せいてはことをしそんじる
2020年12月1日夕方
私はものすごく焦っていた。
この日、私は人生で初めてシナリオを応募しようと思っていた。
中学校の時、私を支えてえてくれた一本のドラマがあって、そのドラマの脚本家が審査員をやるシナリオのコンペがあるのを見つけて、それに向けて脚本を書きはじめた。
その募集を見つけたのは半年前だった。それから、たまに忘れては思い出して書いたり、また忘れては思い出して書いたりを繰り返していた。一人でコツコツ書くと言うよりは、一人でコソコソ書いているという感じだった。
人生