そこまでがんばらなくても会社役員になる方法⑦ スキル編
えー2日ぶりです。
今回は「そこまでがんばらなくても会社役員になる方法」シリーズの第7弾!
それも、スキル編!
そもそも役員になるためには、どんな能力があることが望ましいの?
そんな疑問に、わたくしが独断と偏見でお答えしましょう!w
その1 ゼネラリストのスペシャリスト
はっきり言います!
20代で創業間もないベンチャーを成長させて役員になるためには、
「ゼネラリストのスペシャリスト」を目指してください。
これが今日の答えです。
税理士とか法律家などの志業などは、専門的スキルで社外取締役などの役員になれるかもしれませんが、そういうの無い人がこの記事を見てると思ってますw
特に大学の文系卒の資格なし、スキルなしの君は!
(これは、6年前の僕への言葉ですよ。)
創業間もないベンチャーでは、どんなプロジェクトも
基本0→1から始まるし、1→10も全部やらないといけない。
今の会社に入った時に、「営業して欲しい」と言われたので、
プロジェクトのキックオフMTGで、そもそも商品がないことがわかりました。顧客リストも無いし、営業のかなり前工程からやることになりました。紆余曲折あって営業フェーズまでプロジェクトを進めたものの、
その後の顧客フォローやさらなる拡大のためのWEBマーケや
HPなどのPRツール制作のディレクションなど始めての業務だらけでした。
そんな経験があったから、いろんな業務の流れがわかるようになりました。その後のプロジェクトでも何とな〜く大きな失敗もなく、それなりに成果を上げることができました。
そして、今役員になって、いろんな方に仕事を振る時に思うのは、
専門的なスキルしか無い人材へは仕事を振りずらい・・・ということです。
基本、顧客への提案は標準化していても、客によっては、カスタマイズの提案になります。その度に僕が動くことは中々できないので、「企画→サービス開発→PR→営業→サービス実施」の一連の業務を実施できる人材に仕事が集まります。
仕事が集まると言うのは、社内で信頼されている証拠。
そうなると役員までも近い!
だから、「器用貧乏」と悩んでいるあなた!
安心してください!求められていますよ!
そんなあなたにおすすめの会社の見つけ方はこちら!
そんな中でも、「ゼネラリストのスペシャリスト」になるための僕がやってきたこと書いてます!(だぶん、参考になると思いますw)
・事業の企画はガチ極めせずにコンセプト段階で仕事を振っていく
・丸投げしてみる(パートナー企業や社内リソースの制限を外して最高のパフォーマンスをしてもらうために、やったらダメなことだけ握って、あとは完全に丸投げしてみる)
・インプットを高速化(本は最終手段、動画やWEBで大筋を理解してから、本が必要ならピックアップしてみる)
・社外にチームを作る(社内リソースでは絶対に回らない、だから分野毎に頼れるパートナーを作り、馬鹿になっていろいろ聞きまくる!)
その2 イタコ式仕事術
イタコって何?
こんな感じです!シャーマンです。
では本題!
クオリティの低い仕事ってなんですか?
それは客の要望に応えていない仕事ですよね。
どんな仕事も誰かからの要望で何かの価値を提供するってことですよね。
ITサービスで業務効率化するのも、資料をホッチキス留めするのも、
誰かの要望に対しての仕事ですよね!
だから、成果を決めるのはお客さん(サービス対象者・上司・部下などなど)
正解はお客さんが持っているんです!
要望に応えて、成果と認識してもらうためにも、お客さんを憑依させる!
顧客視点?相手の立場にたつ?
甘い!甘い!
顧客や上司を憑依させてください!w
例えば、資料やメール、成果品の確認をする時に、ものまねする。口調を真似して自分の成果品を見てみる、すると客観的、プラス、本当の意味で顧客目線で判断できる。
僕は、お客さんの喋り方を真似しながら、こんな感じで憑依させていましたw
パターン1
僕(客を憑依)「P.12ですが、庁内の他部書に説明する際に、案内文の雛形などありますか?」
僕「今は無いので、準備させていただきます!」
そして、その案内文の雛形を準備
パターン2
僕(上司を憑依)「この表現って社内で言っているだけで、お客さんわかりずらいよね?(この指摘をよくする上司でした)」
自分「確かに!一般的な表現に直します!」
表現を一般的な表現にし、提案時にはお客さんの?を失くすことができた。
こんな感じで、要望を出したお客さんになりきって、自分の成果物を指摘してみてください!マジで客観的になるし、お客さんが気付いていないお客さん自身のニーズにも対応できます。
客を憑依させる!これが最強の顧客視点!
その3 危機管理能力を磨く
ミスるやつは出世しない。
このシリーズでも口酸っぱく言ってきました。
たまにホームラン打つ人よりも、
毎回塁に出るそんな人材へは仕事が集まりやすい。
そうなると、めちゃくちゃ仕事が集まります。
ミスする確率が非常に高くなります。
顧客へのサービスや成果物、プロジェクトや事業の最低ライン(落第点)を明確にします。そのハードルをなるべく早めに超えて、それをお客さんと共有し安心してもらう。プラスアルファのサービス提供はその後!
