして、周りと合わせるということは
それらのレベルも周りと
合わせないというけないということ。



さらに、それ以上に辛いのが
人間関係です。

例えば、過度にイエスマンになったり
コミュニケーションに齟齬が生まれたり。

自分を出そうとしなくても
出てしまうのが発達障害の性なのです。

周りと迎合するのも
決して間違いではありません。

ただ、発達障害という
他の方と脳内レベルで違う場合
この方法は悪手になるとしか言えないのです。



ただ、反対に言えば
発達障害の人も上手く自分をアピールできれば
限りなく周りと生きやすくなるということ。

僕の場合でしたら
上司からは

「ケアレスミスをしやすい。
会話も齟齬が生まれやすい人だ。
少し丁寧に指示しよう。」

「ミスりやすい人だし
ちょっと丁寧に確認し
指摘してあげるか」

など、ただ注意を受けるにしても
こういった前提を上手く伝えているので
ミスしたときも貰える内容が
変わってくるんですよね。


極端に言えば、
自分さへ周りから受け入れられてれば
多少のミスは許されるのです。

これは1~2歳児が机を汚しながら
ご飯を食べていて怒られない現象と同じ。

基本的に1~2歳児が
机を汚しながら食べる行為に対して
怒る人はほとんどいないと思います。
(一部DVとかは除いて)

この事象って周りからすれば

「子供は上手く食べれないから」

という無意識化において
そのイメージがついているからです。

そして、しいて言えば子供のほうも
綺麗に食べれない自分を出し、
周りに受け入れられている
ということになります。

いわゆる、僕らも上手く自分を出して
良い感じに都合の良い人になりましょうよ
という提案なのです。




発達障害の人に空気を読むというのは酷な話

発達障害の人は基本的に
足並みを合わすことができません。

そもそもADHDならワーキングメモリが狭く
会話の主語なども穴の開いたバケツに
水を注がごとく主語が漏れます。

ASDも興味の対象が限定的になる性質ゆえ
会話をすることができません。

そもそも無理に合わせようとすると
それだけでメンタルに負担をかけ
鬱病などを合わせ持っている人は
ダウンする傾向もあります。

実際、事業所でも
発達障害のみという人は少ないです。



むしろ、下記の流れのように

発達障害ゆえに仕事がこなせない

周りから叱責を受ける
or
自暴自棄になる

鬱病など診断される

合わせて発達障害と
診断される

というように、
そもそも相手に合わせるというのは
無理ゲーなんですよ。

そして、僕もこうして文章にしないと
ADHDがゆえ主語が抜けたりして
聞き手に

「どうゆうこと?」

と聞き返されることが多発します。

そして、ワーキングメモリがないゆえに
合わせようとしても
ミスが連発して上手くこなせないのです。




自分が出せるようになるとめちゃ人生楽になる

自分という色を
上手く周りに出せるようになると
あなたはストレスから解放されます。

むしろ、あなたの特性を持っているからこそ

「○○さんは独特で面白い」
「考え方がおもしろい」
「○○さんの意見を聞きたい」

など、あなたという世界観を
肯定してくれる人がついてきてくれる
のです。


もちろん、その現実を達成するまでには
嫌われていた人から、
さらに嫌われたりします。

僕も無理に状況を
合わせてた時から知っている人からは
僕のアピールが鼻にかかったらしく

「調子に乗るな」

と嫌われる事件もありました。

わりかし、出勤前は胃が痛くなることも
日常茶飯事でした。

他にも事業所の入り口に立つと
走った後みたいに脈を打つような
動機を感じることもありました。


ただ、それでも結局は

「下手に合わせようとしても
無理だし自分には合わない」

と割り切り
必死に耐え自分を出すことに
フォーカスしました。


すると、徐々にですが、

・HP管理
・シフト作成
・利用者とのコミュニケーション
・利用者のタスク管理
・名刺作成
・資料作成

…。

というマルチタスクの山が

・シフト作成
・利用者とのコミュニケーション
・利用者のタスク管理

となってきたのです。

当然、やることが減少すれば
私の少ないワーキングメモリでも
こなせるようになります。

そして、無難に仕事をこなせるわけですから
周りの不満も減っていきます。

また、集中しやすくなるからこそ
ケアレスミスも減っていったんですよね。

それが今の僕の現状にもなります。




今後の発信内容と伝えていきたいこと

で、僕がこういった経験から
今後、

発達障害のQOLを上げるライフハック

そして、それを元に
発達障害でも会社で無難に生き残る方法

をメインに上げていこうかなと思います。

そして、その中でも初めのほうは

・仕事術
・自分の出し方

などをまずは出していこうと思います。


恐らくなんですが、
発達障害の人の悩みなどの
ヒアリングした経験に関しては

僕の就労継続支援事業所で
働いていることから
X界隈ではぴか一だと思います。

正直、このコンテンツを書くまでに
色々な発達障害のnoteもリサーチがてら
見てみました。

ただ、ぶっちゃけ、
内容が薄すぎるのが僕の感想です。

というか、
これを実践できる人なんているの?

というのが素直な感想です。


多くの発達障害関連のnoteは
ネットの寄せ集めの情報を
あたかも、それっぽく装飾して書いているだけです。

実際、僕も実践などをしてみましたが
継続はおろか、実践したことにより
余計に上手くいかないことも。

または、その場は乗り越えても
長期的には無理だったり。



僕のこれからする発進内容は
それなりに難しいことも伝える
内容も書くかもしれません。

なので、「発達障害+鬱の併発」
でダウンしている方には
あまりお勧めできないときもあります。

ただ、下記のような状況か、

グレーゾーンの発達障害の方
一般企業で働いている発達障害の方
発達障害と上手く向き合い

で頑張っている人には
損はさせないノウハウを共有していきます。



第一ステップの目指すところ

まずは、プラスなフローラル漂う
あなたが輝く生活よりも
まずはストレスのない生活を
目指しましょう。

結局のところ、まずは
マイナスをフラットにしない事には
常にメンタルが疲弊し
努力する気力すらも削られるからです。


今後はそういったプラスになる発信もするので
ぜひ読んでみてください。

また、新しい情報に関しては
僕が運用している
Xでも随時更新しています。

ぜひフォローしておいてください。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

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