
「自らの意思で世界を切り開く人を増やす」次世代経営者候補向け研修を、一緒に育ててくれる人を募集!
株式会社風と土とは島根県隠岐諸島のひとつである、海士(あま)町にあります。コンビニも映画館もない辺境の島には、人口2,300人が住み、うち約2割が移住者です。地元の人、移住者関係なく、お互いに想いを語り、挑戦する風土があるからこそ、地方創生の先進地と呼ばれるようになりました。
そんな海士町で、普段は都会の企業で働く次世代リーダーたちを集め、"SHIMA-NAGASHI"という研修を実施しています。今回はその"SHIMA-NAGASHI”の人材育成事業を一緒に育ててくれる方を募集します。
離島の小さなベンチャー、風と土と とは?
株式会社風と土とは、SHIMA-NAGASHIなどの企業研修を行う人材育成事業のほかに、出版事業(海士の風)・地域づくり事業を行っています。
メンバーは8名という小さな会社ですが、島外の株主や事業アドバイザーの力を借りながら事業を進めています。


「風と土ととはどんな会社なのか?」という質問に、代表の阿部はこのように話します。

社名は、風の人(外の人)と土の人(中の人)が、ともに風土という目に見えない価値を生み出していくことで、地域や組織の未来を創っていけるように想いを込めました。「風か土か」でなく「風と土と」なので、例えば営利と非営利、個人と組織、地元と移住者、都会と田舎などの二項対立を創らない世界観で次の社会を模索し続ける。安易な答えを出さず、矛盾を抱えたまま高い次元へ統合していくプロジェクトを行う会社でありたいです。ビジョン型の組織では、具体的な目標達成(やること・Doing)を掲げますが、風と土とはバリュー型として、ご縁やつながりを大切に育み、その中で新たな事業が生まれていく。「風と土と」という価値観(あり方・Being)を持ちづつけ、新しい風を吹かせ、豊かな土壌を育んでいきます。
ひとりの想いから組織は変わる、次世代リーダー研修SHIMA-NAGASHIとは?
風と土とでは、企業研修を創業時より15年間に渡り実施しており、これまでトヨタ自動車、Google、サントリー、スターバックス、NTT、イオン、三菱重工、日立製作所など、約60団体2,000人以上が研修に参加しています。
SHIMA-NAGASHIは、より社会にインパクトある研修をつくろうと、2021年よりプロジェクトを開始。主には民間の企業人を対象に複数社混合型で実施していますが、官公庁の次世代リーダーも含めた官民混合型も行っています。
SHIMA-NAGASHIとは、都会で働く企業人が、海士町の豊かな自然や島の未来へ挑戦する島民に触れる中で、頭・心・体への刺激を五感で感じ、感じたことを考え、気づきを参加者や島民と語り合うことで、腹落ちした自身のビジョンを言語化し、組織のビジョンにつなげるリーダーシップ研修です。

プログラムの監修は『世界標準の経営理論』(ダイヤモンド社)の著者であり、早稲田大学ビジネススクール教授・入山章栄さん。プログラム設計や当日のファシリテーションを共に行うプログラムディレクターは、元ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス人事総本部長であり株式会社YeeY共同創業者/代表取締役の島田由香さんです。

入山さんは「今の日本企業に足りていないのは、組織のビジョンと個人のビジョンを接続させた経営だ」と言います。「なぜこの会社で働くのか?」「この会社を通じてどんな未来や社会をつくっていきたいのか?」。そうした個人のビジョンと組織のビジョンを繋げ、自身の腹落ちした言葉で語ることで周囲の心を動かし、巻き込んでいける力は、予測不能で正解のない時代において、チームで未来を創っていくリーダーに求められる大切な素養であると考えています。
※より詳しい入山さんによるSHIMA-NAGASHIの解説動画をこちらからご覧いただけます。

SHIMA-NAGASHI実施の背景にある想いを、阿部はこのように語ります。
背景には、以前働いていたトヨタ時代に感じた「競争社会の先に誰が幸せになるのか?」という疑問があります。風と土とが目指しているのは、縦の権力的な競争関係からではなく、横のフラットな共創関係から生まれる社会のイノベーションです。SHIMA-NAGASHIでは、一人ひとりの内なる想いを持ち寄り、参加者やスタッフなど周囲の共感が生まれると、励まし合いながらゴールに向かって走れる仲間になります。肩を組んで「こういう社会を創るためにビジネスを一緒にやろう!」と社会に働きかけ、実践していく人を増やしていきたいです。
仕事内容について
今回募集する方には、SHIMA-NAGASHIを一緒に育て、数年内には人材育成事業のリーダーを担って頂きたいと考えています。
■ 具体的な業務
SHIMA-NAGASHIのプログラム企画・運営
・プログラム設計・開発
・プログラム運営(当日のファシリテーション含め)
・風と土とらしい収益モデルの構築
これまで2年間、28社の企業・組織の方々にご参加いただき、多くの仲間と共にSHIMA-NAGASHIプログラムの仮説・検証を繰り返して言語化を進めてきました。(プログラム概要はこちら)
おかげさまで好評を得ていますが、次なるステップは持続可能な収益モデルをつくること。関係性の広がりも大切ですが、私たちはそれ以上に関係性の深さを大事にしています。「浅く広く」ではなく「狭く深く耕すことで結果広がる」。そんな経済性と社会インパクト、一人勝ちするのではなく関わる人全員が笑顔になるモデルを一緒につくる仲間をお待ちしています。
代表・阿部からメッセージ!
最後に、阿部より今回応募してくださる方へのメッセージです。
今回の仕事を担ってくれる方には、僕たちがSHIMA-NAGASHIを通じて目指す姿に共感できる、動機があると嬉しいです。SHIMA-NAGASHIでは「自分は何者で、なぜ働くのか、この会社を通じて何がしたいのか」を参加者に投げかけますが、同時に僕たちもその問いを自分に問い、悩みながら実践をしています。
答えのない中で探求し続け、自分たちでつくっていく仕事なので、自身と仕事に想いの重なりがあるかはとても重要です。僕たちも今回応募してくださる方の想いに共感し、巻き込まれながら、チームとして一緒にやっていきたいと思っています。
今回の募集に関してご興味をお持ちの方や詳しい募集要項が知りたい方、ご質問のある方は、以下の問い合わせフォームより、ご連絡ください。個別メールやオンラインなどでお話をさせていただきます。
■ 説明会日程
3月23日(木)オンラインにて、会社説明会を実施いたします。まずはどんなことをしている会社なのか知りたい方、代表や会社メンバーの話を聞いてみたい方、風と土とにご興味をお持ちの方など、お気軽にお越しください。
皆さまとお会いできることを楽しみにしております。
・説明会日時 3月23日(木)20:00~21:30
・以下の採用お問い合わせフォームより参加申し込みをお送りください。
■ 採用お問い合わせフォーム
こちらよりお気軽にお問い合わせください。
担当:三重野・萩原
■ 風と土とについてさらに知りたい方はこちら
・株式会社風と土と
※SHIMA-NAGASHI以外の研修レポートなどもご覧いただけます
・SHIMA-NAGASHI
・海士の風(出版事業)
■ 海士町について知りたい方はこちら
・海士町公式note
・海士コミュニティチャンネル(YouTube)
・ないものはない
※海士町のスローガン「ないものはない」についてのwebサイトです。「ないものはない」は暮らしでも仕事でも大切にしている価値観です。
■ その他
■ 移住について(メディア記事)
・海士町への移住で「都会の選択肢」をあきらめたら、迷いが減って人生の仲間が増えた──風と土と | サイボウズ式 (cybozu.co.jp)
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