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体を温める香り

今日はMedical Aroma 風の道を運営しております。訪問看護師ゆきわです。

京都でも年末、年始と雪が降り寒い日が続いています。それに伴い抹消の血液循環も悪くなっています。体内が冷えると、浮腫みが出たり、気力が出なかったり、血圧が上がったりと体に良いことは一つもありません。

服を重ねるだけでは足りず、暖かい部屋の中にいても、指先や足先は冷えてしまいます。

子供の頃は冬でも手に汗をかき暑い暑いと言っていたのに、あれは幻…。とさえ思う時があります。

体を中からしっかりと温めて、この冬も乗り切りたいですね。

訪問看護ではバイクでご利用者さんの家に訪問するのですが、あまりの寒さにレギンス1枚、ズボン2枚、インナー1枚、スクラブ1枚、ダウン2枚を来ています。スノーブーツを履き、スキー用の手袋をしますが、どんどん体は冷えていきます。

カイロをお腹と背中に貼り。ポケットにもカイロを忍ばせますが、指先は氷のように冷たいのです。
困りました。これでは仕事になりません。看護師の手は暖かくないと施術ができません。冷たい手で触ると相手の血圧が上がり正しく測定できません。浮腫を改善する為のドレナージも心地よさを提供出来ません。

手を擦り合わせても暖まらない。困ったな…と思っている毎日です。

さて、体を温める…と考えた時に1番に思いつくのは生姜です。中から体を温めてくれる優秀な野菜。

寒い冬は生姜をたっぷりすりおろして、硬めにとろみをつけた出汁に生姜をまぜて、おうどんにかける。

ちゅるちゅる、ずるずるおうどんを啜って、生姜の成分を体内に巡らせます。

出汁が効いたお汁に生姜のスパイシーな香りがたまりません。

食べ終わる頃にはお椀の熱さで指が温まり、胃から生姜の成分が吸収され、抹消が温まり少し汗が出るほどかもしれません。

食べる生姜は辛味が強いですが、精油の生姜は少し香りの質が違います。

生産地にもよりますが、生姜の精油は甘く、太い香りがします。生姜らしさはありますが、イメージと異なる不思議な精油です。

しかし精油になると言うことは、成分がぎゅっと凝縮されると言うこと。刺激は強めです。

顔につけたりすることはお勧めできません。
なので、お風呂に1滴入れてみたり、ハンドクリームに1滴入れてみるときっと体を温める力を貸してくれるはずです。

精油は日本ではとても高価です。そして、アロマオイルと書かれていたり、天然の香料じゃないものが添加されていたりと素人の頃は手を出す事が躊躇われました。

何が本物で、何が偽物かもわからないからです。もし、アロマに興味を持ち、生活に取り入れたいと思ったなら、嗅ぎ慣れた精油から購入することをオススメします。例えば、スイートオレンジや、グレープフルーツ、柑橘系の香りは、胞油量が多いので精油として数が取れます。その為、化学香料を添加されると言うケースは少ないと思います。

スイートオレンジとジンジャーの組み合わせは冬の香りです。どちらも血液循環を上げ、体を芯から温めてくれます。そして嗅ぎ慣れた香りはきっとあなたを癒してくれるでしょう。


寒い冬でも楽しみ方は無限大。今年もたくさんの香りを体験して、より深く香りの世界を楽しみたいですね。


Medical Aroma風の道では、クラフト教室も開いていく予定です。

乾燥による湿疹や、痒み、痛みは保湿する事で改善される事が多いです。心地よいと感じる香りを自分でブレンドして、世界に一つだけの手作りハンドクリーム作ってみませんか。

2022年も生活の質をアロマとともに上げて参ります。

https://kazenomiti.base.shop

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