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Day214 運命の恋をかなえるスタンダール

2024/2/20  Tue
今日、一週遅れの授業公開です。

ボクの大好きな著者
水野敬也さん。

「夢をかなえるゾウ」からの大ファンです。

“夢をかなえるゾウ“シリーズは読破していたのですが、
それ以外の作品はあまり知らず
月日だけが流れていましたが、
久しぶりに水野さんの著作を読みました。

『運命を恋をかなえるスタンダール』です。

フランスの名著

「恋愛論」

がベースの一冊。

恋愛論?もう結婚しているから必要ないかなぁ〜
なんて思いながら読み進めていったのですが

電車の中での読書中
周りに人がたくさんいる中で

プッ

と思わず吹き出してしまい
周りの人から変な視線を浴びてしまいました。

(この作品では“プッ“と吹き出す場面多々あります)

めちゃくちゃ面白い。

夢をかなえるゾウにでてくる
ガネーシャ的存在が出てくるのです。
(お好きな人にはこれで伝わるはず)

冴えいない三十路の女性。
過去のある経験から人とのつながりに恐怖を覚え
メンタルクリニックに通う主人公。

容姿、性格ともに
コンプレックスをもち、人とのつながりを絶った生活

唯一彼女の救いは“読書“だった。

図書館司書の仕事をする中で
とある男性に心を惹かれる。

それは、まるで彼女が恋焦がれる
名作「レ・ミゼラブル」のマリウスみたいな人

マリウスを思っていると
突然、突然書籍から スタンダールが現れる
という設定。

さすが水野先生。

めちゃくちゃ調べられています。
この研究量は半端ない。

一つの作品を仕上げるために
ここまで調べ上げか!というほどの
情報量をぶっ込んできます。

しかも
おもしろ・おかしく!

だから
笑える。

だから
どんどん読みたくなる。

一気に読み込んでしまいました。

冴えない女性が
どんどん自分に自信をつけていく。

けれど
なかなか上手くいかないのが人生。
そこには向かい合わないといけない壁がある。

・いじめ
・嫉妬
・軽蔑
・思い込み
・我慢

一つ一つが

誰にでも起こっている現実

そう。
言い換えると自分と重なるところがあるのです。

そんな時、スタンダールが教えてくれます。
“Volez“ ヴォレ! と。(フランス語:飛ぶ)
これまでの自分から一歩踏み出す!

飛べ!と。

読みながら
自分が
自分の心が成長していく一冊なのです。

さらに水野先生は伏線を用意しています。

なぜスタンダールが書籍から出てきたのか。
彼女の辛い過去がひっくり返される
後半5%のページに読む速度が上がります。

全ての伏線を回収していく
水野先生。

カッコ良すぎるぜ!

人生はギャップ!
普段ふざけた姿を見せる水野先生
しかし、そこには計算された振る舞いがあるのです。

かつて、
ボクは水野先生に直接会って
話を聞いたことがあります。

夢をかなえる方法が気になる方は↑からどうぞ。

スタンダールの最初の教え
“絶望は幸福への伏線である“

辛いことも実は
幸せの下準備なんだとボクは感じました。

“辛い“ことに
あと“一つ“付け足すことで
続けることで
“幸せ“になるのだと

スタンダールはボクに教えてくれました。

今日もボクは Volez します。

【教訓】
Volez! Volez! Volez!

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