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NY留学90’Sストーリーその1

皆さん、こんにちは。今回90年代初期にイギリスを旅行した時の思い出を書かせていただきました。その後僕はNYに留学する事になります。なぜ?そして留学した時の経験などを今回はゆっくりと書かせていただこうかと思います。まずなぜ留学しようと決意したのか?なぜ日本を脱出しようと思ったのか?という事に触れる必要があります。これはすこし長い前触れになりますが、そこを理解して頂くとその後の僕の行動が腑に落ちると思うので、出来る限り手短かにお話しておこうと思います。

僕は山口県出身で高校卒業後すぐに東京に上京します。カッコいいロックバンドを組んで一旗揚げる為です。僕は当時ギタリストだったのでかっこいいボーカリストを探していました。男、女限らずです。そして四国から出てきた24歳の金髪の男性ボーカリスト新開さんと出会います。僕はまだ18です。そこで暑い夏に二人でアイスコーヒーを飲みながら新しいバンドの骨格が出来ていきます。「おいところでフジモト(僕の苗字)お前仕事あんのか?」「いやまだ探してもいない。バンドが先だから。」「オレが働いてる原宿の婦人服工場、紹介したろか?」「マジ?お願いします。」という事で仕事もゲット。最初は順風満帆という感じで物事が進んでいるように見ました。東京の暮らしも満喫しました。イギリス旅行も経験しました。しかし何かが足りないと感じ始めていた。日本のロックなんでメジャーリーグからしたら2軍、3軍のレベル。若い内に1軍の世界でチャレンジするべきなんじゃないか?という気持ちが高まっている時でした。

以前、書いた様に下北沢のジオスの英会話のクラスは続けていました。そんなある日、留学セミナーというものがジオスで開催される事に。しかし参加者はとても少ない。仲の良かった受付の女性が、「ねえカズ君、別に興味なくてもいいからさあ、セミナーに参加してくれない?」と頼まれ、仕方なく桜として参加。そこから人生は思わぬ方向へ!(続く)

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