よく、
より良いサービスにするために何度もプロジェクトや成果品の方向性を変えたりしますが、多くの案件抱えているとクレームの温床となります。
しかし、クオリティは上げたい!
だから、最低限のラインを超えた状況で、じっくり期限までに成果物をブラッシュしたり、さらなる成果を上げるために動く。
この順番が重要です。
まずは、お客さんからの落第点を超えてください!
その4 感情を理解する姿勢を持つ
仕事を感情でやるなんて、プロじゃない。
僕もそう思うし、そうであるべきだと思います。
でも、全員が全員、仕事だからと言って感情を殺して仕事をできますか?
僕もできない時もあるし、同じ仕事なら感情がノッている方が成果が出る。
だから自分の感受性を磨き、お客さんや上司、部下の頭の中を覗き、好きな言葉やナイスなタイミングに適切な相談や提案を行う。
部下や上司、仲良くなったお客さんの家庭的な状況も雑談から知っておくとモチベーションの度合いや置かれている状況も理解できるので、仕事を依頼するタイミングも明確になる。
はっきり言って、会社の人やお客さんのプライベートなんで、
マジでどーでもいいと思います。(現に僕もそうかも)
僕は、プライベートがうまくいっていない部下に対して、難易度の高い仕事は振らないようにしています。また、うまくいっている部下には、その人にとって比較的難しい仕事を与えたりして、調整しています。
部下のモチベーションの見分け方は、この記事の「その4」見てみてください!
プライベート以外でも、その人のやりたいことや目指してること、コンプレックスを分析し、うまく活用できると人を動かしやすくなります。
実は、こういった相手の状況を推し量るのは、日本人の強みですし。
ビジネスの世界では、論理的思考力やクリティカルシンキングや思考法などが優遇されていますが、論理じゃ人は動くが納得しない。感情を握ると論理が破綻してても、なぜか納得する。
結局人は感情で動く!
その5 利害関係者を理解
ステークホルダーと書くと、無機質な感じがするので、
利害関係者という言葉を使います。
特に地方関連の仕事は、意思決定者が複数いて、その方々が仲悪いとかなんとかかんとか。。。でも、間に立っている〇〇さんに話をすると、なぜかコトが進む。こんなコトがめちゃくちゃあります。
だから、僕はお客さんや関係者のメリットを明確にして、どのメリットが薄くなると誰が離れていくのか、またどんなメリットが付加すると、〇〇さんを誘えるかを明確にします。
その後、うまく懐に入り、褒めたり、熱い思いを語りながら、メリットを伝える。あとは、しっかりフォローする。
人間なんて所詮、利害の塊ですよ。
社会を良くしたいって言ってる人も、所詮、そう言っている自分に酔っているだけだと僕は思っています。(あくまで個人的な意見ですよ!)
そういった奥底にある思いをくすぐる!そして、うまく成果を出す!
人間なんて所詮、利害の塊
僕はそんな人の醜さがとても愛おしく、美しく感じますね笑
その6 かわいがられる力
僕は、目上の方からすると、めちゃ生意気だったと思います。
でも仕事の関係者からは、だぶん、おそらく、maybe嫌われてないし、
比較的ベテランの方や経営層に近い人には、好意的に接していただけます。
このかわいがられるってことに関して、僕自身、非常に苦手意識があります。
本当に周囲の方に甘えてばかりですが、僕なりにやっていることを紹介します。
・最強の相槌(へぇ!そうなんですね!?すげぇなぁ(小声)!そして、下を頷いて、話を噛み締めている感を出しながら無言の頷き、これ最強です)
・オススメを聞いて、次のネタにする(おすすめは興味なければ概要を調べて次会った時にいろいろ質問してみる。興味があればとことん!)
・所作は常に下手(エレベーターや会食時の所作で相手を敬う)
・シーンを褒める
・飲み会や商談では、会うだけでメリットがあったことを伝える
僕もそうですが、成果をあげだすと、調子に乗ってぶっきらぼうになったり、とっつきづらい雰囲気を醸し出してしまいます。
ですが、せめて役員になって実権を握るまではこの力を活用しまくったほうがいいし、逆に役員になった方がこの力は必要です!
偉いのにいつも腰低い人はこの辺がよくわかってると思います。
人にかわいがられて動かす方が楽に仕事が進むし、より大きな成果を上げられる。
成果で周囲を平伏させるというのもできますが、
自分と同じ立場や、より強大な力を持った人を僕みたいな若者が動かすには、しっかりかわいがられることも重要です。
まとめ
若者が若い時期に役員を目指してより大きな仕事や社会へのインパクトを出すためには、
ゼネラリストのスペシャリストを目指す!
成果を決めるのはいつも、お客さん(顧客、上司、部下)なので、
成果品の提出や事業の進捗などを伝える際には、常にイタコみたいに
お客さんを憑依させて、自分の成果物や成果を見てみる
仕事は落第点を明確にして、まずはそれを超えて、プラスアルファの提案や顧客の意表をつく提案はその後!
人は感情や利害で動く、ロジックじゃねぇよ
若者なら若者の特権でかわいがられてうまく目上の人の力を活用して成果をあげよう!
今日は、スキル編でした!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
このシリーズの他の内容はこちら!
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