”動的平衡”の一部サマリーと感想
福岡伸一, 動的平衡, 木楽舎, 2009年.
体内時計の仕組み
人間は歳を取ると新陳代謝速度が緩やかになるため、体内時計も徐々にゆっくり回るようになります。これは、「完全に外界から遮断されて自己の体内時計だけに頼って「一年」を計ったとすれば、三歳の時計よりも、三十歳の時計のほうがゆっくりとしか回らず(中略)三十歳の体内時計がカウントする一年のほうが長い」ということを意味しており、私達が歳を重ねるごとに月日の流れを早く感じるのはこのためだそうです。「自分の生命の回転速度」